登山口→35五合目→10分岐→20天狗の森→20九合目→10山頂→60竜頭ノ滝→13登山口
このところ恒例になった山登り、今日は先週登った星山に続いている櫃ヶ山(標高954メートル)に登った今朝7時に出発、14時20分倉敷着 そして今14時40分この記事を自宅のパソコンに打ち込んでいる
道は分かり易く、登山道と記載した立て札があちこち立ててあり、安心して登れる 5合目まで35分 木立の中、歩き易い道をゆく ガイドにはいきなり登りになる登山道と書いてあったので、相当急勾配かと勝手に思っていたが、特に急ではない 竹やぶを抜ける道があるが、大きな竹の木がスクット立っており気持ちが良い 5合目を過ぎると木立がなくなり、眺望がきく それだけ直射日光の日射しもきびしい 目的とする山が全面に見えるのでファイトがわく
登りが若干厳しくなる 足元に蕨が芽を出していた、結構沢山生えている 8月の蕨狩りを行う すぐ一握りとれた こんな時期に蕨狩りが出来るとは思ってもいなかった
しばらくすると分岐点にくる(5合目から10分)右手をゆくと原生林と書いてある 直進すると一山登って櫃ヶ山への近道のようだ ガイドには右手にゆく道を記載してあったので右手をとる
直線の道にどんな楽しみが待っていたか分からないが、右手の道はものすごく良かった すぐ原生林の木立の中に道は入り、暑さから遮られ、木立の爽やかな涼しさを満喫できた 道はなだらかでありルンルン気分である これまでの暑さをすっかり忘れてしまう
15〜20分すると「天狗の森」と書いた場所に着く 「天狗の森」は樹齢200年を越える原生林で大きな杉やクヌギなど美しい大樹を見る事が出来る 大樹の下は苔が生えており、静けさを与えてくれる 思わず写真を何枚も撮った そこで百合を見つけた(名前が分からないので写真に撮る)
カーンカーンという音が聞こえる、何だろうと思って進むと、村の人が一人道に倒れている木を切り、道の整備をしていた そのオジサンとの会話
道の整備ですか どうもご苦労様です 櫃ヶ山はこれを行けばよいのですか?
そうです 来てみたら木が倒れていたので どこから来なすった
久納からです
それはご苦労さん
他のルートもあるのですか?
ここまで、車で来れる と言っても軽四か四駆でないと無理だろうが
<ガイドブックにはそうした事が書いてありませんでした>
天狗のお社を作るので、取り付き道路を作った 八合目だからもう少しだ
ああそうですか どうもいろいろありがとうございました 失礼します
気をつけてゆきなさい結構急な勾配に取り付く 原生林の林が涼と美しさを与えてくれる
5分位行ったところで オジサンの連れ合いか比較的年のいったオバサンが降りてくる オバサンとの会話
こんにちは、櫃ヶ山までゆかれたのですか?
いえ、この先の天狗様のお社に行ってきました しばらく行っていなかたものですから
お社はどちらにあるのですか?
この先に行くと立て札があり、左にゆくとお社です
あ、そうですか それでは立ち寄ってみましょう
気をつけてゆきなんしゃい(正確かどうか?)
頼りなさそうに見えたのか、私が進むのを追いかけるようについてきて、ほらその先を左ですよ と 本当にご親切な事でしたガイドブックを見ると「天狗の森」はかって出征兵士の無事帰還の守り神として深く信仰された。 今では地域振興のシンボルとして秋に行われる登山行事に県の内外を問わず多くの人が参加し・・・と書いてある
どういう思いを持ちながら、天狗様のお社をお参りに行っていたのだろうか?知っていればもう少し話しようがあったのにと残念に思う 明日は原爆投下50年にあたる
天狗様のお社は岩を背に、こじんまりと祭られていた そこにゆく道は結構いろいろな木や花があって楽しませてくれた
(下山してから登山道入り口に10月15日 登山祭りを行う9時に集合 当日
参加歓迎 とした記載があった)少し寄り道したが、それなりの楽しみがあった、急な勾配を登ってゆき合流点に 櫃ヶ山が更に近くなる 登ってから1時間25分9合目に もう目前である 櫃ヶ山の岩場が良く見える 急勾配がつづく 10分で頂上に 頂上まで1時間35分(登山道入り口には登り2時間と書いてあるからそこそこのペース)
頂上には中年のペアーが 今日は大山はかすんであまり見えませんなとの話良く見ると大山の山容がおぼろに見える
先週登った星山が美しい曲線を見せてくれる 登った事があると一段と愛着がわく
下山はガイドブックに従い竜頭ノ滝のルートをとる 尾根伝いにゆくと星山にゆけるしかし、そのルートの道らしい道はついていない ガイドブックに書いてあるように手入れがされていない
下山道は急勾配 滑りやすい足元なので一歩一歩足を踏みしめカニの横這いのようにして降りる 降りる事約30分 杉林に入る わりと歩き易くなる、杉の木をささえにしながら降りてゆく あと少しというところで ステーーン眼の前に襲ってくる虫を追い払おうとした途端バランスをくづして滑ってしまった 柔らかい土で怪我はなかったが、カメラが作動しなくなってしまった(虫がシャッターに挟まったか?)大損害 これから修理に出す
そこから数メートルで渓流にかかる 汚れを洗って 渓流の涼を楽しんで再出発 その後の道はなだらかな傾斜となり歩き易い 渓流が側を流れている 道が渓流と交差する都度、流に手を突っ込み 手拭いを濡らす 濡れた手拭いで顔を洗ったり、あちこちを拭う 全身汗でぐっしょり 首の後ろを濡らすと気持ちが良い事を発見
竜頭(りゅうず)の滝を見物 写真が撮れないのが残念 廻りを見る眼も少し違ってくる気がする(カメラを持っていると何か良い被写体がないかまじめに見ている) 滝まで丁度1時間 滝から駐車場まで13分 合計73分(頂上の案内に下山80分と書いてあった 渓流で遊び過ぎたか?)
先週の経験からルート180号経由313は避け、ルート429経由とした旭町から県道ルート30にのり、落合でルート313に合流する旭町から道が狭くなるが旭川の渓流の景観が美しい、目的地の久納まで約40Kmが旭川沿いの道である 県道ルート30は桜の時期は特に美しい
山の緑が川面に映り、なんともいえぬ深い味を出して深山の景観を味わせてくれるかと思えば 滔々とした流れが芦の緑と山の緑そして青空と共に新たな感動を与えてくれる 勝山の町並み沿いの景観も昔ながらの家並みとマッチしこれもすばらしい
勝山からルート181と分かれて約14Kmのところに久納の町があり、櫃ヶ山登山口とした比較的大きな看板が左手に出ているのでわかりやすい 車はその登山口の近くに駐車出来る
そうそう、昼食はいつものとおり”つるや”の高菜のおにぎり 登山口にはトイレが無いので、つるやを利用するなり、勝山の民芸館を利用するなりして早めに済ます事が肝要
登山口にはもう一台乗用車が駐車し、登山の準備をしていた 中年のカップル話をしていたら星山にもゆきたいとの事だったので、先週行った事等、情報提供神戸ナンバーの車だった