駐車場→60舟木山→20後山山頂→15舟木山→35駒の尾山→35分岐→40駐車場(数字は所要時間:分)
後山(うしろやま)は、岡山県と兵庫県にまたがる岡山県の最高峰(1345m)である。氷ノ山後山那岐山国定公園の一部をなし、中国自然歩道のルートでもある。(ガイドブックより)
好天続きの今日この頃、紅葉が気になり、休みになるのが待ち遠しかった。山は紅葉が始まり、充分堪能させてくれた、氷ノ山で撮りこぼしたジンジソウにも出会う事が出来た。登山ルートを舟木山→後山→舟木山→駒ノ尾山→下山と一巡するか 駒ノ尾山→舟木山→下山と同じ道を往復するか迷ったが、一巡するには、道がわかりずらく、また、後山キャンプ場駐車場まで戻るには相当歩行距離があるので後者のルートで、舟木山を拠点にし、それぞれ往復するルートとした。
駐車場から見上げた山は色付いている、登山口にゆく道路脇にはツルリンドウが咲いており、これから出会える紅葉や花に期待が高まる。
登山口はすぐわかる、早速杉木立の中の急な登りである、木立を抜けたところに橙色の顔なじみになったフシグロセンノウの歓迎の挨拶を受けた、こちらを向き並んで、挨拶をしてくれた、いつも良く出会う黄色のアキノキリンソウや白色のシロヨメナに、アザミやセリの花にも出会う、これらの花も結構種類があるらしい、写真が出来たとき、再確認しよう、セリの白い花は一つ一つは小さな花であるが、集合体として清楚な美しさを与えてくれる。
道は整備されているとは言え結構急勾配、20分もゆかないうちに汗がしたたり落ちる。渓流沿いの道であり、渓流の景観も楽しめるし、花も結構豊富である。渓流沿いの道が終わりになった地点だと思うがジンジソウを見つけた。人の字に見えるからジンジソウと言うらしい、氷ノ山登山で見つけて、花びらが幾つか落ちてしまったのだと思い、写真を撮り損なったので、気になっていた。
こぶしの木であろうか黄色に紅葉している木、モミジの赤、など紅葉がきれいで青空に映えて、最大の歓迎をしてくれる。自然の大きな変化にただ驚くばかりである。舟木山(1334m)まで60分(110分)ガイドブックと随分時間が違う。
舟木山から後山までは稜線をゆく、ブナの老木が木の持つ不思議な美しさを見せてくれる、また、山肌が紅葉しており、その美しさも堪能出来る。稜線上の道は落ち葉のクッション、まだこれからもっと積もりそうであるが、それでも心地良い、地面は土でこれも、弾力性があり、山歩きの楽しみの一つである。
舟木山から後山は20分(30分)。山頂は余り広くない、眺望はきき、氷ノ山が見える、大山はあっちの方と山頂にいる人が話しているのを聞く、大阪から来たとか10名程度食事をしながら、わいわいやっていた。適当な場所が無いので小休憩の後、戻る
後山から舟木山15分(30分)、舟木山で昼食をとり、駒ノ尾山へ。同じ様な稜線上の道、ネナマガリダケが背丈以上あり、眺望がきかない、地面の感触を楽しみながら、歩みにスピードをあげる。舟木山から駒ノ尾山(1281m)まで35分(50分)。
駒ノ尾山に来ると眺望がきき、景観を楽しむ事が出来る。今登って来た後山も大きく見える。うれしかったのは、ツルリンドウの出迎えである、山頂にひとかたまりとなり美しく咲いている、透き通ったブルーの美しさは、一服の清涼剤に相当する。赤い実がなっているのも見つけた、何の実かとよく見るとツルリンドウのツルに付いている、花の本にその写真が掲載されていた、一つの花が一つの真っ赤な実を付ける、かわいらしいものだ。
稜線上で青い実を見つけた、通りすがりの人に聞くとサワフタギと教えてくれた、花の本によると5〜6月に白い花を咲かす、冴えた瑠璃色の実が秋の日に映るのが印象的・・・と紹介されていた。
山頂で中年の二人連れ、話していると、倉敷からと、毎週のように、岡山の山に行っている由、星山や毛無山と話がはづむ、朝6時に出発したとか(私は7時20分)。またの機会をと話して別れる。
駒ノ尾山から舟木山に戻り、35分(50分)、登ってきた道を下る こぶし?の紅葉を堪能し、ジンジソウにも挨拶し下山、40分(70分)。
後山は国道429が兵庫県に入る手前に位置する。地図を調べていたら、国道179の美作江見から大原に抜ける県道5号があり、ガイドブックによるとバスが走っているようなので、そのルートを選択する。国道2号バイパスから、ドイツの森を抜け美作に入り、国道179をとり、上記の県道5号で大原までゆき、国道429にのる。全体に走り易いルートであった。
国道2号バイパスで、事故車があり、通過に10分余り要したが大きな渋滞もなく目的地に。美作の手前のつるやで例のおにぎりを購入、国道179から県道5号は吉野川沿いの道で、川の流れを右や左に楽しみながら走れる。ところどころ、自然のままの川岸に出会うとうれしくなる。護岸工事で、災害に対する対応が進んできたものの、人工のものは、うるおいがなく、何か落ち着かない、皆さんはどうだろうか?今日はF1開催の日、英田町を走り抜けたが、警備の人が出ており、サーキット場方面は立ち入り禁止にしていた、特に混雑なし。県道5号に入ると、宮本武蔵生誕の地まであと○○Kmの表示やこぶしの里後山と書いた標識が目に付く、そうか、大原は武蔵の生誕の地か! とやっと大原町と宮本武蔵がつながる。宮本武蔵駅と記載した駅名表示があった、智頭線の駅名か? 帰りにでも立ち寄ろうと考え進む。
後山に来ると、大きな看板が目に付いた、ガイドブックにはそこを入ってゆくと記載したおり、進んだが、行き止まり、スポーツセンターらしい、少し先に行き左手にとる道に進むと工事中で行き止まり、枝道を行き(すれ違い出来ない程の道)、標識を見つける事が出来て、やっと目的地の後山キャンプ場駐車場に。
どうも道を取り違えたらしい、帰りに確認したら、左折した場所よりもう少し先に進むと比較的大きな道で左方向に案内が出ていた、また2Kmほど先に大型農道が完備しており、そこから左に道をとると、更に分かり易い。キャンプ場まで、道幅も広く(交互1車線)良い道が出来ている。細い道に入らず、標識を見つけて進めば良い。 駐車場は整備されており相当数の駐車が可能、また、トイレの案内も出ていた。