花見山



標高 1188m    難易度 ☆     登り45分 下り45分   鳥取県
倉敷からの距離   103Km        登頂日 ’95/11/12   ガイドブック   F

ロッジ→25リフト終点→20山頂→20リフト終点→25ロッジ

登山
 花見山は標高1188mで岡山県第11番目にランクされる高峰との由。倉敷男声合唱団組曲高梁川を聞き、高梁川の源流が花見山と聞き、何時か訪ねたいと思っていました。

 ロッジの人に登山ルートを訪ね、ロッジの所に駐車し、道なりに登ってゆけば良いと聞き、スタートする ロッジの横にはグラススキー場があり、若者はグラススキーを楽しみに来ているらしい、中高年グループはどうも山登りらしい。

 道は舗装され、工事が進められている 結構登りが急であるが、快調なピッチで進む 暫く進むとスキー場に、スキー場は地面をネットで覆っており、少しでも雪が積もればスキーが出来るよう整備されている。約25分(30)でリフト終点に着く そこから花見山山頂への遊歩道(登山道とは書いていない)が出来ている 紅葉を楽しみながら、遊歩道を行く 時期が時期だけに、花はほとんどない、散り際のマツムシソウやリンドウを見つける事が出来たが、枯れた草々が目に付く時期を選べば花にも出会えそうである。

 途中雪があった、大山で初冠雪があった事を聞いていたが、花見山も、雪が降った形跡があり、日の当たらない斜面は残雪が一面に残っている。

 山頂まで20分(50) カラ松やブナの紅葉、ススキが秋らしさを強調する。山頂の休憩所にて昼食をとり下山

 下山は同じ道を戻るリフト終点まで20分(40)、ロッジまで25分(20):( )内はガイドブックの数字だが大分異なる

 ロッジの周辺は紅葉が大変美しい、身軽になって写真撮影を楽しむ。

 土地の人らしい方に出会った、高梁川の源流について聞く
 花見山は高梁川の源流と聞いて来たのですが、源流はどこにあるのですか?
 こちらは鳥取県側で、こちらではありません 良くは知りませんが180号をゆき千屋の先と聞いています との事



アプローチ
 国道180号をとり、高梁川沿いに上ってゆく。今日は高梁川の源流を探ろうと思った山行きであり、高梁川がいつもより気になる。 高梁市手前にあるやじきたで昼食のおにぎりを購入したが、車を出ると相当冷えている 高梁市に入ると先日の大山行きと同様、ガスが立ちこめてきた。岡山県北部は濃霧注意報が発令されているとラジオが天気予報を伝える。新見市内を抜ける時、外気温度2℃との情報が出ていた、これは山は相当冷え込むと覚悟しながら車を走らす、ガスはますます濃くなる。

 新見から180号を先に進むのは実に久しぶりだ、昔は大山にゆくには、良くここを走ったものだと思いながら、道をとる。昔はこのルートに入ると、車線も狭くなり、山岳ドライブであったが、何の事はない、素晴らしい道が出来ており、昔の面影が全く無い。所々に側道がある、どうもそれが昔の180号らしい、懐かしさを味わいながら進む。

 千屋ダムの工事が進められていた、これも昔の風情を大きく変えている。昨日倉敷市立美術館で「アートと街と人々」との演題で安斎重男(写真家)氏の話があり、古いものと新しいものとのバランスが大切というキーワードを話していたが、全く、効率化、便利さなどの理由で、どんどんと懐かしいものが失われてゆく。倉敷の地でもそうした、懐かしいものが失われる、それだけ、この地にながくいた事かと、時間の過ぎゆく速さにも驚くばかりである。

 新見を過ぎると、ガスが消え、真っ青な空が覗く 周辺の山々はきれいに装いをこらしている、どのような景色に出会えるのかこれからが楽しみである。

 大きな問題もなく、180号から花見山スキー場と記載してある道を左に曲がり、(道路標識が小さいので注意)そこから約5Kmで、スキー場ロッジに着く。