矢筈山


標高 756m    難易度 ☆     登り50分 下り50分 車道55分  岡山県
倉敷からの距離   108Km        登頂日 ’96/07/13   ガイドブック   F

車9:55−10:00若宮神社−10:35馬場跡−10:45山頂10:50−11:40千磐神社−12:35車

登山
 津山の近くの山 矢筈山(やはずやま)(756m)天狗寺山(てんぐうぎさん)(832m)の二つの山に登った。因美線に乗り鳥取を訪ねた時に、津山を過ぎてから車窓に飛び込んでくるこれらの山々に登ってみたいと思っていた。 今日は岡山で35℃を記録した由であるが 津山も30℃を越えていた事と思う 汗が良く出た、用意した麦茶2gも飲んでしまった。 帰宅して測定した体重も62.6Kgと最低記録(食事後は2Kg増加)。

 因美線の美作河井駅に矢筈山城祉登山口と記載した大きな看板が立っており気になっていた。登山口の入口が結構草が生い茂っており、これは〜と思わせる点が問題であるが そのほんの一部を除き、登山道は整備されており おすすめのコースである。

 心配しながら道を進むと 何の事はない ほんの少しの道のりだけが草ぼうぼうであった。若宮神社(10:00)と記載した表示板の方向に進む それ以降は整備された山道に続く 時折倒木があり くぐったり またいだり 迂回したりする必要があるが 大きな問題も無く 進む事が出来る。

 知和からの登山口も同様な状態。千磐神社から臥龍藤(樹齢600年)のすぐ横に矢筈城祉登山口と小さく追記してあるが まさに 草ぼうぼうの 道無き道に入ってゆく感じで 本当にここが登山口が迷うような状態であるが ここも ほんの少し進むと整備された登山道に繋がっているので 入口はどちらも注意が必要。

 美作河井からの登山道はいきなり急坂であり 手応えがある 10分もしないうちから汗が出て来て 20分もすると あちこちから吹き出し 顔面からポタポタ 袖口からもしたたり落ちる状況 気温のせいもあろうが 勾配も結構きつい。階段が取り付けてあり 良く整備されている。

 馬場跡と記載した平坦地に着く(10:35) 二の丸を経由して山頂には10:45着登り45分であるから さほどでもないはずだが 暑さの為か汗がひどく山頂で着替える。

 二の丸跡のところでオカトラノオを見つけた また山頂は本丸跡との事であるがそこでもオカトラノオをホタルブクロを見つけた 山の中で且つ史跡のある場所で見つけたのは これらの花が今も強者共を見守っているような不思議な感じがする。

 山頂から知和の方向には三の丸とか小郭跡(11:13)とか成興寺丸跡(11:17)と史跡が続く 矢筈史跡保存会が管理している。稜線沿いの道を進む 笹が茂って道を見分けるのが難しい場所が少しあったが 全体的には整備が整っている。

 因美線がそばを走っているのか 列車の通過する音が聞こえる その音を聞き因美線から見た景色を思い出す。まさにマルチウインドウである。

 先週は運営会議や総合部長会議を通じ技術開発会議を再開する話をした。山を歩いていても どう考えていったら良いか 考えないと思っても出て来る。技術開発も山登りと通じる所が結構あると気が付いた。事前調査を行いどの山に登ろうか テーマ探しと一緒である 山がある事を知らないといけない どの程度の困難さがあるかなど出来るだけ情報を集める。山も遠くから見ていると 全体が良く見えるが 山の中に入ってしまうと どこにいるのか判断するのに相当のテクニックが必要だし ヤブコギなどで道しるべ無き道を進む時は まさに 課題に向けて暗中模索しあがいている状態にあたろう。 良いガイドブックなり登山のテクニックなり今どこにいるよとか そうした事が出来れば技術開発会議も楽しくなるな・・・ 

 技術開発会議にはテーマ(重点課題)に対応させて専門の技術者に応援を戴き取り組める体制をとってゆく方針が打ち出されている。適切な技術者をどのようにしてピックアップしたら良いだろうか データベース化する方策はないか? そうだこのアイデアを提案して見よう。

 因美線の列車の音からこんな考えを発展させながら 山歩きを楽しみました。11:40には千磐神社に降りました 約50分でした。

 そこから 美作河井までは県道6号線沿いに加茂川の川の瀬音を聞きながら3.3Kmの道を歩いて車の所に戻りました 途中道沿いにそれは美しい紫陽花に出会う事が出来ました。ブルーの花弁の美しさ 咲きかけた花弁のういういしさ 大きなプレゼントでした。 車の所には12:35到着しました。


アプローチ
 国道53号線を進み津山を過ぎてから県道6号線に入る 53号線が大きく右カーブし県道6号線はどちらかというと直線であるのでわかり易い 美作河井はそこから19Km進んだ所。 道路脇に矢筈山城祉登山道入口と記載した看板があり、そこを右折すると 美作河井のJR駅にゆく。

 駅の駐車場に駐車させてもら
う。 駅構内にトイレがあり使用させてもらう、駅員さんに使用させてもらったお礼と 登山口について聞く。 正式のルートは駅の向こうの道を行くのだが、とても通れない(草ぼうぼう) 登山者は駅の駐車場に駐車しよく道を聞かれるものだから ホームを通ってもらってホームの先から登山口に進んでもらっている。そうして良いとの事。

 登山者は結構いるのかとの問いに連休の時は結構来た。
 その時期はまむしもまだ出ないし・・・ そういえば 先日まむしを見つけたとの話もあった。
 気を付けて登って下さい。
 知和への降り口の状況はどうですか?
 そちらは行った事がないのでわかりません。

 こうした話で 何故か不気味な感じ 登山口の掲示がある山が少ない中に、この掲示はうれしい しかし駅員さんの話と 登山道入り口からして草ぼうぼうである事から これは大変かと思いながら準備に入る。