櫃ヶ山 スカイウオーク大会



標高 954m    難易度 ☆    登り?分 下り?分  岡山県
倉敷からの距離   92Km        登頂日 ’96/10/20   ガイドブック  F

登山口→4時間登山口

登山
 櫃ヶ山(ひつがせん)は昨年8月に登り今回は2度目である 旧開発室当時一緒に仕事をしていたK君より、櫃ヶ山で大会があり家族で登山するとの案内をもらい 実に久々の話でありご一緒させてもらう事とした 櫃ヶ山のスカイウオーク大会は昨日ラジオで紹介しているのを聞いた、ラジオでイベント紹介している程なのでかなりの人が参加するものと思われる

 櫃ヶ山は標高954mの山であり、国道313号から堂々した姿を見る事が出来る  

 登山口でスカイウオーク開会式が行われている 参加登録(無料 氏名住所記入)すると 温泉入浴無料券(当日限り有効)など貰える テントでは温泉コーヒーのサービス 何故温泉という名前が付いているか確認しなかったがポットからインスタントコーヒーにお湯をそそぎサービスしてくれた

 かなりの人混みであったがウロチョロしていたらK君に出会った お子様2人(小6&4)と小6のお友達を連れての参加であった 私の方は家内が用事があり参加出来なかったので 計5名のパーテイ

 登山口で記念写真を撮り9:15出発 行列である 行列の進む流れに乗りゆるやかな歩みにまかせる 寒くなるとの予報ではあったが 寒さはなく、日射しがあり気持ちが良い 山本さんと一緒に出掛けるのは大山スキー以来の事だと話がはずむ 写真帳のデータベースを見ると No.220 1982/3/9&10大山スキーと記載している 14年余の年月が経過した事になる その当時はまだお子様はいなかった訳である

 写真帳のデータベースの話を書いたので少し触れておこう 私がカメラを持ったのは中学の頃でありそれ以来ネガを整理しファイリングしている すでに500本を越えている どこかに出掛ける時は大体カメラを持っているので、データベースを見る事で大体の事が解る

 それはさておき、行列は続く 5合目でクイズが出る 問題1 今回は第8回のスカイウオークである、毎年開催している、初回は何年か 下記から選択下さい・・・ この種の質問が3問出る 全問正解者の中から抽選で商品があたる K君は昨年参加した由、12名が提出し1名当たったとか 今年はどうだろうかうか?

 天狗の森では天狗汁のサービスがある 味噌汁に野菜を色々入れたものである 子供達は、昨年は天狗の森によらず真っ直ぐ登ってしまって食べる事が出来なかった、今年こそ食べるのだと1年越の楽しみを話している 天狗の森では太鼓囃子を聞かせてくれる計画であったが、昨夜来の雨で太鼓を持って上がれなかったので中止との事 残念でした 天狗汁をふうふう言いながらご馳走になる 準備をする人達は大変である 水もプラスッチク容器に何杯も用意していたし、沢山の野菜やなべ類の準備と主催者に頭が下がる

 天狗の森で、護摩法要が始まった 桧の青々とした新しい小枝を沢山乗せた祭壇に火がつけられるともうもうたる煙がわきあがり猛烈な勢いで風に乗って流れてゆく 谷間に沿って風が流れているのであろう勢い良く登ってゆく 天狗の火渡りとでも表現したら良いのか神秘的な感慨がする 流体モデルのビジュアル化というところである 山陽TVも取材を行っていた

 こうした表現は自然の力を利用したとは言え 神がかった思いがする いつ頃こうした知恵を見出したのであろうか 歴史がそこに存在しているように思う ガイドブックには「天狗の森」はかって出征兵士の無事帰還の守り神として深く信仰された とある その思いがこの行事に託されているのかもしれない 高齢者の登山も目立つ 中高年を過ぎた年齢の方も登っている 健康作りと単に喜んで良いものか 戦争の思いをこめた登山なのであろうか

 天狗の森を過ぎるとすぐに9合目である この辺に来ると 足元が怪しい人が多くなる 道幅は割と広いので横を失礼してマイペースで登る ごぼう抜きもいい所である こんな所で優越感を感じてもしょうがないが、もう少し基礎体力をつけてほしいものと思う 豊満の時代のツケなのかも知れない

 山頂に着くと記念の木片をくれる 櫃ヶ山征服記念との文字を焼いている 山頂では多くの人が所狭しと弁当を広げている 場所がそう広くないのでくっつくようにして場所を確保し食事をする すぐそばの人とも会話が始まる 地元の青年で毎回参加している 雨の時もあった由 また数十人を引き連れて登った事もある 年中行事として楽しみにしている 今日は天気が良く 実に気持ちが良い との事

 櫃ヶ山山頂からの眺望は素晴らしい 大山をはじめ烏ヶ山 矢筈ヶ山 甲ヶ山 蒜山三座等々と一連の山々を一望出来る これらの山々はすでに登頂経験があるので余計うれしい

 食事を終えてから下山 竜頭の滝の方角に降りてゆく 昨年降りたとき滑った事を思い出した 結構急坂である相変わらずの行列 渋滞しており一歩一歩進む 多くの人が通るものだから足場がツルツルになっており滑りやすい 昨年滑った場所にはロープが張ってあったが、それでもかなりの人が滑っていた 私もそこではないが軽いスリップをしたがことなきを得た

 水場に出るとあとは平坦な道である 歌を口ずさみながら歩みを進める ゆったりとした気持ちになれる そうこうするうちに登山口に到着 クイズの当選者を発表していたが残念ながらみな外れであった お土産として袋に入れた野菜を戴く 大根、白菜、さつまいも、ピーマン、かぼちゃなど地元で取れた野菜との事 至れり尽くせりである

 登山口到着は13時30分 4時間少々の山歩きでした



 登山口から1Kmもしない距離に足温泉がある 一浴びする 今日は入湯料無料であったが、1時間130円と安価 気軽に立ち寄れる 風呂から川を見る事が出来る 湯原と比べると湯の温度や湯の量に差があるが、自動車道のすぐ近くであり簡単に立ち寄れる点魅力である K君とも裸の付き合いをして別れる


アプローチ
 櫃ヶ山のイベントは朝9時登山口集合との事 本日は衆議院の投票日であるので、7時前に投票場に出掛け、開場と同時に投票を済ませる

 国道429号そして県道30号を経由し落合へ、そこから313号に乗り、勝山を経由し櫃ヶ山登山口に 湯原方面に抜ける場合いつも走るルートである もう何度走ったかわからない しかし、いつ走っても旭川沿いの道は気持ちが良い 今日は天気が良いのでまた一段と爽やかさを感じる

 9時少し前に登山口に到着した、登山口にはテントを出し、何時も駐車している道路脇には駐車出来ない 河川敷の方に誘導してもらい、駐車する かなりの人混みである 果たしてK君と会えるだろうか?