大空山と富栄山



大空山 標高 1103m  難易度 ☆☆☆
富栄山 標高 1206m 難易度 ☆☆☆
登り90分 下り75分   岡山県
倉敷からの距離   99Km        登頂日 ’97/04/13   ガイドブック    富栄山 

車9:35−登山道入口9:42−丸木橋10:00−岩10:20−10:42峠10:47−11:10大空山山頂11:20−11:50峠11:55−12:20givup−12:35峠12:50−登山口13:34−13:43車

登山
  大空山(おおぞらせん)1103mと富栄山(ふえいざん)1206mは富村北部の山 「ふれあい岡山」に大空山の案内が出ており、ウツギの群生が5月中旬から6月下旬にかけ一面に咲き乱れ落合町から大空山が紅色に見えるとの記載があった事から下調べを兼ねて出掛けた(6/14にウツギを尋ねました) どちらの山も尾根続きで峠まで登山道がついているがそこからはヤブコギである富栄山の方はルートが無く山頂に行くのは断念した

 登山口に入ると早速ショウジョウバカマの出迎え またイワナシも可愛い花を付け出迎えてくれる これは嬉しいと期待して登って行ったが 結果的には登り口の花だけであった ショウジョウバカマはまだ時期が早いのであろう葉が出ている所は結構あった

 登山道は比較的整備されておりそう難しい所は無い ガイドブックに丸木橋を渡ってから間違い易いと記載があったが、登山道に順路と表示がありそれに従えば良い あわてて手前で足跡を入らないようにすれば良い

 1時間少々で登山道の終点(峠)に着く 右手を進むと大空山左手を行くと富栄山である いずれもネマガリタケの中をヤブコギして進む 大空山の方には道が着いているとの記載があるのでまず大空山に向かう ヤブコギに入る前にカメラや地図など手持ちのものはリュックに入れ 軍手を付け手をカバーする 勿論長袖のシャツを着用し肌は出さないようにする 準備を整え出発

 ルートがあるとは言えネマガリタケが覆っており、かき分けたり這いつくばってくぐり抜けたりする必要があり結構な力仕事 下りは押し切って進めば良いが登りはネマガリタケが上からかぶさっているので進むのが大変である 大空山には最初下りでそれから登りとなる また竹が跳ね返ってきたり 飛び出ているのに引っかけたりするが 一々かまっていたら進めないので力押しで押し切ってゆく 後で見ると足にはあちこち傷が付いていた 所々でルートを失ったが稜線沿いに登って行くとルートを見つける事が出来て安心する ルート沿いにこまめにリボンを付けてくれた人がおり目安になる

 奮闘する事25分で山頂に到着 特に山頂広場があるわけではないが三角点があり周辺の山々を見渡す事が出来る 地図を広げ 富栄山から霰が山 扇山 天が山などと読む これらの山はまだ登っていない 山頂の景観は苦労して登ってきただけに有難味がある 一息入れてから峠に戻る 峠まで30分要しており峠に登ってゆくヤブコギが大変だったようだ

 峠に出ると40才台のご夫婦が来ており話をする 倉敷広江からで高速道路で湯原に出林道を走って来た由 林道は狭いが対向車はいなかった由 岡山の山百選を参考にあちこち登っている由 昨日登った本宮山の話をしたら私達も犬を散歩させているお爺さんに出合道を教えてもらったとの事であった

 暫く話しをした後富栄山に向かう 今度は登りからである 進むに従いルートが怪しくなる ヤブは大空山よりきつい 赤のテープで目印をつけながら進むがやがてルートが解らなくなる 富栄山の山頂まではまだ谷がありかなりの距離を残している峠から25分すでに経過しており この分では下手をすると谷で方向を失いかねないし 所要時間も予測が着かない それまでして山頂を究める程の事も無いと自らを納得させギブアップし峠に戻る 峠への戻りは15分で済んだ

 峠でシャツを着替え汚れと汗まみれになっていた状態から解放されさっぱりする 首の廻りに笹の枯れた葉などが汗と一緒にこびりついている ポケットにも色々な名残のものが入り込んでおりヤブコギではまさに煤まみれと似た状況で隙間が有ればそこに入り込んでいる

 汗をかいて喉が乾いた所で八朔を食べる 果汁がしみわたりこんなにおいしいものかと感じる 昼食をして下山


アプローチ
 昨日同様国道429を行く 吉備路の桃の花を愛で加茂川町から旭町へ 旭川沿いの桜もこの時期の楽しみ 今年は早いのであろう桜祭りが4/20と来週であるのに桜はチラホラ散りかけている 花の勢いが無いのも少し気になる 旭川の流れは好きだ 落合橋を過ぎた地点では悠々と水をたたえ山々の緑が映えて悠々たる川を表現するし 落合の街に近づくとせせらぎと菜の花とが合致してのどかさを表現してくれる

 旭町から県道30で落合に出、国道313で久世に、181を右折する 米子自動車道と立体交差する手前の目木川を左折する 県道65で目的地に行こうと考えていたが手前でのとろ原キャンプ場への道路案内が出ていたので案内に従いキャンプ場へ向かう キャンプ場から少し登った地点が登山口にあたる キャンプ場の駐車場はシーズンオフの為閉鎖 少し登った空地に駐車する

 登山口にも駐車場があるので登山口まで車であがると良い