櫃ヶ山



標高 954m    難易度 ☆    登り115分 下り100分  岡山県
倉敷からの距離   103Km        登頂日 ’97/05/05   ガイドブック  F

 登山口10:10−五合目11:00−天狗の森11:40−12:03山頂12:25−竜頭の滝13:45−登山口14:05

登山
 櫃ヶ山(ひつがせん)は3度目であるが家内と一緒に登るのは始めてである

 標高954mの山であり、国道313号から堂々した姿を見る事が出来る 
 
 小雨がパラツキ出し登るか否か迷ったがやみそうなので登る事とした 国道からの登り口からシャガの出迎えである 登山道に沿って咲いており見応えがある 登山道入口で雨を避けてカメラのレンズ交換をしていたら土地の人がこれから登るのかと話かけてきて良かったらどうぞと櫃ヶ山登頂記念と焼き入れした木板をくれた 櫃ヶ山スカイウオーク大会の記念品として作ったものであった 貰った以上山頂まで行かないといけないねと登る事を再度念をおす事となった

 櫃ヶ山には花は期待していなかったが,予想に反し登山道に沿って花が咲いているシャガが見事な花を一面に広がって咲かせており素晴らしい コンロウソウと言うのだろうか白い花アブラナ科との事 茎をぐるりと取り巻いて咲いているオドリコソウやカキドオシ等のシソ科の花も春の喜びを表現している イカリソウも顔を出す ヤマフジも咲いており大柄な花は見応えがあるまたヤマフジのつぼみは今まさにはちきれんとふくらんだ状態は圧倒される 花を愛でながら登っているうちに何時のまにか雨は止んだ 一安心である

 天狗の森は前回は護摩法要があったり天狗汁の振る舞いがあり大賑わいであったが それもうたかたの夢の如く静まりかえり 鬱蒼とした木々はその趣を更に深めてくれる ここはこうした静かさの中にいるのが良い 自然に溶け込んでゆくような錯覚を与えてくれる 新緑のすがすがしさには心が洗われる また一枚の葉にも澄んだ透明感を訴える美しさがあり足を止めさせられる

 ここまでくると山頂は近い ガスが出ており9合目からも山頂が良く見えない ガスの切れ目に山頂を覗き見る事が出来たりすると嬉しくなる 晴天では味わえない景色である

 山頂では数組のパーテイがすでに登っていた 昼食休憩していると次第に明るくなり視界が開けてくる ガスの合間から周辺の山々が見え隠れし墨絵の世界 何時もとはひと味違った景色を堪能する事が出来た

 下山道ではから松の新緑に 雨が降った後なので緑がまばゆい 変わった花を見つけたので調べて見たらアケビとの事 このような可愛い花を咲かせているとは知らなかった イチリンソウに出会った4cm程の比較的大きい白い花である こうして見ると結構沢山の花に出会える事が出来大きな収穫であった



アプローチ
 いつもは429号経由で行くのだが 今回は高梁から313にのり高梁〜落合を久々に走ってみた バイパスが出来たりで大分走りやすくなっている それでも429経由と比べると10Km程走行距離が長くなる