中の原9:41−ルート見誤り−上の原から元谷ルート入口10:07−元谷10:25−11:00六合目11:03−山頂11:37−11:40弥山12:10−六合目12:50−元谷13:10−中の原13:30
大山(だいせん1711m)は何度も登っているが,この記事を書くのは2度目になる 子供の夏休みの宿題に花の写真を撮った事を思い出し 久々に尋ねてみたくなり出掛ける中の原から元谷に出るのは前回大山三鈷峰の帰りに歩いてきたコースを逆にたどれば良い スキー場の途中から右に進めば良いはずだったが 第二リフトの降り口付近だと思いこんでおり脇目もふらずそこまで登ったがルートが無い もう少し上かと登っているうちに結局第三リフトの降り口まで登ってしまった それでも見つからず,今度は下の方を探す なんの事は無い 1/3位登った所にちゃんとした標識があった 一寸した準備体操になってしまった 7,8分で登れる所を26分かけてしまった 10分も登れば汗がたれてくる状態だから,ここまでにすでに汗びっしょり 一寸した思い違いで大汗をかいてしまった
元谷に向かうルートはブナ林の中の道 傾斜もあまりなく 足が進む 木陰を通り過ぎる風の爽やかさが素晴らしい 思わず深呼吸をしてしまう 木陰の道から林道に出 林道を進む
元谷からの行者コースは一昨年の10月紅葉の時期に降りてきた事があり かなりの急勾配との記憶がある かなりきついだろうと覚悟して来たがそれほどでもなくクリアーし夏山登山道に合流する事が出来た 合流してみると夏山登山道の楽な事 ふうふう一歩一歩登ってきたのが嘘のように足が運ぶ やはり傾斜はきつかったのかと再認識した
六合目の避難小屋のある所から大山三鈷峰を望む 北壁にガスがかかっており充分な眺望が得られなかったが違った角度から大山三鈷峰を見るのは初めて 甲ヶ山がその先に顔をのぞかせる ユートピアのナンゴククガイソウはどこまで育っているのだろうかと思いを馳せるのも興がある
大山夏山登山道は人気のコースであり行き交う人で相当な混雑 渋滞で信号待ちという状態ではないにしろかなりの混雑 うるさいのがラジオをガーガー鳴らしている人 人の声だけでもうるさいのに何の為に鳴らしているのか 余程イヤホンで聞くように注意しようかと思ったが それが原因でトラブルが生じてはいけないので取りやめた 自然の中に入ると人工の音は実にうるさく感じる
大山山頂は板敷きになっており沢山の人がそこで休憩をしている 弥山の方向にはこれより先危険の立て札があり行く人がまばらなのでこれ幸いにそちらに進み そこで休憩する 弥山の先は崩落があり本当に危険である 弥山からの眺望は本来なら360度のパノラマが楽しめるのであるが 生憎ガスがかかり崩落の厳しさが良く見えない 残念であるがしかたがない 昼食休憩をとり下山する
大山周辺をゆっくり廻って花を見つけようと歩くが 何せ板道から降りないように警告が出ており 土の道を歩きながら見つけるのと大分感じが違う 小さな花は目に止まらず見落とされているのであろう 特別目新しいものを見つける事が出来なかったのは残念だ 大山三鈷峰に比べると標高差が200mほどあり自然環境が相当厳しい為とは思うが 相対的に見てユートピア周辺に軍配があがる 群生している規模とその勢いに
夏山登山道に合流したら 後は下るだけ 降りる人と登る人の合間を縫って飛び降りるようにして降りてゆく 初めての人がこんな形で降りたら間違いなく膝をやられてしまうであろうが 鍛えた?成果なのだろう 少々飛び降りようが何ともない 行者コースは急な階段の下り 足を踏み外すと大変な事になる ときおりかかとがうまくかからずひやりとしたが何事もなく 降りる 思えば 20数年前の大山登山では足をひきづりながら下山し 大山高原ホテルにやっとの思いで到着し 風呂に入ってマッサージをし翌日帰れるように体調を整えるのがやっとであった事が思い出される
今は日帰り 山道を飛び降りても膝はなんともなく 翌日も平気で山登りに出掛ける 体重は10Kgほど当時より減っているが 背負っているリュックは10Kg以上あり重力に逆らって持ち上げる重量は似たり寄ったりだが この違いに驚きを新たにさせられる 人間の可能性の素晴らしさだそんな事を考えながら下山する
大山三鈷峰には毎月のように出掛けており通い慣れたルート 中の原に車を駐車しそこから元谷に出て行者コースをとり大山に登る事が出来る 中の原に駐車すれば混雑もないし 駐車料金もいらない