文殊堂駐車場9:50−二の沢10:05−雨にあう−鳥越峠10:50−11:45烏ヶ山山頂12:25−鳥越峠13:25−分岐13:45−鍵掛峠14:02−文殊堂駐車場14:25
烏ヶ山(からすがせん)標高1448mは鳥取県では大山に次ぐ高峰 先日文殊堂からのルートを教えて貰ったので早速チャレンジ 実に良いコースであった駐車場には何台もの車が駐車している 人がいたので文殊越の登山口を確認する親切に教えてくれた 三の沢に行くとの事 この周辺にも楽しみがありそうだ
文殊堂から三の沢を過ぎて自動車道を少し行きカーブにさしかかった地点に入口を示す看板が左手にある そこを入って行く しっかりした道で沢づたいに登って行く 滑りそうな石がゴロゴロしており登りは良いが下りは慎重を期す必要があると思いながら進む 途中鍵掛峠からのルートと合流する 合流地点に文殊越え(難路)と記載があった文殊越ルートより鍵掛峠からの方が歩き易いようなので帰路はそちらで降りる事にする
天候がおかしくなり雨が降り出す 傘でしのごうかと傘を出したがそれではあちこち濡れるので レインコートを着る 昨日テストした成果を翌日享受するとは思わなかったが テストした事もあり上手く着用出来た リュックカバーの利用は今回初めてリュックが前のより大きくてフィットするか心配であったが なんとかごまかす事が出来た 充分で無いので合うものが必要のようだ
雨の中を鳥越峠に向けて登る 断念しようかどうか迷ったが天気予報は晴れであるのでいずれ止むだろう 道が険しくて危険であればそこで戻ろうと思い先に進む 登山道は比較的良い道で道幅も広く 雨が降ってもそう大きな問題は無い ただ水が出て足元がグジュグジュになる 何人かの人と行き交う 山頂まで登ったのだろうか? 雨で断念したのだろうか? 雨具の用意もしていない人もいた
30分余り雨に降られただろうか 鳥越峠に着いた時点で雨があがり 見る見る廻りの景色が見えるようになってきた 鳥越峠から烏ヶ山の案内に従って登って行くと背後に大山南壁が見え 剣ヶ峰のとんがりが目に飛び込んでくる 素晴らしい景観である 雨あがりであり余計素晴らしい 山肌は一部黄色になってきている 左手に木々の合間から矢筈ヶ山と甲ヶ山が顔を出す 甲ヶ山の険しい山肌を伺う事が出来る
烏ヶ山へのルートは道幅が少し狭くなるがルートを見失う事は無い 雨で草木が濡れており 触れると雨滴がかかる レインコートを着ているので全く問題ないが着ていなければ全身ずぶぬれになっていただろう
足元がゆるくなっている所もあり 笹の葉を掴み滑り防止をしながら進む ピークを二つ程過ぎると前面にするどいピークの烏ヶ山が飛び込んでくる 足元は尾根伝いであるが両側に木々がはえているので恐怖感は無い 所々に下を見通す事が出来る場所があり慎重になる 木々が無ければ両側が切り立っておりかなり厳しい尾根ルートと思われる
烏ヶ山のピークにどうやって登ってゆくのか 果たして登れるのか心配であったが険しいながらもルートがありそう怖い思いをせずに頂上に顔を出す事が出来た 山頂にはすでに3組のパーテーがおり 休んでいる間にも10人程登ってきた 山頂広場は雨で濡れており狭い山頂は一杯になる 鏡ヶ成から登ってきた人がほとんど 雨の話となり雨宿りしていたとか もう5分もう5分と待っていたとか 雨で戻った人が随分いたとか 雨の中をなんとかクリアーして 晴天の山頂に立てた喜びを話し合った
鳥越峠からのルートは新小屋峠(鏡ヶ成)ルートより眺望が格段と異なる 約2時間とアプローチが長いが 大山南壁(位置により大山三鈷峰も見える)の眺望そして烏ヶ山そのものも手前のピークから見た景観は素晴らしく また切り立った岩も眼下に見る事が出来写真の材料に事欠かない
花の方はそう特記するものが無い ミヤマアキノキリンソウやオオカニコウモリまたナナカマドが真っ赤な実を付けていた 足元にも赤い実を付けた草木がいくつかあった 花と違って実の写真が無いので何の花の実かわからない 青い実を付けたツルシキミも顔を出す 今の時期は花はピークを過ぎて少なくなっているのだと思う 季節を変えて登ってみたい
帰路は鳥越峠から分岐まで同じルートを行き 分岐から鍵掛峠に降りた 文殊越と比べれば文殊越ルートを難路と言うのも充分理解出来た 快適なルートである ブナなどの木々もゆったりとしており 大山の自然の懐の大きさを感じさせてくれるルートである 登山口には10台程度駐車していた 文殊越ルートより鍵掛峠からのルートをおすすめする
文殊堂は大山循環道の三の沢にある 桝水ヶ原から行くか 482経由で桝水ヶ原の反対コースから行くか迷ったが 行きは江府より482経由で 帰りは桝水ヶ原経由とした 482経由は 139Km で桝水ヶ原経由 145Kmより 6Km短いが 走り安さは後者であった 文殊越えルートより 鍵掛峠からの方が道も歩きやすい 桝水ヶ原から向かうと登山口手前に見晴らし台があり 大山の南壁を眺望出来 そこを過ぎてすぐにこれから登る烏ヶ山を眺望出来るのでファイトが涌く 桝水ヶ原経由で走り鍵掛峠から登る事をすすめる国道180号で大山に行くルートを走り 江府で482号に入り 大平原を経由して三の沢の文殊堂に 堂の横を入り駐車場に 139Km