倉敷からの距離 91Km
登頂日 ’97/10/05 ガイドブック A
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10:00中林口−10:20中林神社−10:45登山口−10:50中林の滝−11:05二の滝−11:45泉山尾根ルート合流−11:551198mピーク−12:05山頂12:30−12:401198mピーク−11:47分岐−13:27火の滝−13:35登山口−14:10中林口
泉山(いずみがせん1209m)は3回目になる 今回は中林口から登る 中林の滝、二の滝、火の滝と見応えのある滝を巡りながら登る事が出来 きついが楽しみのあるコースである心配していた天気も青空が顔を出し、ひと安心である 登山口には泉山6Km3.5Hrと記載してあり かなりのロングコースとなりそうである ガイドブックには中林口からの登山ルートがあるとしか書いていないのでどのようなルートが待っているのかわからない 1/25,000の地図には小径が一本記載してあるので そうおかしなルートでは無さそうだ 本日歩いたところ登山道の整備が行き届いており 間違う心配は無くお勧め出来る またコースにバリエーションがあるのも魅力だ
中林川沿いの林道は花が豊富である ツリフネソウが目立つ タデ科のミゾソバ、イヌタデそしてミズヒキが群生している シソ科のキバナアキギリ アキチョウジ サンインヒキオコシ クルマバナ テンニンソウ等が顔を出す 橙色のフシグロセンノウは目立つ カラスノゴマだろう黄色で下向きに咲いている花を見つけた 葉の影に隠れるように咲くので目につきにくいと説明がある 特別これはと思う花では無いが道の両側に咲き乱れている
45分程登ると広場がありトイレもある そこが登山口でここまで車で登って来る事が可能である 駐車している車が4台あった
登山口の木の橋を渡るといよいよ登山道である 登山ルートの案内が出ており滝や岩を巡ったルートが幾つかあり楽しそうだ 中林の滝 二の滝 三の滝から泉山へのルートを選び進む 中林の滝は登山口から5分とすぐである 高さ20m 幅5mとガイドブックに記載がある 水量もかなりあり見応えがする
そこから道が細く且つ急坂となるが ルートはしっかりしている そうこうすると今度は二の滝である この滝も良い 三の滝へのルートが分かり難く踏み跡も明確で無いので二の滝の手前にある火の滝 泉山の分岐の案内に従って進む 今度は割と平坦なコースで山を巻くようにして進む
登山口から二の滝を経由しないで直接登るルートと思われる擬木の階段のルートに合流する しばらく進むと又分岐があり 泉山の方向へ擬木の階段の登りルートに入る ここからはかなりの急傾斜となり一歩一歩登る都度汗がしたたり落ちる 10月になり夏場と比べ気温が相当下がってはいるが 久々のしたたる汗である シャツの袖からも汗がたれ ズボンも膝あたりまで汗で濡れてきた 一歩進む事でよりゴールに近づいているその積み重ねと思いながら歩を進める 先を見ると終わりが見えずまだまだだと思うと気力が落ちるので足元のみをしっかり見据え 終わりが来るのを楽しみに一歩を踏み出す 擬木の階段から木の階段に替わるともう尾根は近い
廻りはブナやコナラなどの木々がうっすらと黄色みがかり 木漏れ日を通して見る透明感のある木々の色は実に美しい もう1、2週間するときれいに紅葉し更に魅了してくれるものと思いを馳せる 急な登りも一段落し緩斜面となると勢いが戻り 足が進む
尾根に出た所で雲行きがおかしくなる 泉山の山頂付近はガスに囲まれ山頂が見えない そうこうする内にパラパラと降り出す それやってきたとカメラをしまい傘を出し体制を整えたが 幸い雨はほんの一瞬であった ガスがかかった状態は続き ガスの切れ間から時々景色を伺える状況 また風も少し出て来て濡れたシャツが冷たく感じる 山頂に着き早速着替える
山頂からかいま見る事が出来た笠菅峠方面の木々は色づいてきている 木の種類によっては紅葉しているものがある 尾根道ではリンドウが出迎えてくれた 昨年泉山で教えてもらったミヤマアキノキリンソウが今年も咲いていた ナデシコが可憐な花を咲かせていた ナデシコ科のケフシグロと言う小さな花を見つけた サワヒヨドリやゴマナ シロヨメナ等が咲いていた
帰路は火の滝の方面に降りた こちらのルートはロープや鎖があちこちにあるが さ程厳しいルートではなくロープや鎖のお世話にならなくても降りる事が出来る それでも急な下りを注意しながら降りる 火の滝はこれまた素晴らしい 滝の中央右岸にオタカラコウが咲いており その黄色が目立つ また 滝の上部ではうっすらと紅葉が始まっており もうしばらくすると一段と鮮やかになるものと思う なかなか良いコースである
滝の下を横断するのに石が滑りそうで注意がいる そこからの下りは少しの間石がごろごろしている そこも足首をねじらないよう注意が必要
登山口の近くで合流する そのルートの入口に 今下って来たルートに対し落石注意の掲示がしてあった どこに落石を注意しなければならない所があったのか確かでない 登山口にあるルート案内図を見ると 火の滝から井水山へのルートがあり 健脚向きと書いてあった 落石注意は滝の周辺の事なのか滝から先のルートの事だろうか また尋ねてみたい
今日は朝方は雨で午後には晴れるとの予報から 出発を少しゆっくりして出掛けた 鳥取は雨の予報なので今回も雨に降られる覚悟で出た 倉敷の雨は止み、旭町 院正と北上するに従い次第に晴れ間が見え大丈夫そうだ国道429経由で行き 県道159を経て 国道181に入り 院庄で左折し国道179に乗る 広域農道の手前で越畑ふるさと村の案内に従って香々美川沿いの道に入る 県道392である 川沿いに約12Km程走ると中林口に着く 左手に大きな掲示板があり泉山登山口と掲示してあるのでわかり易い
そこを左折して今度は中林川沿いに登ってゆくと、登山口に行く 登山口手前に広場がありそこに駐車出来る 道路は殆どが舗装されており大きな問題は無い 但し、中林口を左折して間もなく道は狭くなり対向車とのすれ違いが困難になる(尤も対向車はめったに無いが)その点留意が必要 対向車とのすれ違いをいやがるのであれば左折し道幅が狭くなる所まで行き 道路脇に駐車させてもらうのが良いだろう
私は左折してからの道の状況がわからなかったので中林口のバスが回転する広場の隅に駐車させて戴き 登りにかかった