櫃ヶ山 団体登山



標高 954m    難易度 ☆    登り150分 下り90分  岡山県
倉敷からの距離   92Km        登頂日 ’97/10/12   ガイドブック  F

 登山口10:00−12:30山頂13:25−登山口14:55

登山
 櫃ヶ山(ひつがせん)は4度目である 今回は桜プロジェクト緊急会議が山頂で開催される事になった 好天に恵まれ事故無く終わる事が出来何よりである 私個人としては一昨日の単独行、昨日の家内と、そして今回のプロジェクト会議とこの3連休を山と色々な形で接する事が出来充実した休日であった  

 山頂会議の開催に先立ちプロジェクトオーナーから問題が提起される Sさんが山頂まで何歩で行くか? 個人毎検討し回答を記載する 結果は山頂でのお楽しみ記載数字は5000歩から20000歩と4倍の開きがある

 それぞれ思い思いの支度を整える 軍手が必要だと持っていない人に支給されいざ出発 最初からかなりのペースで登り出す ペースメーカが元気の良い小2のお子さんでそれに負けまいとついてゆくものだから サバイバルレースよろしく脱落者が出て それなりのハードな体験となってしまった 飛ばせばバテル事を説明しておかなかった点配慮が足りなかったと反省している しかし,バテたらバテたなりに得るものがあり その苦しみが達成感につながりかえって良かったのではないかとも自己弁護している次第

 昨日の天気の状況から天候が心配であり 雨が降ったらどこまで対応出来るかそれが一番心配であった 途中立ち寄った道の駅では結構冷えており肌寒い気温であり 山の気温が心配であったが その心配は全くなく これだけの天候を望むのが無理な程の好天に恵まれた

 花はどうかと思っていたが ツリフネソウをはじめ タデ科のミゾソバ、イヌタデ ミズヒキ シソ科のキバナアキギリ アキチョウジ 黄色のミヤマアキノキリンソウはまだ花を咲かせ来る人を楽しませてくれた トウモロコシのような赤いと表現されたマムシグサ 清楚な色が売り物のリンドウ 小さく可憐なセンブリ 優雅なセリ白い細い花が特徴のゴマナなどかなり沢山の花に出会う事が出来た 更にマユミとコマユミにも出会えた 昨年の同時期では余り印象が無かったがだんだんと見る眼が出来て来たのかも知れない

 五合目 七合目 天狗の森 九合目と休憩を入れながら全員揃って山頂の会議場に集結する事が出来た 山頂の会議場での展望は素晴らしく 大山 蒜山三座 那岐山など遠望出来た この3連休でこれだけ遠望出来たのはこの日だけである Mさんが20万分の1の地図を持ってこられた その地図を見ると周辺の山々が俯瞰出来る1/25,000の地図では全体把握が困難であったので良い事を教わった

 さて登山口で提起された問題であるが 結果は7954歩 ニアピン賞は8000歩の私であった 一歩一歩をきざむのに大変であったと思う 汗をかいた事が彼女にとって良い思い出になれば大きな喜びである ちなみに山登りは始めてとの事

 山頂では祝い酒のご披露 ワインの酒盛り そして先日購入したナツメを披露した ナツメはドングリの形をしている これを知っている人ないないか聞いてみたが誰も名前を知らなかった 私が知らないのも当然のようだ 食べてからこの味は覚えがあるとの話が出た あますっぱいリンゴのような味である 食べた種を山頂で吹き飛ばしてきたので芽が育ってくれると嬉しいのだが

 緊急プロジェクト会議では想定以上の参加者で会議を開催する事が出来大きな喜びとするとの報告があった 食後の満足感と穏やかな太陽の日射しにくるまれ山頂の大地の上に寝ころび自然と直接語り合いながらひとときを満喫する 山頂会議場での記念写真を撮り下山する

 下りは結構急な斜面がある 笹の葉を掴みながら 滑り台のようにしておりたりした ロープのある急斜面ではロープに掴まりながらフィールドアスレッチクを楽しむようにしてにぎやかに下山した 竜頭の滝を見てから駐車している所に



 近くの足温泉に入り 疲れをいやす 山登りの後の温泉は格別である

 山登りは初めてとか、数年振りとか で今回の山登りは結構ハードであったようだが こうして一緒に楽しむ事が出来 汗を流す楽しみを分かつ事が出来うれしく思う こうした機会から家族やご夫妻で山登りを楽しまれると素晴らしい Sさんにはきつかった事だろうが楽しい思い出となって残る事を願う



アプローチ
 往きは一般道をとり帰路は高速に乗る 429号の黄金色の稲田や旭町から落合そして勝山の沿道沿いに展開する旭川の景観は好天にも恵まれ見応えのある景色であった 途中で立ち寄った円城かもがわの道の駅では少し冷え込み山での気温が気になる