入道山


標高 752m    難易度 ☆☆     登り100分 下り75分   岡山県
倉敷からの距離    91Km        登頂日 ’97/11/23    ガイドブック   

鳥川9:54−10:10林道終点?−10:20林道に出る−10:28林道を進むが戻る−10:32沢−11:00ピークに出るが違う−11:17沢に戻る−11:35(10:20に出た林道出口を探し戻る)−12:30上の林道−12:45山頂12:52−13:05林道−山道に入る−14:05発電所の先−14:20鳥川

登山
 入道山(にゅうどうやま752m)は泉山の南に位置する山 二つ星の山と紹介されている ガイドブックの記載どおりのルートをたどれずルート探しに苦労した

 ガイドブックを参考にして尋ねたが様子を異にしており ルート探しに大奮闘となった 帰路も登りに付けたマークやポイントを見つける事が出来ず,違った場所に飛び出してしまったがなんとか戻る事が出来一安心した 再度尋ねても同じルートを登り降り出来るか怪しい

 鳥川バス停からの林道の地図が違っている 1/25,000の地図にも林道が記載されているので安心して登ってゆくと民家に行き止まり 丁度その民家で屋根の修理をしており尋ねる事が出来た よく間違って登ってくるようだ 手前の民家の納屋を潜って林道に出る 入道山へはヤブコギで林道を・・・・と一生懸命説明して呉れたが何を説明しているのか分からず ガイドブックの記載を頼りにすれば良いと思っていた為適当にお礼を言い先に進む

 ガイドブックでは30分程進むと林道の終点に着くと記載があるが15分程度で終点となった(左に巻いた道を進めば良かったのかもしれないが) 沢とまで行かないもののルートが出来ており人が登った跡があるので登って行くと 10分程でまた林道に飛び出した 左の道を行けばここに出て来たのかも知れないと思い 念の為 飛び出した地点にテープでマークをして林道を先に進む 道はなかなか終点が見えない 進むに従って次第に下りになり民家が見えてくる 地図にはこの林道の記載が無いのでどこを歩いているのか良く分からないがどうも違っている様子なので戻る事とした

 林道の終点と記載されたポイントが分からない 戻る途中に沢があったので沢伝いに登る なんとか登り尾根に出た この尾根を伝わって行けば良いのかと尾根伝いに登ってゆくとすぐピークに出た 周囲を見渡すと目前に入道山がそそり立ち 今いる山は鳥川と入道山の中央に位置する486mピークのようだ 全く違ったルートに来ている事が判明し戻る

 林道に出たポイントからおかしくなったので飛び出したポイントに戻り そこから尾根に登るルートが無いかを探す事とした 念の為と思ってテープを小枝に巻いておいたのが良かった テープを巻いておいても大分ウロウロしてやっとテープを見つけ 原点を確認する事が出来た テープを巻いておかなかったら登ってきた道に戻れなかったであろう 登り初めてもう1時間半以上要しており 半ばギブアップ気味であったが登って行けそうなルートを見つけそこを登ってゆく 少し進んではテープを小枝に巻付け目印となるよう登って行く そうしているうちにルートらしきものを見つけた 飛び出したポイントに目立つようにマークをし そのルートに従って進んで行く

 地図を睨みながらコンパスで進む方角が違っていないかを確認し南方向へ進む 急な斜面に比較的高低の少ないルートが付いている ルートの幅が狭くあまり人が通っていないのであろう ルートを失いかけた事も何度かあったが何とか見つけ進んでゆく

 左手上方にガードレールが見えてきた 地図に全く記載されていない道路のようだ間違ってとんでも無い方向に来ていないか気になる そのうちルートはその道路にぶつかり周囲を見渡す事が出来た 泉山が目前に見えるのでその方角からすると今いる位置はどうやら入道山の山頂近くにいるらしい 道路を少し歩き山頂に登ってゆけるルートを探す 道路工事で斜面が削られ登れる所は余り無い 登れる位置に取り付き急斜面を登って行くと尾根に出た 尾根は笹が背丈近くありヤブコギ状態であるがルートを示す赤いテープの目印が見つかる それをたどって行き山頂にまで行く事が出来た

 ヤブは時々トゲのあるツタにぶつかる 後で見ると手や足に記念のキズがいくつもついている トゲにぶつかりそれをなんとかよけようと奮闘していたら 突然ガサガサと言う音とドドドドという地響きをさせ猛烈な勢いで私の直前,ほんの数センチ先を横切った動物がいた 何なのか確認出来なかったがおそらく猪であろう? 人にぶつかってくるものかどうか知らないが あのヤブの中、且つトゲのあるツタ類が生えている中でも相当の勢いで移動出来るのはすごい こうした必要性からあの猪の姿形が出来たのかと考えると納得がゆく でもいつもこんな勢いでまさに猪突猛進するが如き行動をしているのだろうか

 野生の猪の事を知っている人がいたら教えて下さい 同時に危険性の有無も

 そうしたハプニングもあったが目印に従って進み山頂に立つ事が出来た 山頂は三角点と一寸したポールが立っていたが眺望は全くきかない それでも苦労して山頂に到達する事が出来たのでそれなりに達成感を感じる事が出来た

 帰路も一波乱あった 登ってきたルートを戻れば良いのだが 着けてきたテープを見つける事が出来ない 細い道でありどこかでルートを違えてしまったようだ しょうがないので尾根に従って降りてゆく 時々方角を確かめ今度は北方面に進む尾根を選び降りてゆく あぶなく反対方向に進んでいるところをコンパスで確認出来方向修正する事などがあったが 大きな問題は無く降りてゆく その内道路が見えてきてなんとか無事下山する事が出来一安心した 山の降り口のぐるりにはフェンスが張ってありフェンスを跨いで畑に出た フェンスは猪侵入阻止の為のものなのだろうか? 尋ねる人がいなかったので分からないがそうしたフェンスがずっと取り巻くように設置してあった 飛び出した所は駐車した位置から1Km程度上流であった


アプローチ
 登山道入口に当たる鳥川は泉山中林口登山口の少し先であり泉山を尋ねた時に確認をしておいた 泉山登山口の看板を左に見て進み次のバス停が鳥川である バス停の前にゲートボール場がありその施設の駐車場に駐車させてもらう