倉敷からの距離 111Km
登頂日 ’98/04/04 ガイドブック C
駐車位置9:51−林道分岐9:57−砂防ダム10:03−未舗装10:06−赤いガレ場?10:22−峠10:38−11:07山頂11:19−林道11:31−駐車位置12:09
耳スエ山(みみすえせん1103m)は新庄の毛無山の近くの三ツ星の山林道入口に牛小屋がある 牛小屋の主人が仕事をしていたので挨拶をし、耳スエ山登山ルートを確かめる 親切に山が見える所まで歩いて あの山が耳スエ山だ 荒れていると思うが尾根を行けば山頂に行けると教えてくれた 山が特定出来た意味は大きい幸先の良いスタートである
例によりコンパスとガイドブックと1/25,000の地図とを手に持ち 現在位置をひとつひとつ確認しながら林道を登る 林道の分岐 砂防ダムと記載通り進む 次の目標地点は赤いガレ場で,林道が左に曲がる地点に有刺鉄線があると記載されているが このポイントがわからない 沢を渡って尾根に取り付くとある ガイドブックでは野土路から赤いガレ場まで30分と記載があるもののすでに30分は過ぎたがそれらしい沢や取り付く尾根が分からない 仕方がないので,もう少し先に進む
そうこうしている内に峠に出 前方の見晴らしが開ける 林道は地図に記載してある状況と異なり更に先に伸びているようだ 目標とする耳スエ山の山頂は北の方角に見えさほど遠くない 山の状況を見ると灌木の合間を歩けそうなので山頂に向かって登って見る事にする ガイドブック記載のポイントとは全くズレてしまっているが目標とする山頂が確認出来ているし,折角ここまで来たので行けるところまでアタックしてみる事とした
取り付いてから少し登ると二人の人に出会う 灌木の枝打ちなどをしている様子 これ幸いとここから山頂に行けるか尋ねる 山頂はこの先で行けない事も無いが少し右に巻いて桧の植林との境界を登ってゆくと良いと教えてくれた 倉敷から何の目的で来たのか? よっぽど山が好きなんだろうねと不思議がられたがこれにて勇気百倍目標もルートも確認出来た
そう難しいヤブでは無く 細い木々を分けながら登ってゆく 帰路のルートを確保する目的でテープを細い木に取り付け 且つ後ろを見ながら目印となる景色を頭に入れながら登ってゆく 車道が見えるので良い目印になる 山頂に近づくと全体が平坦になり尾根道と違いルート確認が難しくなる こまめに目印を付け登って行く 30分もしないうちに山頂の三角点に
山頂から大山や烏ヶ山が顔を見せる 大山は相変わらず真っ白 烏ヶ山は少し白さが異なり地肌が露出している部分も見られる それにしても標高400mの相違は大きな違いがある
小さな虫が群をなしており煩わしい 山頂での写真を撮って早々に引き上げる 下りは目印を確認しながら降りてゆく あっと言う間に林道に出る
林道が伸びたので山頂へのアタックが簡単になった 三ツ星はランクを下げせいぜい二つ星にしておくのが良さそうだ
牛小屋の主人にまたお会いした 早かったね山頂まで行けたかね 標識が無かったか そう林道は伸びている 昔は放牧していると牛が山頂まで登ってしまうので良く上まで行ったがこの頃はそうも出来なくて 山は荒れたままになっているなど話してくれた 毛無山や金ヶ谷山に登ったかね耳スエ山はこの辺りで三番目に高い山だとも これから笠杖山にアタックしようと思っていたので笠杖山の事を聞いたら 笠杖山は十番目の山でたいした事は無い との話であった 耳スエ山が思ったより簡単に登れたので笠杖山を尋ねてみる事とする
尚,林道は良く整備されており車で登ってもなんら心配無い 峠に空地があり充分駐車出来る しかしそこまで車で登ってしまうと物足りない感じがしないでもないが
登り75分 下り50分(林道取り次ぎから 登り29分 下り12分)
新庄まで毛無山と同じルートで走る 国道429〜県道30で落合に出313に乗る 勝山から181に進み新庄へ 新庄から毛無山の案内に従って181を右折する 道沿いに進み野土路の集落に行き林道入口の道路脇に駐車