那岐山


標高 1240m    難易度 ☆☆     登り80分 下り70分   岡山県
倉敷からの距離   101Km        登頂日 ’98/05/17   ガイドブック  F

駐車場10:14−11:02五合目−11:05大神岩−111:10八合目−11:23500m地点−11:28三角点−11:33山小屋11:56−11:59山頂12:05−12:12500m地点−11:42五合目−11:16駐車場

登山
 やっと雨はあがったが岡山県に濃霧注意報が出ており 倉敷にも霧がかかっている天気が悪い日は、少々な事があっても安心出来る那岐山に出掛ける 
 登山口入口にコガクウツギが白い花を輝かせ出迎えてくれる 幸先の良い出だしである 登山口から鬱蒼とした桧の植林の中を行くのだが 伐採が行われており随分と歯抜け状態となり 鬱蒼とした感じが無くなってきている 霧にはこの鬱蒼とした雰囲気が良く似合うのだが

 小鳥があちこちで鳴いている ピイピイピー ピイピイピーと三拍子で追いかけるように鳴いているものや 爽やかに透き通った声で鳴いているものなどにぎやかである 渓流の音と調和した自然の讃歌だ 霧が出ており適度な湿り気は心地良さを増幅してくれる 自然の讃歌と共に 清涼な空気を胸いっぱいに吸い込み 心地良さにひたる

 例によりCコースを登る 今日は30名余りの大パーテイが登っておりルートは渋滞 前後のパーテイと連絡を取り合っているようだが がやがやとした喧噪が邪魔になる 道を空けてもらいながら先に進む パーテイに巻き込まれると趣が随分と失われてしまう パーテイを組む時は注意が必要だと反省する 特にラジオの騒音は迷惑である

 登っている途中でギンリョウソウを見つけた 透明なキノコのような花でゆうれいのよう 山頂の尾根に出る 期待していたヤマツツジはやはりまだ早かった 霧の中で咲いているツツジの写真を描いて登ってきたが霧は準備されていたものの中心になる花はまだ出迎えてもらえなかった 尾根道でアカモノだと思うが小さな釣り鐘状の花を見つけた こうした小さな花が自らの力で花を咲かせているのを見るとその可愛さと可憐さがよけいそこに潜めるたくましさを感じさせてくれる

 山小屋で5名のパーテイと出会った 兵庫からとの由 鳥取県側から東仙コースを登って来 那岐山は今回が初めてとの事 花の端境期でシャクヤクは終わりツツジはこれからだとか 西仙コースで迷い易い場所があるのでその注意などを話す

 下りはBコースを降りる 途中でヒメレンゲを見つける 黄色の小さな星状の花を咲かせている 一塊となりきらきらと輝いているように見える


アプローチ
 前回同様429経由で津山に出 いつもの駐車場に ラジオで8時に瀬戸内海が濃霧の為停船命令が出,宇高フェリーなどが止まっていると聞く 曇り空で雲が低くはっきりしない天候 53号線からは山頂は雲がかかっており見えない