御調竜王山



標高 665m    難易度 ☆     登り50分 下り30分   広島県

倉敷からの距離    90Km        登頂日 ’98/06/28    ガイドブック 


駐車位置2.5Km9:50−10:002Km−10:05丸太の階段−10:121.3Km−10:21八幡峠0.9Km−10:31分岐(−10:33奥の院−)10:35−10:40山頂10:48−10:58八幡峠−11:15駐車場

登山 
 御調竜王山(みつぎりゅうおうざん665m) 登山GuideBook 中四国・兵庫の山百選に記載の三原市の山 せせらぎと木陰の道と紹介されている 一つ星の山
 ガイドブックに従い登山道を登る 登山道入口には竜王山2.5Kmと標識が出ており標識を参考にしてゆけば良い

 ガイドブックに左側からせせらぎの音が聞こえると記載がある 最初にせせらぎの音が聞こえてくるのは右手方向であり 道をどこかで間違えたのかと思ったが間違えそうな場所を思いつかなかったのでそのまま登ってゆく せせらぎの音がどんどん近くなりやがて登山道と交差し,それ以降は左側から聞こえてくるようになる なんでもない記載ではあるがガイドを目的とする本では混乱を生じやすい記載は避ける必要がある しかしこうしたミスは当事者はなかなか気が付きにくい点でもある

 せせらぎの音と小鳥の声を聞きながらの登りである 道は広く整備されている 丸太の階段の連続ではあるが 勾配のきつい部分は少なく階段の幅がペースと合っておりさほど気にならない 道の脇にはオカトラノオの白い花と紫のウツボグサが咲いている ガイドブックで言う木陰の道であるが,曇り空なのであまり気づかなかったが そう言えば道には木々がかぶさるように覆っており 所々にスポットライトが当たったように明るく映えている光景を思い出した 日照りの中だと木陰の連続で気持ちの良い山登りを楽しめるものと思う

 八幡峠から右折し山頂を目指す 途中奥の院があるので立ち寄る 泉が涌いて・・と説明があるが溜まり水が腐ったような濁りを呈しており残念だ 600m程の標高があり湿地帯として整備されていれば 湿原に育つ草花がいるだろうにと思う

 そこから山頂はすぐである 山頂にヤグラが組まれているが錆ており立ち入り禁止 周辺の眺望は木々に遮られていて何も見えない 山頂と記載があるので山頂と思う程度で全く山頂らしく無い

 山頂には高年の男性が一人ベンチに座り 日誌のようなものを記載していた もう一方の登り口(八坂峠)の事や これから尋ねようとしている黒滝山 白滝山の事を尋ねる 自然遊歩道が出来ており 竜王山から遊歩道を利用して白滝山に行けるとの話も伺った だが,ここから歩くのは容易ではない 八坂峠方面に降りるのも,登山道が平凡な事と天気が怪しい事もあり取り止めにして登ってきた道を戻る事とした

 あっと言う間に駐車場に着く 登りで八幡峠を過ぎた所でおりてこられるご夫婦に出会ったが帰路で追い抜いてしまった 何もそんなに急ぐ必要は無いのだが自然と足が動いてしまう 階段を走り降りるようにして降りても膝にこないのはありがたい

 車にリュックを置いて御調八幡宮周辺を散策する 立派な神社である 大きな杉が見応えがある 散策している間に雨がパラパラ降り出してきたので急いで車に戻る


アプローチ
 先週は当直と雨 昨日は計測自動制御学会中国支部主催の講演会とこの所、連日山を尋ねるチャンスを失っている 今日も天気が怪しい しかし,雨は降っていないので出掛ける事とした 山陰方面は雨の予報から瀬戸内に近い山を選ぶ 今日の山は三原市の北に位置する 国道2号線で尾道までゆき184御調そして486で目的地と計画していたが 尾道バイパスで184への降り口を見失い尾道バイパスを過ぎてしまった そこでもう一方のルートで,そのまま三原まで行き 県道25を北上し486を逆から走る形で目的地へ 御調八幡宮の駐車場に駐車

 走行途中 もう一方の登山口である八坂峠を通過した そこには駐車場があり5台ほど駐車していた