天神山と無明谷


標高 778m    難易度 ☆    登り55分 下り28分  岡山県
倉敷からの距離   66Km        登頂日 ’98/10/03   ガイドブック  F

 駐車場12:55−13:32八合目−13:39鈴振り岳13:46−13:58山頂14:01−14:09分岐−14:15明星崖−14:20分岐−14:40駐車場

登山
  久々の好天 午前にやらねばならぬ事があり、それを済ましてから尋ねる どこにしようか迷ったが天神山(てんじんやま778m)を選ぶ
 
 前回同様ナップザックで登る 蒜山登山で濡れた靴がやっと乾き 試運転を兼ねる 登山道は最近の大雨で荒れている所が見られる 倒木があちこちで見られ この様な山でもそれなりの傷跡が見られる 倒木をまたいだり くぐったり 少し注意が必要ではあるが 心配する事は全く無い

 天神山には余り花は見られない 登山道入口付近にキンミズヒキ ツユクサ ミゾソバ ミズヒキ ツリフネソウなどの花を見つけたが 良く見かける花である 渓流の音や澄んだ渓流の流れを見ると気持ちが安らぐ

 石段が終わり擬木の階段となる頃には渓流の音が聞こえなくなる 八合目を過ぎると一段落 天気が良いので分岐を鈴振り岳にとる コウヤボウキを尾根で見つけた ミヤマアキノキリンソウがチョコチョコ顔を出す 鈴振り岳はツツジの頃が良い 鈴振り岳から景色を楽しんだのは久々のような気がする 明星崖はこれまで気が付かなかった 標識が出ているので鈴振り岳を越えたルートなのかと思っていたが どうやら 左手正面に見えるのが明星崖のようである

 山頂からの帰路の分岐に鈴振り岳とは反対方向に明星崖の標識があった 350mとの事で足を伸ばして見たが 目的地らしき所に石のベンチが設置されている程度で特筆するものは無かった 尤も 今日は短パン 半袖姿で登っており ベンチから先のルート探索は若干のヤブコギが必要であったので それまでしてピークを見つけるファイトは無かったので ベンチの所で戻った どなたかご存知の方がいましたら教えてください

 短パンは山登りには適さない 天神山でも笹などの葉と直接肌に接する所がある なんでもないようだが後でかゆみを感じた

 下山はいつものように駆け下りる 擬木の階段の傾斜と間隔から自然と駆け足のようになってしまう 慣れないと膝を痛めるので注意


無明谷
 花が物足りないので無明谷を散策する 天神山登山口から4〜5Km程先であり天神山登山のついでに良く立ち寄る

 交差点を曲がってすぐに赤系統の花が咲いている 野山の花にはこうした色合いは珍しく,花壇の花が混じってきたのかと思った 葉がイチリンソウと似ているので,帰宅して調べたらショウメイギクとの事 岡山の野山の花に紹介してあった キンポウゲ科でイチリンソウと同じ仲間

 アケボノソウ アキチョウジ キバナアキギリ ジンジソウ シロヨメナ ビッチュウアザミなどの花に出会えた アキチョウジとシロヨメナが主力で春先に比べると淋しいが ここでは思いがけない花に出会え楽しみな場所

 散策していると一台の軽ワゴンが前から走ってきて 私の前に止まる 道を尋ねられるのかと思っていたら 何と 発破をかけるからすぐにこの場を移動して欲しいとの事 発破予告の掲示も無いので何を言っているのかわからなかったが 後5分しか無い この車で送るからと乗せられる 車はバックで無明谷の狭い道を走って行く あまり良い気持ちがしなかった 安全帯まで戻ると発破作業のカウントダウンを行っている最中 1分前・・・・3,2,1,ドドドーンと鈍い音 思わぬ経験をした

 無明谷では45分程散策した


アプローチ
 天神山を選んだのはどうも高梁川沿いを走りたかったのかも知れない 熊山であれば46Kmと大分近いが 最近は姫路方面に行く事が多く新鮮味が無い 高梁川は何時見ても良い 川上町から県道33号に入り成羽川沿いを走る ここの景色も好きな所 天神山登山口には3台の車が駐車していた