宝仏山



標高 1002m    難易度 ☆☆☆    登り**分 下り**分  鳥取県
倉敷からの距離   114Km        登頂日 ’98/11/21   ガイドブック    

駐車位置10:10−10:35登山口−11:15ヤブgiveup−11:45登山口−12:00駐車位置

登山
 宝仏山(ほうぶつさん1002m) 毛無山の西に位置する雄峰 明地峠の正面に聳える山 ヤブコギがかなりありそうなのでこの時期を選ぶ 三つ星の山

 山に雪がやってきて 先週とは冷え込みが一段と異なる 冬用の靴下 手袋をしヤブコギを想定してスパッツを付ける 時々霧雨が降り天候が安定しない どうしようかと迷っていると薄日が射し ここまで来たのだからと兎に角アタックする事に

 ガイドブックに登山口が分かり難いので集落の古老に聞くと良いと記載がある 登ってゆく途中軽トラックが追い抜き民家に入るのを見て これ幸いとルートを聞くがわからない この下におばあさんがいる その人が一番古いからその人に聞くと良いとの事 50〜60才と見かけたがルートをご存知ない様子 その方の民家は舗装が切れる最奥の民家であり 登山口はすぐ近くにあるはずだがご存知ない様子 これは難航しそうだ おばさんを尋ねるまでもして登る事も無いので行ける所まで行く事に

 舗装が切れたところに広い空地があるので ここに駐車出来る しかし 途中の道は傾斜もかなりあり狭いしガードレールが無い部分が多く 車で登るのは避けた方が良い

 広い空地を過ぎて50mほど林道に沿ってゆくと テープを巻いた登り口がある どうやらルートらしいが定かでは無い そのルートに従って登ってゆく ガイドブックにはすぐに急登のジグザグが始まると記載があるが その様子は無い 30分程で道が無くなると記載があるが 15分程度で道が無くなる

 地図から見ると目的とする山の左手に位置する様子 現在取り付いている山の右手に目標とする尾根が見えるので目標点に向けてヤブコギをしてゆく マークを頻繁に付けて行かないと 戻りのルートを失いそうだ 登山口にテープがあったので信じて取り付いたが違っていたのかも知れない

 ヤブが深くなり戻りのルートが心配になる そうこうする内に天候が悪くなり小雨が降り出す このような状況では この先の尾根筋に出るだけでも相当難航しそうだ 尾根に出てもまだ先がある この分では手持ちのテープが足りなくなりマークを付けられなくなる可能性もある 天候がおかしくなってきたのを幸いに早めにgiveupする 随分と奮闘したようだが時間は20〜30分程度 それでもルートが見えないヤブコギは疲れる このルートで間違い無いと確信が持てるとファイトも沸き 達成感を味わえる魅力と戦えるのだが 今回のように ルートも不安な状態では早めにgiveupするのが正解だろう

 念入りにマークを付けて来たつもりであったが 見失ってしまった まだ入ってそう深く無く 集落の民家の尾根が見えるので方角を失わずに済んだ 降りて出てきたところが登山口のすぐ近くだったので思わず苦笑した 誰かが見ていたら何をしているのだろうと思ったに違いない

 別のルートを探すまでのファイトは無い 山頂は雪景色のようなのでこれから毛無山を尋ねよう



アプローチ
 今週も180号を走る 総社〜高梁の山々も随分と色づいてきた 新見は3℃と一段と冷え込んできた 明地峠を越えると山々に白いものがちらちらする いよいよ雪の季節 大山も冠雪しているだろうがガスがかかり良く見えない

 登山口は181号との交差点高尾(KOO)を右折してすぐに後谷のバス停がある そこから林道を登って行けばよい 道幅が狭くそう距離も無いのでバス停の近くに駐車させてもらう