駐車位置10:00−10:13二合目−10:18三合目−10:30五合目−10:35六合目10:38−10:55八合目−11:15分岐−11:20上蒜山山頂11:26−11:31分岐=分岐11:36−11:50八合目−12:00六合目−12:03五合目−12:08三合目−12:12二合目−12:20駐車位置
98年の登り納めである どの山を選ぼうか迷ったが雪の状態を知りたいので上蒜山を選ぶ山頂付近には白いものが見える 雪がありそうだ 眼を他に移すと,大山は真っ白に冠雪している その手前の烏ヶ山は黒く積雪量はさほどでもなさそう すぐ目前の皆ガ山は蒜山同様白いものがうっすらと見える 車窓からこうした山の状態が見え,山頂での景色に期待が高まる
牧場から出発する 登山道には霜柱が出来ており,サクサクと霜柱を踏みつける この感触はいつ以来だろうか? 小学校の運動場で走り回った記憶に飛ぶ 霜どけのグラウンドでラグビーをやった高校時代に思いをはせる 何か随分と昔の思い出を足は記憶している タイムスリップしたような錯覚を楽しみながら杉の木立に入る 植林の下は霜柱は無い 随分と違いがある
杉木立を抜けると二合目 左手には皆ガ山が見える スキー場は雪が全く無くリフトが淋しげにしている 三合目を過ぎ急登が一休みする地点から皆ガ山のふた山の合間から大山の白い山頂が見えるようになる 高度を上げるに従い大山の姿がずんずんと見えてくる 五合目になると今度は烏ヶ山まで見えてくる
六合目付近から雪道になる 雪は夜間の冷え込みで固くなっており滑りやすい 軽アイゼンを取り出し装着する 足元が格段に安定する
八合目からの眺望は素晴らしい 大山,烏ヶ山,大山三鈷峰,野田ヶ山,矢筈ヶ山,甲ヶ山,船上山と一連の山々が見える 不思議な事に大山だけが太陽があたりスポットライトに照らされているかのよう 三平山から中国山脈の山々も一望出来る しかし,どの山も似たような形で山座同定が困難だ 櫃ヶ山がどうやら判別出来た
八合目付近から雪質はさらさらになる 積雪量は20cm程度 笹などは冠雪せずに頭を出している もう少し積もると笹や低木が冠雪し山全体が真っ白になる 雪道には幾つも足跡がついている まっさらな雪面で無いのが少し残念だ
ブナの原生林を通る いつもだと小鳥の鳴き声に聞き惚れるのだが,この時期では全く聞こえない 静けさの世界である 雪道を歩く足音だけが聞こえる 風も無いので笹の葉がさらさら言う音すら無い 美しいブナ林と静けさ これも山の大きなご褒美である 心が洗われる
上蒜山山頂への分岐に着く 足跡はここで終わりになっていた 分岐を山頂と思って引き返したのだろうか? 分岐からは足跡の無い雪面を足跡を残しながら進む 気持ちが良い しかし,ルートに笹があり露払い(雪払い)がされてなく ズボンはすぐにぐしょぐしょになる 山頂まではほんの少しの距離なので濡れるのに任せる
山頂は眺望がきかない 木立が落葉しているので少しは見えるのではと期待していたがダメであった 山頂の三角点まで登っただけで ズボンを濡らしたのがおまけになった ここで休んでは身体が冷えるので,写真を撮ってすぐに出発
分岐に戻り,少し中蒜山の方に進む まっさらな雪面を楽しむ為と中蒜山の写真を撮るため 見晴らしの良い地点まで行く 標高差が70〜80m程度か 高いところから見下ろすのは随分と感じが違う 八合目から見た中蒜山は堂々としていたが ここからでは丘のようなもの 山を見るのは堂々とした形の方が良い
そこからUターンして下る 八合目での眺望を再度楽しむ 矢筈ヶ山,甲ヶ山の山並みにも太陽があたり輝いていた 下るに従い山々は皆ガ山の影に隠れてしまう 蒜山の白樺林を尋ね 湯原で140円の温泉をゆったりと楽しみ この1年を感謝すると共に,新年での出合いに期待する
429経由で行く,加茂川から落合にかけガスに包まれている 加茂川ではフォグランプが必要な程 旭川沿いを走り勝山に向かう途中でガスが晴れ,周辺の山々が輪郭を見せる 青空も覗き空の青さが新鮮に見える ガスが晴れる瞬間はあっと言う間でその変化に唖然とさせられる 心配していた天候も大丈夫そうだ 湯原のトンネルを抜けても天気は安定している,少し雲が多い程度蒜山大根は時期が終わったのか道路脇での販売はやっていない 正月用にと思っていたが残念 蒜山道の駅を経由し,登山口の牧場に