天神山の雪景色



標高 778m    難易度 ☆    登り90分 下り34分   岡山県

倉敷からの距離   66Km        登頂日 ’99/01/10   ガイドブック  F


駐車場9:37−10:45八合目−10:50分岐−11:00鈴振岳11:05−11:25山頂11:31−11:38分岐−12:05駐車場

登山
 昨日同様鳥取県には大雪警報が出 雪に関するニュースが報道されている 泉山の雪に覆われた姿に魅力を感じたが 昨日の課題を検討する目的もあり成羽天神山(てんじんやま778m)を選ぶ

 登山の支度をしていたら 大型バスが登山口に停車して続々と人が降りる 登山姿をしているので 天神山に登りに来たらしい バスは人を降ろしたあと私が駐車している空地にきて彼らが降りてくるのを待つらしい 予定は14時頃とか 私が走ってきた方向とは逆から来たので どちらからと聞いたところ 倉敷からで その先のトイレに寄ってきたとか 倉敷ハイキングクラブ の名前がバスの窓に書いてあった 50名余りの団体だそうだ

 登山口にかかると駐車場に大集団 リーダとおぼしき人が話をしている 駐車場と登山ルートとは少し離れており 離れたところから挨拶を交わし先に登ってゆく

 今日の課題は汗をかかずに登れるか である スキーの時に着る冬の厚手のコートを着て防寒対策をとった状態で 汗をかかずに登れるか をテストする

 幸い登山口から雪 天神山で雪に会えるとは それも登山口から出会えるとは随分とついている 天神山のルートは階段がほとんど いつもは一歩でステップを登ってゆくのだが二歩とステップを小さくし ピッチも落とし登ってゆく だがである 次第に身体が暖かくなる この暖機状態で持続すればよいと思ったが そのうち 額から汗がにじみ出す 30分もたたない内にである 額からだけであれば良いと願いながらペースを保ちながら登ってゆく

 積雪量は10cmも無い だが全体が白く雪のベールに覆われており 天神山も随分と違った雰囲気を見せてくれる 登ってゆくにつれ15cm程になり 踏み込む感触が楽しめる 団体の後陣を拝していたらこの感触は楽しめなかったであろう

 ゆくっり登ると随分と登り甲斐がある なかなか鈴振岳への分岐に着かない 随分と感覚が違うものだ そのうち分岐に到着 鈴振岳に向かう

 鈴振岳の雲海が新聞に紹介されており期待していたが 今日はだめ 全体がぼんやりしており 冬の景色 明星崖や周辺の岩山が雪を抱いていた

 分岐に戻り 山頂に向かう その途中団体と遭遇 後ろに付いてゆこうと思っていたらどうぞどうぞとルートを開けてくれるので 先に出る 先頭に出た時は山頂であった 山頂で団体が到着するのを待ち 記念写真のシャッターを押してあげる(三脚は持ってきていないとの事だったので) 狭い山頂に溢れる人 やっとファインダーに納める事が出来た

 山頂で数分じっとしていたが,身体の冷え込みは感じなかった しかし,どうやら下着は汗でぐしょぐしょの様子 折角のテストではあったが,狙いは失敗 意識してゆっくり登っても汗は出てくる 意識を登るペースに振り向けただけ自然を楽しむ事が失われた感じがする 汗はかく事で対処しよう

 くだりは一気に駆け下りる 



アプローチ
 昨日足守で雪が降った形跡があり 新見千屋では積雪50cmのニュース 天神山にも積雪がある事を期待して走る 期待通り 早,高梁市街地手前で周辺の山に雪が降った形跡が見える 高梁川の河原は雪に覆われ白くなっている

 313から県道33に右折し成羽川沿いを走る 道路には雪が残っているところがあり凍結している 雪景色は大歓迎だが 凍結した雪道は遠慮願いたい スピードを落としゆっくり走る 緊張の連続である 景色の良いところでは写真を撮りながら目的地に 登山口にある駐車場は雪があるので避け 道路沿いの空地に駐車