声ヶ乢10:46−11:13雲海の丘−12:06山頂12:29−12:37三角点−12:45ピーク−12:48雪ここまで−13:05雲海の丘−13:21声ヶ乢
今月の初め爪ヶ城(つめがじょう1,114m)を目指したが雪でアプローチ出来ず見送った 今日は県北が久々の好天の予報なので再挑戦する雪があるか無いかの判断はなかなかむつかしい 2月の初めの様子を見ると そう簡単に無くなりそうも無いと思っていたが 平地で冠雪している場所は全くない 拍子抜けしてしまった
山頂付近には雪がありそう 那岐山の方は真っ白になった場所が見える 泉山など県北の山々が伺える こちらよりも一段と白く見える 一山二山の違いで相当雪の状態を異にしている
登っている途中で,キブシが芽をふき特徴のある房を枝からぶる下げている 蓑虫を連想させる 木々の枝先は色が変わってきており芽吹きも近い 気温も暖かく冬の厳しさから春の暖かさへと季節の移り変わりが感じさせられる
丸太の階段を登ってゆく 20分ほどたつと汗がしたたり落ちる 天候は次第に良くなり晴れ間が覗くようになってきた 県北の山々に太陽の日射しが、真っ白に冠雪した山波の局部にスポットライトが当たり浮き出して見える 天候が良くなってくると周辺が一度に明るくなる
昨夜に雪でも降ったのか 木々には真綿を散りばめたように雪がうっすらと積もっている 風が吹くと、積もった雪が吹き飛ばされ舞うように散ってくる 花吹雪の下を歩くような錯覚を覚える 時々まとまって落ちてくる 襟首にでも落ちてくると大変だ
登ってゆくにつれ雪が多くなる ルートにも雪が積もってくるようになる 積雪量も次第に多くなる 先に登った人の足跡がついている 時には膝が隠れるような深さの所も出てくる 50cm以上の積雪となってきた 期待していた景色だ 周辺は雪に覆われ真っ白 雪の世界となってきた 太陽が顔を出し、美しさが増す 岡山の山百選に記載されている爪ヶ城の写真は冬山だ どこかでお逢いした方が あの写真の時に登ってみたいと話しておられたのを思い出す
3名の方が降りて来られた 良い天気になってきましたなー と好天を喜び合う 下る時には三角点でカップラーメンを暖めているご夫婦と合う 今日は2組5名の方と出会った ルートも分かり易いし,眺望が良いので人気の山の一つと言えよう
山頂からは雪を抱いた山波を俯瞰出来る 泉山 角ヶ仙 花知ヶ仙などの山々だ 先ほどまでは太陽の光に輝いていたが 雲が出てきてその輝きが失われ平凡な景色になってしまったのが残念だ しかし,立っている山頂には太陽の日射しが当たり 暖かい 風もなく太陽の日射しの暖かさを堪能出来る 汗で濡れた下着を脱ぎ 上半身裸になっても寒さを感じない 心地よいひとときである この山は那岐山のように避難小屋が無いので天候の良い日を選ぶのが肝要
下山を矢櫃城跡経由のルートを選択しようと思ったが 三角点からそちらのルートに降りている形跡は無く かなりの急斜面 夏山ではルートが明確であったが雪に覆われておりルートを見失うと大変なのでそちらを降りるのは止めて 登ってきたルートを戻ることに
53号で向かう 朝方雲が多かったが不思議な事に雲は消え青空が広がる 久々の好天だ 日射しが暖かい だが,県北は曇りで午後には晴れるとの予報 やはり,津山に近づくと濃い雲がかかっており、天気予報通りの空模様 2月の初めは津山市街入口から道路脇に雪が見られたが今日は全く無い 周辺の低山も冠雪していない 随分と違う日本原から声ヶ乢に向かう 今日はスコップを車に積み 道路脇の雪をどけて駐車しようと思ってきたが 雪は全く無い そのまま登山口の声ヶ乢まで登ってしまった