駐車位置10:21−10:35二合目−10:42三合目−10:56五合目−10:59見晴らし11:06−11:11六合目−11:41八合目−12:11分岐−12:25上蒜山山頂12:31−12:40分岐−13:02八合目13:17−13:35六合目−13:37見晴らし13:41−13:43五合目−13:51三合目−13:55二合目−14:03駐車位置
県北から鳥取にかけ晴れの予報 久々に県北を尋ねる このところ気温が上昇している事から,雪を求め蒜山まで足を伸ばす山頂には雪が見えるのでダメモトでカンジキを持って登る事に カンジキはまだ一度も使っていないので使える環境にある事を願って登る
登山口には雪は全くない 霜柱も無く 暖かである ときおり吹いてくる風が冷気を運びいくばくかの冬のなごりを留める 二合目 三合目と登ってゆく まだ雪は無い スキー場も雪は無く リフトが淋しげにロープにぶる下がっている まだ雪が降るチャンスがあると見ているのだろうか すぐ隣りの皆ガ山は雪が見えるのでそちらの山を登れば良かったかと思いながら登ってゆく 急登を登り緩斜面になる地点でルートに雪が残っている 雪解けが進み随分と柔らかくなっている この様子では数日で消えてしまいそうだ
また,急登を登り五合目を過ぎるとルートは緩やかになる ここには雪が残っている 草原の斜面は雪が溶けてしまっているがルートの上には50cmから1m近い雪が残っている そこでやっとカンジキを装着し試運転に入る
雪質は柔らかく表面はかなり溶けている 雪の下は雪解け水が流れており 上からも下からも雪解けが進んでいる カンジキが無いとズボズボ膝頭の上まで雪に埋もれてしまう さすがカンジキの威力である 水すましのように雪の上をもぐらずに進む事が出来る 実に快適だ
登るにつれて雪は多くなり,雪質も変化してくる カンジキでは急な登りを登りきれるか心配であったが 雪質が柔らかい事もあり アイゼンのように斜面を蹴飛ばすようにして足を安定させ一歩一歩登ってゆく事が出来た 結構使いやすい
八合目の槍ヶ峰の景観は素晴らしい いつ登っても感動を新たにする 大山から外輪山を一望出来る いずれも雪に覆われている 甲ヶ山の切り立った姿がりりしく見える 一方,県北の山々は霞がかかりはっきりしない
八合目から少し登ると ブナ林にかかる 鬱蒼としたブナ林も木々は葉を落とし丸坊主になっており,鬱蒼とした感じは全くない 雪面から太いブナの樹木が飛び出しておりこれまた趣のある風情 樹木の廻りは雪解けが進んでおり 下手をするとズボーと腰の辺りまで埋まってしまう カンジキを着けていると埋まった場合は大変だ カンジキが抵抗になってなかなか抜けない
ブナ林を過ぎ上蒜山山頂への分岐に出る ここで世界は急変する
エー 何! 驚きが一杯 思わずカメラのシャッターをバチバチ切る すごい景観だ 樹木には霧氷が大きく成長している 成長している様子が全く違う 4〜5cm程もあり 木々の枝が羽を広げたよう 成長した霧氷が雪面に落ち それらが太陽光線にてらされキラキラ輝いている 雪質は締まり固さが違う
上蒜山山頂までは通い慣れたルートである いつもは大きな笹の葉をくぐるようにして進むのであるが すっかり雪に覆われ笹の葉に付着している露など全く気にしなくて良い 山頂は山頂を示す標識が雪に埋もれてしまっており 山頂の所在を示すものは無い 眺望もあまりきかない 霧氷に囲まれその美しさに堪能する
くだりは登ってきたルートを忠実にたどりながらくだる 分岐から雪質が柔らかくなり足元に注意がいる 何回かズボーとはまる ゆっくりおりていても下向きのベクトルがあり足に大きな負担がかかる 埋もれた足を引き抜くのも大変 身体を戻し後ろに戻るように すなわち 足が雪に入った角度と同じにしないとカンジキの抵抗で抜けない 少しずつ使い方のノウハウを習得する
八合目で昼食休憩をとる 天候が良くなり日射しが暖かい 大山から大山三鈷峰,甲ヶ山などの眺望を楽しみながらのひととき 至福のときである
帰路 湯原温泉にて140円の温泉を楽しむ
429経由で行く,朝429を走るのは今年初めて この所気温があがり道路凍結の心配が無くなった 旭川の景観は冬の厳しさが消え 春近しを思わせる 川沿いの桜も出番を待ちかまえている様子 落合の気温は10℃ 春霞がかかっているような景色で遠望がきかない 周辺の山々も冠雪している様子が伺えない313で勝山から北上 櫃ヶ山は雪が見えない(湯原から見ると9合目あたりには雪が残っている)雨乞山も雪が無い 湯原のトンネルを越えて中和村に入っても雪は無い 少し進むと下蒜山が顔を出し やっと雪が残っている様子が見える 蒜山三座や皆ガ山 三平山 大山等は雪が残っている