後山


標高 1345m    難易度 ☆☆     登り85分 下り67分   岡山県
倉敷からの距離   130Km        登頂日 ’99/05/01   ガイドブック  F

駐車位置10:55−11:20キャンプ場分岐−12:05尾根−12:06舟木山−12:20山頂12:51−13:03舟木山−13:04尾根分岐−13:25キャンプ場分岐−13:32滝−13:58駐車位置

登山
 いよいよ花の季節 まずは岡山県の最高峰である後山(うしろやま1345m)に

 駐車場周辺にスミレが沢山の花を咲かせている 小鳥のさえずりも早速歓迎してくれる 新緑も美しい 太陽の日射しが心地よく射し込む

 車道を少し戻り 登山道に入る スミレがあっちにもこっちにも咲いている 薄紫色のものと 白いものと スミレにも色々種類があるようだが区別がつけにくい 薄紫色のものはタチツボスミレ 白いものはマルバスミレのようだ スミレはどこにでも良く見かけるので有難味が今一つではあるが かなり長い道のりに次から次ぎと咲いており楽しませてくれる

 ムラサキケマンを見つけた ケシ科の花でシソ科のホトケノザと良く似た花を咲かせる 今度はコチャルメルソウ 森林公園で覚えた 花が咲いているのかいないのか良くわからないが特徴のある形をしている

 登山道は渓流沿いに登ってゆく 渓流の音と小鳥の声 おだやかな日射し 気持ちが浮き浮きしてくる 渓流を横断する場所には ボタンネコノメソウやヤマネコノメソウがいる ネコノメ?の黄色の部分が目立つ

 小さな青色をした花を見つけた ヤマルリソウとの事 ブルーは自然の花には珍しいと説明にあった 名前もきれいだ 山道の一隅に咲き 太陽の日射しを受け輝いているように見える 今度は白い花 スハマソウ が咲いていた いずれも小さな花 このあたりはコブシの木がある場所 まだ花は幾つか残っていたが花は開ききっており 花弁も随分と散っていた 向かいの尾根筋にも幾本もの木々が白い花を咲かせているのが見える

 ミヤマカタバミ チゴユリ エンレイソウなどが木陰にひっそりと咲いていた ショウジョウバカマが顔を出してきた ショウジョウバカマは咲き始めの時が色がきれいでういういしさがあり好きだ 登山ルートに花を咲かせており踏みつけないよう注意して登る

 突然鐘の音が聞こえてくる 正面に位置する日名倉山のベルピエールの鐘の音だ 正午の時報に合わせ鐘を鳴らしているのだろう

 山頂にはすでに10名余りの方 三室山から氷ノ山が眺望出来る 那岐山や袴ヶ仙などが伺える 穏やかな春の景観である

 くだりはキャンプ場分岐で分岐をキャンプ場に向かう このルートはキャンプ場から登ってきて見失ってしまったもの 逆から攻めてみる これまでの登山道とは違って難度があがる 注意をしながら斜面をトラバースするように巻きながら行くと 滝に出る滝と言っても垂直に水が落下するのでなく 素麺流しの形で水が流れてくる 長さは50〜60mはあろうか 結構見応えがある ルートは滝の落ち口に降りてゆく 水流は少なくチョロチョロ流れている程度で驚く事は無い 落ち口を渡ると急斜面となっておりそこを登る

 登りきった場所が前回ルートを見失ったポイント 滝の落ち口に降りてゆくとは思わなかった 急斜面のくだりであり 落ち口から先にルートがあるか見えない 上に登ってゆく迷い道のルートがはっきりしている これでは多く人が迷い道に入っても仕方がなさそうだ 案内標識でもあれば親切なのだが 兎に角ひかかっていたものが解決出来た

 キランソウ と思われる花を見つけた またヤマツツジが紫色の花を咲かせていた キャンプ場ではカエデの新緑が鮮やかであった 


アプローチ
 岡山バイパスが完成した事から2号線で備前市伊部まで走り374にのる 湯郷から179を行き 江見で県道5に乗り大原町へ 429を経由し後山キャンプ場に キャンプ場にはすでに10台程の車