下蒜山〜中蒜山〜下蒜山



中蒜山 標高 1123m 下蒜山 1105m
難易度 ☆☆     登り62分 縦走往復140分 下り39分  岡山県
倉敷からの距離   117Km        登頂日 ’99/05/02   ガイドブック  F

犬挟峠9:54−10:02尾根−10:11三合目−10:18五合目−10:26雲居平−10:34七合目−10:40八合目−10:47九合目−10:56下蒜山山頂11:03−11:36フングリ乢−12:02分岐−12:07中蒜山山頂12:30−12:36分岐−12:53フングリ乢−13:42下蒜山山頂13:47−13:54九合目−13:58八合目−14:02七合目−14:06雲居平−14:11五合目−14:17三合目−14:21尾根分岐−14:26犬挟峠

登山
 花と言うと下蒜山(1105m)から中蒜山(1123m) 昨日同様好天の下での山歩き

 バスの運転手に聞くと 大阪から 6時に上蒜山に着いた 今日はこちらに泊まり 明日も山登りの計画との事 そう言えば、昨日後山山頂でどこかのパーテイーがバスを借り切り 昨日はどこどこ 今日はどこ 明日は四国と登山のはしごをしているとの話を聞いた また、登山を目的としたツアーも結構人気との事 登山人口が増えてきているのだろう

 今日も、犬挟峠514m〜雲居平854m〜下蒜山1100m〜フングリ乢800m〜中蒜山1123m(数字は標高) 往復約10Kmを歩く

 犬挟峠から新緑の木立の中を小鳥の声を聞きながら登ってゆく 尾根筋に出ると標識が立っており山頂まで1時間40分と記載がある 尾根にかかると花にお目にかかれるかと思っていたが スミレとシロヤマブキと見慣れた花 ショウジョウバカマも時々顔を出す

 鎖場があるが 鎖を使うまでも無い 天気が良く 足元はしっかりしており心配は無い 五合目を過ぎるとすすきの原が広がり 雲居平に ここからは、山頂に続くルートが見通せるようになる すすきの原が山裾を覆っており(季節がら穂は無い)実におだやかな景観である

 足元を見るとトキワイカリソウが特徴のある花を咲かせている 少し進むと今度はキクザキイチゲの集落 きれいな花を幾つも咲かせている 黄色の小さい花も彩りを加えてくれるミツバツチグリというようだ 今度はカタクリが顔を出す 丁度最盛期だ太陽に照らされ 思いっきりそりかえって自らの美しさを主張している ショウジョウバカマ カタクリ スミレが次から次ぎと花を咲かせている 景色もよし 花もよし 写真を撮るのが忙しい

 八合目にまた鎖場がある 幾分急ではあるが鎖に頼らないでも支障が無い 九合目ではカタクリがルートの両側に咲き 出迎えてくれる ここまでご苦労様と労をねぎらうように 次から次ぎと歓迎の挨拶

 山頂では幾つものパーテイーが休んでいた 写真だけ撮って中蒜山に向かう

 下蒜山からフングリ乢までのルートが素晴らしい カタクリ トキワイカリソウ スミレ イワカガミがあちこちで花を咲かせている イワカガミの咲く時期には少し早かったがそれでも幾つか花を咲かせており 沢山の蕾が出番を待っていた イワカガミの特徴ある葉がルートを埋めており 花が咲くと見事に違いない スミレが結構見事に咲いている ブーケのように花がひとかたまりになって咲いている

 ブナは芽吹きが始まった 新芽が顔を出している タムシバの花はいよいよ最後 それに替わってオオカメノキが白い花を咲かせる 木々も次から次ぎと季節の移ろいを見せてくれる

 フングリ乢を過ぎた地点でダイセンキスミレと思われる黄色のスミレが集落をつくっていた この花は鳥取・島根・広島・岡山県境付近の標高800m以上の山地に分布していると記載があるのでまず間違いが無いであろう 黄金色に輝いており目立つ ミツバツチグリも黄色で同じような大きさだが よく見れば花も葉も形が違う

 中蒜山山頂は下蒜山より賑わっていた シートを広げその上に寝ころんでいるグループもいた 太陽のぬくもりが心地よい事だろう 山頂付近にカタクリが咲いているかと期待していたが 所々に芽が出ているのを見つける事が出来た程度で咲いている状態のものを見つける事は出来なかった 記憶違いなのか? 時期が少し早いのか?

 下蒜山に戻る 下蒜山の山頂には誰もおらず先ほどの賑わいがうそのよう 日射しがかげり寒々としてきた 同じ花でも日が射している時の方がいききと見える



アプローチ
  429経由旭町〜県道30落合〜313といつものコース 登山口は旧313の犬挟峠 駐車場は大賑わい バスを含め20台以上が駐車