倉敷からの距離 93Km
登頂日 ’99/05/08 ガイドブック A
B
C
E F
O
駐車位置10:02−10:16登山口Aコース−10:36水場−10:49福ヶ乢−11:28井水山山頂−11:46_1198mピーク−11:57山頂12:27−12:38_1198mピーク−12:52井水山−13:14福ヶ乢−13:24水場−13:37登山口−13:48駐車位置
泉山(いずみがせん1209m)は7回目になるが この時期は初めて 花はどうだろう神社から林道に沿って登ってゆく(神社の先でも駐車出来る場所はある) 熊に注意 鈴など音の出るものを持って登って下さいとの記載があり 用意してある鈴を取り出し腰につけて登る 新しく林道が出来たのか 記憶が怪しいのか あれ? と思う地点があったが道なりに登ってゆくと登山口Aコースの標識がある そこから登山道に入る
林道沿いにはミツバツチグリが黄色の花をちりばめ チゴユリがはにかむように小さな花をつけていた 好天で気温も高く,日射しが熱く感じられる 木陰に入るとむしろほっとする 登山道からは大きな杉の木立の中になり ひんやりとした杉木立独特の心地良い冷気につつまれる 小鳥のさえずりも木々に反響しずっと近くで鳴いているように感じられる
ギンリョウソウを見つけた 木陰のひんやりした所でよく見かける おばけが顔を出すような形であまり可愛げが無い 今度はヤマルリソウ この花は可愛い 後山で覚えた花 泉山でもここでしか見られなかったのでそうあちこちで咲いている花では無さそう
水場では色々な花に出会えるかと思ったがコチャルメルソウとスミレで少し淋しい感じ 季節により賑わいが異なる 落葉樹が新しい葉をつけ輝いている 木々が美しいと小鳥も嬉しいのかさえずる声も一段と高く 軽やかに聞こえる
福ヶ乢標高890mに出るとここからは尾根を登る ふりかえるとオオカメノキが白い花を咲かせている 尾根に出ると眺望が開ける 雪の時期の景観が思い出される 雲海には感動した 今日は春霞 春の海ひねもすのたりのたりかな の山版のようだ
尾根には花があちこちと咲き歓迎してくれる スミレが圧倒的に多い 写真を撮り少しずつでも覚えてゆく 薄紫のタチツボスミレ 濃青紫のヒメスミレ 白に紫の斑のあるニョイスミレ 黄色のダイセンキスミレ 総称でなくスミレと言う種類もある 結構色々な種類がある 黄色のミツバツチグリも混ざって咲いている 早くもノアザミがつぼみをつけている
新緑の木々に混ざってサイコクミツバツツジが薄い赤紫の花を咲かせている 萌葱色(もえぎいろ)とは上手い名前を付けたものだ 青と黄色の中間の色との事だが 新緑の萌える若葉の美しさを実に上手く表現している その中にツツジの明るい色が加わり,一段と彩りが鮮やかに見える 気持ちまで萌え浮き浮きとしてくる
福ヶ乢からは登りが続く ピークについたかと思うとまだ先にピークが現れる 井水山山頂にかかる一つ手前のピークの近くでシャクナゲが咲いているのを見つけた 最初の木は見つけにくい場所であるが 次は結構目につきやすい場所に咲いていた この場所であればまず見落とす事はあるまい
帰路夫婦連れに出会った 井水山山頂の少し手前で休んでいた 山頂までの時間を尋ねられたので 回答すると共に シャクナゲの花を見たか尋ねた きれいに咲いておりほっとしましたとの回答 登山の疲れをいやされた喜び ここまで登り思いがけない花に出会った喜びが感じられる
井水山山頂は標高1150m 眺望がひろがる 鳥瞰図が書いてあり山々の名前が記載されている メモをとってこなかったがほとんどが登った事がある山々
ここから泉山山頂までは眺望の良い尾根歩き ピークを幾つか越えてゆくがそうきついところは無い アセビが花を付け 大きく伸びたショウジョウバカマの花が咲いている 1198mピーク周辺から山頂にかけてダイセンキスミレがあちこちに咲いている 黄色の花が星をちりばめたようにキラキラと輝いて見える
山頂からは奥津の山々が眺望出来る 春霞のようで山の輪郭はくっきりしないが三ヶ上 妹山 花知ヶ仙 湯岳などの山々が目前に展開する 足元にはダイセンキスミレが咲いており踏みつけないように注意しながら景観を楽しむ
いつものように国道429〜県道159〜国道181〜院庄で国道179に乗り 奥津中学の所を右折し神社までゆき駐車 すでに5台駐車