泉山 笠菅峠に降りる



標高 1209m    難易度 ☆☆    登り55分 下り40分 林道35分  岡山県

倉敷からの距離   101Km        登頂日 ’99/07/04   ガイドブック  F


駐車位置9:48−10:02休憩所−10:32小ピーク−10:42_1198mピーク−10:55山頂11:22−11:40反射板−11:52登山口(林道)−12:03笠菅峠−12:39駐車位置

登山
 泉山(いずみがせん1209m) 今日は大神宮原から登り 笠菅峠におりるコースを選ぶ

 「岡山の山 百選」には笠菅峠へのコースは悪路と記載されているが 昨年整備され このコースから登ってくる人が増えた 登り口に関するガイドが無いので山頂から降りてみることにした

 登山口に車を置き出発 熊に注意 音を出すものを携帯するよう掲示が出ているので 鈴を取り出し ズボンのベルトにぶらさげる

 登り口に分岐があり これまで右のルートを登っていた 今日は左のルートを登ってみる 登ってゆくと道が陥没している 左手からの沢水で流されてしまったようだ なんとか越えるとそこで右からのルートと合流する 降りてくる時は陥没したルートに向かわないようにバリケードのように木々を置いている 気になっていた事を片づけ いつものコースにのる

 泉山登山道の標識に従って登山道に入る 休憩所を過ぎると本格的な登山道になる 大神宮原コースは残念ながら尾根に出るまで 眺望は殆ど得られず花も少ない 少ない中で アセビとギンリョウソウに出会った アセビは足元を見ると白い小さな花が一面に広がっているので見上げるとアセビだった ギンリョウソウはひとかたまりとなり群生していたので目立った

 急な登りを3度程過ぎると小ピークに着き 山頂を望める それから最後の急登にかかる 今年の1月に雪のコースを登った事を思い出す 最後の急登の途中から奥津方面を俯瞰出来たが今日は生憎の天気で ガスがかかり見えない

 尾根に出る直前にササユリを見つけた 笹の葉の中でピンクの花を咲かせていた そして1198mピークに飛び出し 視界が開ける はず されど 山頂すらガスで思うように見えない 何人もの人と出会ったが 今日は残念ですなと挨拶を交わす

 尾根にはササユリがあちこちで花を咲かせている 一つ見つけても随分と喜んだがそれがあちこちに咲いている 群生している所もある 咲いている所にはあるものだと感心する ノアザミ サワヒヨドリ ヤマアジサイ オカトラノオ等の花も顔を見せる

 尾根歩きを楽しみ 山頂に

 健康診断でDrから心電図がきれいだ 脈拍が48とまれに40台の人がいる 山登りの成果かな との話を思い出し 脈拍をはかってみる 1198mピークに飛び出した地点で120 汗はタラタラ垂れるしかなり心拍数は高い 尾根歩きは比較的楽なコース 楽な歩行で脈も下がっているかと思い 山頂で測定したが やはり120 どうもある程度高くなった状態を維持している模様 歩くのを止めて休憩中の脈を測定すると 5分後84 10分後72と下がってきた

 休憩している間に笠菅峠方面から何人も登ってくる 先日は子供連れで登ってきた家族がいた そう難しいルートでは無かろう

 笠菅峠に向かうルートは尾根道を降りてゆくので 見晴らしが良い(今日は生憎の天気でしたが) またササユリをはじめ 先程記載した花も咲いている 小鳥の声もウグイス ホトトギス カッコーと聞き慣れた声 笛を吹くようにピーピーと鳴く小鳥と楽しませてくれる 森林公園の尾根ルートを歩く感じである 急な傾斜の所も無く このルートであれば随分と楽に山頂に立てる

 笠菅峠の標高を調べると850mである 山頂までの標高差は360m ちなみに大神宮原は標高620mであり 標高差は590m 笠菅峠コースは標高差も少なく楽である 山を楽しむ手始めにはもってこいのルートと言えよう

 登山口へのアプローチを念の為記載しておこう 奥津温泉から大神宮原ルートに向かう林道を更に車を走らせると 峠に着く 峠には 夢街道と書いた大きな石碑が立っている 1998年開通 美作北線と記載があった 峠の右手に泉山登山口の標識がある その近くに数台の車が駐車していた 標識に従い林道に入る 10分程歩くと 登山道の案内がある あとは一本道で山頂に立てる

 私はそれから林道を歩き 駐車位置に向かう ホタルブクロ アカショウマ オトコエシなどの花に出会う



アプローチ
 広島方面は大雨に伴う水害が報告されている 道路状況が読めないので 泉山の懸案となっていた笠菅峠ルートを歩く事に

 いつものように国道429〜県道159〜国道181〜院庄で国道179に乗り 奥津温泉ふるさと物産店を過ぎてすぐの交差点を右折して越畑方面に向かう 登山口近くの道路脇に駐車