倉敷からの距離 134Km 登頂日 ’99/07/17 ガイドブック D
駐車場10:38−10:39石像−10:55リフト終点−11:00水場−11:03猫山大権現−11:40山頂11:45−11:48笹原12:29−12:49猫山大権現−12:53リフト終点−13:02駐車場
猫山(ねこやま1195m)は 「ひろしま百山」に記載の山 道後山に相対する
「ひろしま百山」は3日前に八重洲ブックセンターで見つけた本 「ふるさとの山歩き」という本を全面改訂して1998年に出版された由 猫山の紹介があり早速尋ねる
登山道入口にウツボグサ シモツケ オカトラノオが出迎えてくれる 幸先の良いスタート 登山道はロッジやゲレンデを左手に見ながら登ってゆく ルートはしっかりしている リフトの終点を過ぎて少し登った地点で右にルートを取る このポイントが唯一の分岐 直登するルートは岩に××と赤マークがついている 右折する方向にはマークが付いており 少し注意すれば間違えようが無い水場は水がチョロチョロ流れている程度 ルートはそこを越えて 山を巻くようにして続いている 間もなく トタンぶきの建物が左手上に見える 猫山大権現「山上さん」である 石像がある 平坦なルートをピッチ良く進む
花は登山道入口を過ぎるとしばらくご無沙汰であったが 「山上さん」を過ぎてからヤマアジサイが顔を出す赤系統から青系統 白と種々の色である 今度はオカトラノオ そしてアカショウマと花が豊かになる ルートは大きくカーブして稜線に出る 視界が開け 岩樋山 道後山のなだらかな曲線を見る事が出来る 足元には 赤系統の小さな花が顔を出す
稜線にかかると登りが急になる ヒグラシがカナカナカナと鳴き出す 登山道入口でかすかに聞こえた 空耳かなと思っていたが 登るにつれ鳴き声がはっきりし この辺りとなると蝉しぐれである 小鳥も負けじと声をあげ実ににぎやか 森の大きな鼓動を聞く事が出来る 蛙のような鳴き声がする蝉の種類なのだろうか?:追記 セミに関して日本セミの会のS氏より カエルのような鳴き声は エゾハルゼミ だと思われるとのご指摘を戴いた ご指摘を感謝すると共に 誤りを修正しておく
蝉しぐれの中を登ってゆき 鳴き声が少し少なくなったかと思ったら そこは山頂 余り山頂らしくないが 三角点があり猫山山頂と記載した札がある 眺望は全くない山頂での写真をとって 南に100m程行く
草原が広がり 東城方面の景観が広がる 草原にシートを引いて寝ころんでいる男性2人に出会う ビールやワインを楽しんだようで 顔が赤くなっている 話を伺うと2時間程寝てしまったとの事 多飯が辻山など周辺の山を20万分の一の地図を出して確かめる 生憎の天候で 多飯が辻山ですら霞んで見える
彼らの話では登ってきた時には周辺の山が良く見えた由 比婆山の方角もとがった山が見え 立烏帽子だろうと説明してくれた 地図を見て このマークのある山に登ったのですか 私共も広島の山を登っていますと 広島の山の地図をリュックから出し 登った所をマークしていると見せてくれた 岡山の山と広島の山の情報交換を楽しむ
情報交換で得た情報で 広島には山200選がある由 ひろしま百山で紹介されている山はまずヤブコギの心配は無いとの事 登山口を見つける事の困難さは同感されていた
草原には花があちこちで咲いている ナデシコ シモツケ サラシナショウマ クルマバナ ヤマツツジ サワヒヨドリ キバナカワラマツバ? など
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猫山は道後山と並んでおり 道後山へのアプローチと同じである高梁川に沿って走る 2号線に比較して好きなコース 180新見〜182東城〜314備前落合〜183と進み 183を北上する 道後山と並ぶようにして猫山への案内標識がある そこを猫山方面に右折 右折して900m行くと小さな橋(弁財天橋)があり道はカーブする すぐ右手に広い駐車場がある 駐車場の奥に「猫山登山道」の標識がある 駐車場に駐車