亀ヶ岳


標高 539m 難易度 ☆☆     登り145分 下り50分 道路15分  広島県
倉敷からの距離   63Km        登頂日 ’99/09/25   ガイドブック 

駐車場9:32−9:35池=少し迷う−9:41八幡宮参道−9:51八幡宮9:54−10:12妙見社10:16−10:20=八尾山=10:25−10:31鉄塔10:35−10:43コル(四差路)=11:00ルートミス−11:03コル上−11:23大岩(車道)−11:40幡立岩−11:58五番池−12:10取付口−12:20山頂12:31−12:40取付口−13:11日吉神社−13:23県道399−13:39駐車場

 亀ヶ岳(かめがだけ539m)は 「ひろしま百山」に記載の府中市の山
 池の側でゲートボール大会が開催されており 駐車場は満車 池の手前の道路脇の空地に駐車し出発 池は噴水があり憩いの場所として整備されている ガイドブックの府中東小の正面に位置する 1/25,000の地図には池の記載があり位置関係がわかる

 東小学校前を左折すると記載があるが左折するような道路が無い 左折出来る所を探し登ってゆく 幸い民家の方が掃除をしておられたので妙見社に行くルートを訪ねる 小学校正面に駐車場(満車であった)がありその奥に八幡宮への階段がある そこを登ってゆくと教えて戴く 駐車場の奥とはわかり難い 八幡宮への駐車場も兼ねているのか

 石段を登ってゆく 蝉しぐれである つくつくほうしがありったけの力を振りしぼり声をあげている 夏の日差しと競うかのようだ 石段を登ってゆくと 道の両側に石に刻まれた歌碑が幾つも建っている 歌を詠みながら登るのも良いだろう

 八幡宮の右手奥から妙見社への道が繋がっている 10分程登ると 歴史の小径と記載した分岐があり 石槌神社 大仙神社などと記載してある 記載している方向の小径は草が茂っており難航しそうなのでそちらには寄らず登ってゆく

 台風18号が昨日通過した 広島県西部は被害を受けた由 妙見社へのルートに青々とした葉が散乱しアケビだろうか木の実も落ちている台風で吹き飛ばされたものだろう 登ってゆくと参道の掃除をしている二人のご婦人にお会いする ボランテイアなのだろうか頭が下がる 妙見社からは府中市内を見渡す事が出来る

 八尾山へのルートならびに亀ヶ岳のルートを訪ねる 道が荒れており戻ってきた人がいたとの話しを聞く 妙見社まで標高差約300m余りを登ってきた ルートが繋がっていないと下まで戻り別のルートから登ってゆく必要があり容易ではない 兎に角 ルートの状態を確かめてからと 妙見社の裏手のルートを登ってゆく

 八尾山はルートから適当に取り付き登って行くようだ ルートは無いがすぐそこだ ガイドブックに視界はさらに広がると記載がある事から登ってみる しかし,荒れている 笹が背丈程伸びており 視界が開けている所は無さそうなので早々に降りる

 ルートを行く 鉄塔の巡回ルートのようだ しっかりしたルートがついている だが 蜘蛛の巣攻撃に遭う 蜘蛛の巣の撃退法は彦山で訓練したので手慣れたもの 木の枝を折り 蜘蛛の巣を除きながら進む ここの蜘蛛の巣は結構丈夫 立ち止まって取り除く作業をしないといけない 歩くスピードが相当制限される 先程戻った人はこの蜘蛛の巣に圧倒されたのだろうか

 20分程進むとコルに出る ガイドブックに四差路とある 右手から登ってくるルートと交差している 左手に進める道は怪しい ガイドブックで言う四差路なのか疑問を感じながら登って行く 今度は左手に行くルートがある 真っ直ぐ登るルートより左手の方がメインのルートに見えたので左手に進む その先をしばらく行くがルートが陥没しておりそれから先のルートを見つけ出す事が出来ず やむなく先の分岐に戻る

 真っ直ぐ登るルートを行ける所まで登ってみようと登ってゆくと なんとこちらのルートが正いルートであった 先のルートが陥没していて助かった ルートの登りでキキョウ オトコエシが花を咲かせていた キキョウに出会え嬉しい 後ろを振り返ると八尾山を見下ろす事が出来る

 登ってゆくと大岩の所に出る 岩を回り込むようにして登ると車道に出る 今度は車道を登ってゆく 池が右手に見えてくる 池の反対側に取り付け道路があるのでそこを入り左手に登ってゆくと幡立岩に出る 眺望が開け府中市街地から四国方面を見渡す事が出来る 今日の登山で一番眺望がきく場所だ またこの場所に平成8年国体の炬火採火之地の記念碑が建っている

 車道に戻り 先に進む 三番池 四番池と池が右手に現れる 四番池は蓮池だ 次は五番池 この池が一番大きい 池の廻りに休憩所がある 池を回り込むようにして進む 池の廻りから分岐する道を左に少し進む 送電線を少し過ぎた位置に右に登って行く取り付き口がある 注意して探さないと見落とす 亀ヶ岳登山道の記載は無いが所々にリボンがある 目印のようだ 狭い道でここでも蜘蛛の巣を取り除きながら進む 分岐がありそこに目立つようリボンがいくつもついている そこを左折し登ってゆく 取付口から約10分で山頂に 山頂は全く眺望が得られない 山頂に出てくるルートが幾つもある 色々な角度から登って来れるようだ 飛び出した位置を見失わないように

 山頂を後に取付口に戻り 林道に従って降りてゆく ハギ シラヤマギク ミヤマアキノキリンソウ ツルリンドウ ノコンギクと花に出会う事が出来た 道なりに降りると車道に出る 車道を数十m歩き右手の未舗装の幅広ルートを降りてゆく やがて日吉神社に出る 地図を参照にして県道399を降りてゆき 駐車した場所に戻る

 この山の難易度であるがここに記載のコースは所要時間がかかる事 蜘蛛の巣道 そして山頂周辺が分かり難い事から二つ星としておく


アプローチ
 2号で福山に 福山から182経由486で府中に JR福塩線をくぐってすぐ左に大きく曲がるカーブを右折する 交差点に首無地蔵1Kmの標識がある 右折後信号を直進し道なりに首無地蔵に向けて進むと池に出る 池の周辺に駐車場があるのでそこに駐車出来る

 ガイドブックに駐車可能な場所の記載が無く どこに駐車出来るか心配であった 486で府中の町は何度か通過したが駐車出来そうな場所が無い 探すのに時間がかかるかと心配していた 首無地蔵の駐車場の案内があり そこを目指して行くと上述のように池と駐車場があった