大山三鈷峰 紅葉真っ盛り


標高 1516m    難易度 ☆☆☆    登り110分 下り100分   鳥取県
倉敷からの距離   147Km        登頂日 ’99/10/30   ガイドブック 

中の原10:38−10:58ロープウエイ終点−11:13宝珠山山頂−11:18下宝珠越え合流点−11:39中宝珠−12:07上宝珠−12:20ユートピア分岐−12:28山頂12:50−12:58ユートピア分岐13:01-13:13上宝珠−13:42中宝珠−14:00下宝珠−14:22大神山神社−14:36中の原

登山
 紅葉を求めて大山三鈷峰(だいせんさんこほう1516m)に 10/09大山・10/17烏ヶ山の紅葉探索に続き三度目の正直 今日はまさに紅葉まっさかり あなたもどうですか 今すぐならまだ間に合う

 中の原から大山北壁ならびに大山三鈷峰山頂を見る事が出来る 中の原のスキー場を登ってゆく 草を刈ってあり歩きやすい スロープの右手の木々が紅葉しており宝珠山山頂に色の帯が出来ている スロープの左手の山も紅葉している こちらはかなり赤系統の紅葉が見られる トンビが空中を舞い ピーヒョロロと鳴いている 美しい山々の景色を満喫しているようだ

 ロープウエイを登り切り 振り返ると左手の樹林の紅葉を俯瞰出来る ブナが主体だろう 橙色の塊が続いている 右手の山も赤が混じった紅葉を見渡す事が出来る

 宝珠山に入る ブナ林の紅葉がせまってくる 下草も黄色に紅葉しており 何と表現したら良いかわからない 下草は身近にあり それをかきわけるようにして登る 黄色や橙色に紅葉した草木の中に身体が埋まる 太陽光線が微妙な彩をつくってくれる

 視界が広がり 山肌を見渡す事が出来ると その色鮮やかさには圧倒される 幾重にもひだなす山肌がそれぞれが競うように艶やかな色彩に身をつつみ 美しさを誇っている 何度も何度ももその美しさに圧倒される 思わず溜息が出てしまう

 このブナ林の紅葉の美しさが延々と続く 宝珠山から下宝珠越え そして中宝珠越えと

 中宝珠越えに近づくと左手に大山三鈷峰 右手に大山北壁が広がる 三鈷峰の岩峰に紅葉が映えている 大山の方角は逆光になり色が見にくい 元谷を俯瞰すると色鮮やかに紅葉している 行者コースのブナ林もすっかり紅葉している

 多くの人と出会う 美しい 素晴らしいと挨拶し感動を共有する 先週尋ねたがガスで全然でしたと話してくれた人も 写真の機材を抱えて登ってきている人も 皆一様に美しさをたたえる 山の歌に 山よおまえのあですがた 抱いてもみたい・・・と言う歌詞がある このあですがたに身を任せてみたい誘惑にかられる

 中宝珠 上宝珠とピークを越え 三鈷峰山頂へ 山頂に出ると 振子山 野田ヶ山 矢筈ヶ山 甲ヶ山の一連の外輪山を見渡す事が出来る その尾根の下に広がる山肌が素晴らしい 赤系統が結構混ざっている 黄色 橙 赤と色鮮やかである 赤系統が集中している所が見られるがどこだろう 方角から見ると川床や 大休み峠の辺りに思える

 烏ヶ山方向も良く見える 遠い事と逆光気味の点があり 山肌の色合いまでは見えない

 帰路も往路を行く 太陽の角度が変わり ブナの紅葉の彩りも変化を見せる 登りより更に艶やかに見えた 下宝珠越えからは大神山神社方面に降りる 下宝珠越えからの下りのルートの紅葉もまた素晴らしい 宝珠山の登り以上に感銘を与えてくれた

 大神山神社周辺も紅葉に囲まれているものの 今まで見た美しさに圧倒され それ程には感じなかった 神社から中の原に向かうルートもブナ林も紅葉していたが ここも下草の艶やかさに負けている

 登りから下りまで 太陽に恵まれ 美しい紅葉を堪能する事が出来た


アプローチ
 青空の元180号を北上する ルート沿いの木々は色づき この一週間で随分変わった 明地峠から大山がくっきり見える 久々の好天だ 高尾から181に乗り 米子道溝口インター横を過ぎ 桝水ヶ原を通り中の原へ

 先々週と様相が一変 山々はすっかり色づき 桝水ヶ原からの大山循環道も紅葉している 紅葉の最盛期は間近のようだ それにしても今年は随分と遅い紅葉だ