倉敷からの距離 98Km
登頂日 2000/02/11 ガイドブック
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駐車場10:09−10:50登山口11:05−11:28休憩所11:30−12:15小ピーク−12:38_1198mピーク12:40−13:17山頂13:37−13:51_1198mピーク−14:21休憩所−14:32登山口14:40−15:15駐車位置
今日は泉山(いずみがせん1209m)を尋ねる 2/8の夜から倉敷にも雪が降り9日は各地で交通渋滞をきたしている 山にはかなり降った事だろう駐車場の路面は所々凍結しており うっかりすると滑ってしまう 何度かヒヤリとさせられる 林道は除雪している 雪解け水が凍結している 車で登って来なくて良かったと思いながら登ってゆく 積雪量はガードレールが丁度隠れる程 50cm程はあろうか
登山口に着く 林道に一台車が駐車 誰か先に登っている人がいるようだ 軽アイゼンを履いて出発しようと足跡を見ると輪カンジキの跡 そこでまた輪カンジキに履き替える もたもたしてしまった 時間を見ると15分もかかっている
足跡を追いながら登ってゆく 輪カンジキを履くのは2度目だ このコースは結構急傾斜な斜面があるので輪カンジキで登れるか不安であったが先行する人が輪カンジキで登っているので 登れるところまで登ってゆく事に
踏み固められているところは歩きやすい 足跡の無い雪面に踏み入れると雪の抵抗が結構あり 楽ではない 先行してラッセルして貰え大いに助かる
雪に覆われた山肌は美しい 美しさを愛でながら登る 雪質はさらさらしており柔らかい 急な斜面も山肌を蹴飛ばすようにして足場を固め登ってゆける アイスバン状態になっていたらこうは行かないだろう このような雪には輪カンジキが良い事がわかったのも大きな収穫
先人がラッセルした後とは言え結構負荷がかかる 踏み出すとズズと滑り 折角稼いだ一歩の何割かをロスをする またその一歩も雪から埋まっている部分を抜き出すのだから何割か余分の力がいる 雪が無いときとは全く違う ラッセルしてくれた人がいなかったら尾根に出られたかわからない
最後の急登を頑張って登ってゆくと話し声が聞こえる 尾根で5名のパーテイが休んでいた 男性1名と女性4名 この人達がラッセルしてくれた 岡山を中心にして集まったグループとか ここで昼食休憩するとの事で お先に山頂へ向かう
新雪の尾根を行く 足跡は全く無い 雪質は柔らかいがそう大きな問題も無く歩いてゆける 一度ズボーと太腿のあたりまで埋まってしまった 相当な積雪量に違いない
山頂に着く 尾根の景観も素晴らしいが更に視界が広がり 雪に覆われた山並みが迎えてくれる 角ヶ仙 三ヶ上 妹山 花知ヶ仙などの山々だ 何か随分近くに見え雪の無い時と感じが違う
汗で濡れた下着を着替える 身体はほてっているが 指先が冷たい 手袋のままではボタンを外せないので手袋を脱ぐ 風が無いのが幸いだが少しの風でも手先がピリピリする 脱いだ手袋は汗が冷え冷たくなっており 用意している別の手袋をはめ暖をとる 汗対策はなかなか難しい コメントを戴けると有り難い
そうこうしている内に先ほどのパーテイーが山頂に リュックは1198mピークにデポしてこられた 入れ替わるようにして下山する
下山は登ってきたルートを降りる 尾根ルートは5名のパーテイーにより更に踏み固められ ずっと歩きやすくなっている 尾根からの下りも心配する事は無かった 輪カンジキの後に体重を移すとズズズとずり滑ってゆける 傾斜が緩くなると足取りは更に軽くなる
登山口まで降りる そこでなんと7名の女性のパーテイーが登山仕度 今日は休憩所の所まで登り そこでキャンプをする 明日そこに荷物をデポし山頂に登るとの事 広島から訪ねてきた 登山口まではタクシーでなどを伺った この寒中にキャンプするとはなかなかのもの
今日は幸運な事が重なり 美しい雪山の山頂に立つ事が出来た
いつものように国道429〜県道159〜国道181〜院庄で国道179に乗り奥津温泉ふるさと物産店に旭町を過ぎ休乢トンネルを過ぎると県北の山が見えてくるのだが 今日は薄墨がかかったかのようにぼやけ目的の泉山を見る事が出来ない 179に入り北上するにつれ
雪が現れてくる 奥津渓谷では渓流のあちこちに雪が綿帽子のように岩に載っている 国道は除雪してあるが奥津渓谷の駐車場には雪が積もっており駐車する訳にゆかないので車の窓越しに奥津渓谷の渓流を目で追う スキーを車に乗せている車で渋滞気味 恩原スキー場に向かうのだろうか物産店の駐車場は除雪してあり駐車可能 ここでタイヤチェーンを付けている車が何台もいた 登山口はここから林道を3Km程登るのだがここに車を置いて歩くこと