登山口9:56−10:36五合目10:41−10:59七合目−11:02分岐−11:07合流点−11:14九合目−11:26山頂11:42−11:52天狗の森分岐−12:00天狗の森−12:12合流点−12:25五合目12:28−13:00登山口
今日は櫃ヶ山(ひつがせん954m)を選び 登山後湯原温泉の露天風呂を楽しむ
天狗の森や山の北面には雪が残っているのではないかと考え アイゼンと輪カンジキの両方を持って登る事に ルートは雪解けでぐちゃぐちゃになっている 山影に少し雪が見えるがルート上はとけている小鳥の声がにぎわしい 春が訪れるのを喜んでいるようだ ルート沿いたるところにシャガが葉を伸ばしている 5月には見事な花を咲かせる事だろう
五合目で軽アイゼンを履く 斜面はこれから急になりルートは雪解けでぐしょぐしょ こうした滑りやすいルートにも軽アイゼンは有効 滑ることなく高度を稼ぐ
今日はおかしな天候 晴れ間が覗いたかと思うと 黒い雪雲が覆い 雪が降ってくる 雲がかたまりで移動している 風も結構強い
七合目を過ぎ 天狗の森への分岐に出る 天狗の森方面のルートには雪が残っているものの積雪量は少ない 足跡が見えないので天狗の森方面に行かず 直登することに
高度を稼ぐにつれ雪が現れてくる 天狗の森からのルートの合流点ではルートは雪に覆われる 天狗の森からのルートは雪面が輝いて見える 帰路こちらを尋ねよう
雪質は柔らかく 時々ズボーと埋まる 膝までの深さなので抜き差しならない状態ではないが大分エネルギーを使う 足温泉から山頂を見た時は雪の姿が見えなかったが少し角度が変わると状況が大きく変わる
夏山では左程急な登りとは思っていなかったが 雪に覆われた状態ではかなりの急傾斜に見える 軽アイゼンを履いており雪質も柔らかいので足元の確保に不安はないが身体を確保出来る木々を選びながら登ってゆく
山頂に出る 大山から蒜山に繋がる山並みが迫る 夏山とは違い 随分と近くに見える 蒜山三座は真っ白に雪に覆われている まだ雪が充分残っている
雪雲が星山の方から迫ってきた 風も吹いてきた 太陽が出ている時は暖かであるが雲に遮られる途端 風の冷たさが身にしみる 着替えと軽い昼食をとり下山する
下山は天狗の森に降りることに 雪の櫃ヶ山を初めて尋ねたのは98/2でありその時の
天狗の森の景観が印象に深い 雪が深くルート選びに難航した思い出がある 天狗の森への下山案内に従い降りてゆくが 雪原が広がりどこでも行ける 周辺の斜面を見ながら谷へ降りてゆく 生憎太陽が隠れ 美しい雪の斜面の輝きが今一ではあったが ルートを失う事なく天狗の森の社にそこからの下山ルートは山を巻くようにして合流点に向かう 足跡は無いものの積雪量が少なくなんとなくルートを読める これで積雪量が増えるとルートらしき段差は消えぐっと判断しにくくなりそうだと思いながら合流点を目指す
大きな問題も無く合流点に着き そこから登ってきたルートを降りてゆく 五合目で軽アイゼンを脱ぐ 途端に足元が不安定になり少しの斜度でも滑りそうになる アイゼンを脱ぐのはもっと後にすればよかったが 泥でぐじゅぐじゅになったものを再度履く気になれず 滑ってころばないよう注意しながら降りる
今日は最後まで誰にも出会わなかった 雪解けのぐじゅぐじゅのルートは避けた方が良い
今日も湯原温泉に足を伸ばし 露天風呂を楽しむ こちらは大入り満員 脱衣場で脱いだ衣服を入れる場所が無いほど 高校の同窓会だろうか女性もまじえて団体で入浴していた
いつものように429旭町〜県道30落合〜313と走る 倉敷は雲一つない晴天であったが県北に近づくにつれ雲が顔を出す 落合からの山並は先週よりも眺望がきき大空山と思われる山頂には白く雪を抱いている足温泉を過ぎると櫃ヶ山の山頂が顔を出す 雪の姿は全く見えない
不思議な事に駐車場には一台も車がいない