駐車位置10:46−10:48羽出川(登山口)−11:25尾根A−11:40尾根−11:52岩見える−12:00大岩−12:26三角岩−12:37三角点?12:43=12:50=三角点?13:20−13:26三角岩−13:39大岩−14:00尾根A−14:29登山口−14:31駐車位置
森林公園を訪ねる都度、岡曽山の山頂を極めていない事を思い出す 標高963mの山 山頂のすぐ下に見える岩まで登ったがそこでGiveUpしたのは96/6随分と時間が経過してしまった泉源キャンプ場3Kmの標識を左に曲がる 民家と民家の間が登り口になる 熊注意の標識が出ており急遽鈴を取り出しバンドにつける
民家の畑の畦を登ってゆく フデリンドウが可愛い花を咲かせている 黄色のウマノアシガタ 紫のムラサキケマン そしてムラサキサギゴケなどが顔を見せてくれる ヤブコギを予想しカメラはリュックにしまい込んでいる 帰路に写真を撮ろう
畦道を進み、最初の三叉路がわかり難い 一度尋ねているので難なくクリアーするが初めての人には左手に行くルートは見つけ難いだろう 木にテープが巻いてあるのが参考になろう
三叉路を左に進むと左手に渓流の音が聞こえてくる ルートは次第にわかり難くなる 兎に角沢沿いを登ってゆく 沢には木が切り倒され、幾重にも重なって倒れているのでルートとりが容易ではない 倒木を迂回するように急な斜面を右に左に取り付き高度を稼いでゆく ガイドブックに落差20メートルの「滝谷の滝」があると記載があるが前回はこの滝に出会わなかった ルート取りが悪かったのかと 今日は右方向を選んで進んでゆく 渓流は次第に伏流となり流れの音は聞こえるものの流れは見えなくなる 今日も滝に出会えなかった 滝は本当にあるのだろうか?
いよいよ急な登りとなる 杉と桧の植林を登る 木々は切り倒されている 腐葉土からなる斜面は弾力がある その中をはいつくばるようにして登ってゆく 切り株など身体をささえてくれるものをつかまえ一歩一歩登ってゆく
切り開かれた斜面から潅木に変わり視界が狭くなる ここからはテープでマークを付けながら登ってゆく 下りの方向取りを間違えないようにマークを付けたり目標となる目印を頭に入れたりして慎重に進んでゆく
すぐに、尾根に飛び出す 飛び出したところには念入りにマークをする このポイントは帰路に見つけないといけない重要な所 特別目立つ目標が無いのが心細い
尾根道は人が歩いた様子があり、なんとなくルートらしい 尾根筋もわかりやすい 尾根は比較的平坦なルートが続くがそれもひととき次第に傾斜がきつくなってくる
4年前に登ったときに、潅木を切り開いたルートがあったのは確かこのあたりだと思うが すっかり潅木が育ち 切り開きという感じではない 人が歩いた形跡がかすかに判別出来る 潅木をカマで切った切り株があったり テープのマークがある マークを見つけると先人が登っている証拠でもあり安心出来る やがて山頂の下に位置する大岩が見えてくる
傾斜は更に急になる 時々わらびを見つける 採りたいのだがこの傾斜で片手がふさがると登るのに支障をきたす マーキングするのがやっとである
大岩の横に出る 4年前GiveUpしたのはここだったのだろうか 何か違うように思うが定かでない 岩の方に行かず直登気味に登る 幸い先人のテープがある このルートを行けばなんとかなりそうだと勇気百倍、急斜面を登ってゆく テープを見つける頻度が多くなってくる それだけ自分でマーキングする手間がはぶける
大岩からすぐ山頂に立てるかと思ったがなかなか山頂に届かない 登っても登ってもまだ先がある 時間は余り経過していないのだろうが傾斜がきつく感覚では随分と経過した感じがする かなりハードだ 時々先人のテープに出会えるので間違っていないという安心感を持って臨む事が出来るが これでテープに出会わなければまた断念していたかも知れない
そうこうするうちに山頂尾根に飛び出す 飛び出したポイントに入念なマークをする これを忘れると大変だ そこにはマークが幾つもありどうやら山頂らしい だが標識が見当たらない 三角点もはっきりしない 赤い筒状のものと黄色の四角いプラスチックが被さったものがある 県境や町境のようなもの 地図によれば山頂は県境や町境となっていないのでこれがどうやら三角点のようだ 確認の為 尾根を北上し次のピークまで進んでみた 途中少し大きな岩がある 藪は左程深くなく 比較的容易に達する だが こちらには全くマークも無い どうやら先程の所で良さそうだ
ここで着替えや昼食をとっていたらシャクナゲが咲いているのを見つけた もう最盛期を過ぎていたが 苦労して登った山で淡いピンクの大きな花に出会え大変うれしい 小鳥の鳴き声も急に賑わしくなってきた 気持ちのゆとりで聞こえるようになってきたのだろうか いや、小鳥達が祝福してくれているのだ 山頂の眺望は得られない 木々の間から周辺の山々を見る事が出来る
下りは登ってきたルートを忠実に追いながら降りてゆく 自分が着けたマークを見つけ降りてゆく 見つけるというより出会えるか出会えないかである 出会えるとここまでは大丈夫と安心出来る
尾根でウスギョウラクを見つけた チョウチンのような小さな花は実に可愛らしい
尾根Aのマークも見つける事が出来た しかし、沢で倒木をよけるのにどちらの斜面に避けたのか思い出せず難航する
今日の登山は随分と手を使った 心地よい筋肉痛がそれを証明している 手足にはいくつか勲章が付いていた
今日は4/29以来2週間振りの山登り 天気予報では降水確率が高かったが前日になり降雨の時間がずれなんとか持ちそう だが曇り空で視界はきかないいつものように429から181を経由して院庄から179に乗る 森林公園の標識で179を左折する 登山口は神原 泉源キャンプ場3Kmの標識のある場所 標識より約百メートル手前の道路脇の空地に駐車する