犬挟峠9:55−10:02尾根−10:11三合目−10:19五合目−10:27雲居平−10:34七合目−10:40八合目−10:46九合目−10:55下蒜山山頂−11:15イワカガミ−11:31フングリ乢−11:55分岐−12:00中蒜山山頂12:25−12:29分岐−12:46フングリ乢−12:56〜13:06イワカガミ−13:23下蒜山山頂13:35−13:40九合目−13:45八合目−13:50七合目−13:53雲居平−13:56五合目−14:04三合目−14:10尾根分岐−14:15犬挟峠
今日は高気圧に覆われ好天との予報で花を求めて下蒜山(1105m)から中蒜山(1123m) を尋ねる今日も、犬挟峠514m〜雲居平854m〜下蒜山1105m〜フングリ乢800m〜中蒜山1123m(数字は標高) 往復約10Kmを歩く ここは昨年も5/2に尋ねている 今年の花は雪が遅くまであり遅れている それにしても3週間も違うので少しは様子が違うであろう
犬挟峠から新緑の木立の中を小鳥の声を聞きながら登ってゆく ウグイスの鳴き声に混ざってホトトギスの鳴き声も聞こえる ホトトギスの鳴き声を聞くのは今年初めてだ 新緑の木立にミツバツツジが赤紫の花を咲かせ彩りが鮮やか ガマズミも白い花を咲かせておりアプローチから小鳥と花の歓迎を受ける
尾根筋に出るシロヤマブキやショウジョウバカマは花は終わってしまい 淋しい そう言えば今年はショウジョウバカマに出会わなかった
すぐに急登になる ロープや鎖が準備されている だがこれらを使用しなくても登れる程度なので心配は無い 五合目を過ぎるとすすきの原が広がる 山頂がはるか先に見通せ多くの人が登っているのを見渡す事が出来る ここに来ると一面の雪景色が鮮やかに浮かぶ
花も顔を出すトキワイカリソウ スミレ キクザキイチゲ ミツバツチグリ カタクリと昨年見た花に出会う ショウジョウバカマにかわってイワカガミが花を咲かせている カタクリはもう終わっていると思っていたが嬉しい誤算
八合目に向けてジグザグに急な斜面を登ってゆく ジグザグに登れば勾配はきつくない だが、雪の時はここでGiveUpした 雪に覆われると随分と感じが違う
八合目を過ぎて鎖場があり更に急な登りになる ここまでの登りで体力を消耗したのだろう 休み休み登っている人が増える 失礼してお先に行く 九合目からカタクリの歓迎を受け昨年の状況を思い出させてくれる
山頂では幾人も休んでいた 私は休憩も取らず中蒜山に向かう 下蒜山からフングリ乢までのルートがどうなっているか早くそこに行きたい
下蒜山山頂からの下り斜面にも結構カタクリが花を咲かせている 下蒜山の山頂で戻る計画の人はもう数十メートル山頂から先を訪ねてみると良い
くだりのルートは足元が悪い ぬかるんでおり滑りやすい なんとか滑りやすい場所を過ぎると歩きやすくなり快適な尾根歩きを楽しめる
下蒜山山頂から20分ほど降りると待望の花のゾーン イワカガミがピンクや白の花を咲かす ルートの両側に群生しており見応えがある そういえばトキワイカリソウの姿があまり見えない どうやらトキワイカリソウのピークは過ぎたようだ 昨年のメモにはトキワイカリソウがあちこちで咲き イワカガミは蕾の状態と書いている 今日はイワカガミが咲きトキワイカリソウに入れ替わるようにチゴユリがあちこちで咲いている スミレもあちこちで咲いている 紫のもの 白いもの また、ツクバネソウやエンレイソウも見つけた アカモノはまだ小さな粒 花の世代交代も忙しい
フングリ乢を過ぎた地点でダイセンキスミレが群生し黄色の花を咲かせている 昨年も出会った ここだったのかと思いを新たにする
天候は全体がガスにかかったよう 時たま日ざしがガスの合間から射す 尾根の木陰の無い所では結構暑い 帽子のひさしを逆向きにして襟首への直射日光を避ける 木陰に入ると木陰特有のひんやりした空気に取り囲まれ実に心地良い どこからか冷気を含んだ風が吹いてくる 小鳥の声が更に勢いを増す カッコーの鳴き声まで聞こえる オオカメノキが白い花を咲かせ 木々は新緑に包まれる ガスがこれらの景観を包み 幽玄の世界を演出してくれる 花鳥風月という言葉があるがまさに 花と鳥と風 月は望むべくもないがガスが演出してくれる幽玄の世界 蒜山のこの尾根ルートは実に素晴らしい
フングリ乢から中蒜山山頂までは連続した登り トキワイカリソウ カタクリ スミレなどの花が出迎えてくれる 山頂に着くと同時に昼のチャイムが聞こえた 昼時とも重なってかなりの人 休める場所は結構広いのでそれぞれ思い思いの場所を陣取る 笹原の中を覗くとカタクリが花を咲かせている 昨年は葉しか見る事が出来なかった 時期が丁度良かった
帰路は中蒜山を降り 自動車道を歩く手もあるが 尾根ルートを歩き下蒜山から降りる事に イワカガミが咲く尾根を往復する価値はある イワカガミが群生しているところを通過する時間を計ったら約10分を要した
駐車場にはバスが待っていた 東京からの10名程のパーテイーで昨日は大山に登った大山では一時激しい雨に降られたようだとバスの運転手の話
429経由旭町〜県道30落合〜313といつものコース 登山口は旧313の犬挟峠 駐車場にはかなりの車 まだ余裕があり難なく駐車