中の原10:50−11:10ロープウエイ終点−11:27宝珠山山頂−11:33下宝珠越え合流点−11:48三鈷眺望−11:52三鈷・北壁眺望−11:58中宝珠−12:30上宝珠−12:47ユートピア分岐−12:55山頂13:25−13:35ユートピア分岐-13:50上宝珠−14:15中宝珠−14:35下宝珠−14:56大神山神社−15:10中の原
マイヅルソウ イワカガミを求め大山三鈷峰(だいせんさんこほう1516m)に中の原のゲレンデには特徴のあるヘラオオバコが円柱形の花穂をつけ出迎えてくれる ゲレンデは緑に覆われ勢いよく成長している 所々に紫色をしたかたまりがある 良く見るとムラサキサギゴケだ 小さな花だがかたまって咲いていると映える 今度は花弁の下唇が3分裂した花を見つけた 写真に撮って調べてみたがはっきりしないヒイラギソウ?とでも書いておこう 黄色のミツバツチグリも花を咲かせゲレンデに彩りを加えている
小鳥も時期を得てあちこちで鳴いている ホトトギスの特徴のある鳴き声が聞こえてくる おや? もうセミが鳴いているのだろうか ツクツクボウシやアブラゼミの鳴き声のようだがまだセミが鳴くには早いと思うが?
ゲレンデを一気に登る もう汗が垂れてくる ロープウエイの終点から豪円山や日本海を振り返る ぼんやりとした景観である
ここから山道に入る 早速チゴユリやユキザサそしてマイヅルソウ イワカガミが出迎えてくれる マイヅルソウとイワカガミは山頂に至るまで次から次と顔を見せてくれる マイヅルソウにはまだこの山以外で出会った事が無い 可憐な花に魅せられるようにしてこの時期の登山を楽しみにしている
宝珠山から下宝珠山にかけてブナ林が美しい 紅葉の時の輝きがまだ記憶に残っている 新緑のこの時期は生命力に満ち溢れた勢いを感じさせてくれる 足下には先程記載した花が次から次と咲き乱れる ツクバネソウが特長のある花を咲かせる ブナ林に混じりガマズミが白い花を見つけ新緑にアクセントを付けてくれる 実に豊かな自然だ 自然のエネルギーが身体にしみ込んでくる感じがする あれ! カッコーまで鳴いている
ブナ林が切れ突然大山三鈷峰が目前にあらわれる しばらく行くと三鈷峰に加え大山北壁の雄姿が目前にあらわれる 実に感動的な景色である こうして記載しているとこの眺望は下宝珠越えと中宝珠越えの途中だったとは思うが,時間感覚がなかなか思い出せない 今日はその眺望に出会った地点の時刻をメモしておいた そうか下宝珠越えからそこそこ歩いているのだな 次々と現れる花に気がとられ時間の感覚が失われていた事を改めて気づかされた
眺望もさることながら,この辺りは太陽光線に恵まれている為か種類を異にした花が顔を出すのも楽しみである 今日はダイセンクワガタやアカモノが咲いていた
幾度かアップダウンを繰り返す 谷筋にオオカメノキの集落が白い花を咲かせていたり サンカヨウ エンレイソウ ダイセンキスミレと次々に顔を見せてくれる アップダウンの厳しいルートをあえぎながら次々と顔を出す花に元気づけられる 特に岩場に咲くイワカガミはその名のとおり岩場に映る また可憐な姿に秘めるたくましさに感心させられる
上宝珠に出る 突然落石の音が聞こえる 大山北壁にはまだ雪が残っており その影響で落石が発生するのだろう ここは砂すべりへの下山口にあたるが「崩落があり下山困難」の標識がある
ユートピアに向かうルートでサンカヨウの群生地を見つけた ガレ場の横にサンカヨウが咲いているのを見つけ 眼をそちらに向けるとガレ場の左手の山肌の潅木の下斜面一面にサンカヨウが白い花を咲かせていた これまでにも何回かこの時期に訪ねたもののこうして群生しているのを見つけたのは初めてだ 新たな発見を喜ぶ
ユートピアから大山三鈷峰山頂に ルート脇にはツガザクラ イワカガミ マイヅルソウ ダイセンキスミレと花が続く 三鈷峰のガレ場にもイワカガミが花を咲かせている ガレ場に咲くイワカガミの数がこれまでより少ないように思うが記憶違いだろうか
下山は同じルートを戻る 下宝珠越えから大神山神社に降りる くだりのブナ林が美しい
いつものとおり180号を北上 明地峠越えは今年初めて 生憎の天気で峠からの眺望は全くきかない 高尾から181に乗り米子道溝口インターの案内に従って左折する 溝口インターを過ぎてやっと大山がぼんやりと見えてくる桝水ヶ原の気温は24℃ 大山循環道沿いにはタニウツギやヤマボウシが花を咲かせている 美しい新緑のトンネルを抜け中の原に