駐車場9:40−10:10_901mピーク麓−10:22八合目−10:28星山10:33−10:54視界開ける−11:00_944mピーク−11:15_946mピーク−11:33境山−12:00櫃ヶ山12:29−12:58境山−13:13_946mピーク−13:33_944mピーク−13:58星山14:07−14:11八合目−14:40駐車場星山登り50分 縦走 行き90分 帰り90分 下り35分 総計4時間25分
櫃ヶ山(ひつがせん954m)から星山(ほしがせん1030m)にかけて縦走路が整備されたとの情報を戴き 登る機会を狙っていた 縦走した後戻るのが容易ではない 縦走路の難易度から往復するチョイスもある 今日はなんとか天気が持ちそうなので訪ねることに
登山計画策定では縦走路をどちらから登るか 戻りのルートをどうとるかを決める必要がある 情報によると星山周辺はビジターセンターが出来ているとの事でそこを訪ねてみないといけない 自動車道を戻ると相当の距離がある 出来れば縦走路を往復したい そこで,星山からの登り,状況を見て縦走路を往復する事とした櫃ヶ山登山口までは倉敷から90Kmある 神庭の滝への三叉路の距離を確認すると80Km 従って三叉路から櫃ヶ山登山口までの10Kmと星山登山口までの8Kmを合計すると18Kmもある 地図を見ると313から菅谷の集落に入る道がある ここを行けばもう少し距離は短くなるな・・・・ そんな事を考えながら車を走らせ 登山口に立つ 5年前の記憶が全く戻らない 登山口は違うし 見える山の形が違う 新鮮な気持ちで登ってゆく
ルートは整備され標識もあり迷う心配は全くない ホタルブクロが幾つも花を咲かせ早くもナデシコが咲いていた モリアザミ ウツボグサ ヒヨドリバナと見慣れた花が顔を出す オカトラノオも咲き出した 最初に見つけたオカトラノオは咲き初めなのか尾の形をしておらず 短く真っ直ぐ上を向いているものだからあれ!? 何の花かな? と思ったがすぐにもう少し育ち尾の形をした花に出会い そうか オカトラノオだとわかり苦笑いをした
901mピークの手前に星山の山頂を示す手のマークをした標識がある 星山の美しい山容を見せてくれる ルートは901mピークの手前から下り、植林の中を星山に向かう コルの位置に西口登山道からの合流点がある 合流点を過ぎ 植林のルートを抜けると見晴らしが良くなり麓の集落が見える ビジネスセンターとは反対側だ どうやら5年前に登った登り口の方角のようだ
また花が出迎えてくれる 先程の花に加えてササユリが花を咲かせている ササユリの美しい時期は短いのか もうピンク色の初々しさが消え あるものは疲れた顔をしている
八合目を過ぎ 大きな岩を過ぎるとすぐに山頂に着く 山頂からの眺望が広がる 曇り空であまり遠望がきかない 大佐山 雄山 花見山 毛無山 大山 烏ヶ山 蒜山等が一望出来る これから縦走する櫃ヶ山が思わぬ角度に見え,随分と距離がある 一息入れて縦走路に向かう
縦走路はなだらかな下り 笹原の中の整備されたルート 少し下ると笹原から樹林帯になり樹木の中を降りてゆくと今度は植林帯になる ここから平坦な道が続く 腐葉土の心地よい感触を楽しみながら歩を早める これなら自動車道よりずっと楽だ 途中で二人連れに出会う 櫃ヶ山からとの事 ルートを聞くと場所により笹が覆っている場所があるが行政によりルートは切り開かれており心配ない マムシが二匹トグロを巻いていたので注意するように との事であった ルートの確認が取れ一安心
植林帯を抜けると視界が開けてくる これから縦走する山が幾重にも連なっている 柴原さんや谷口さんのホームページの写真を見ており初めての感じがしない 大きなアップダウンも無く順調に進む
ここで思い違いをやった 視界が開け尾根を追うと一番奥にとんがった山が見える 見た感じが目標の櫃ヶ山と良く似ている すっかりそうだと思い込み歩を進める 時間を見ると思ったより随分と早い この分なら1時間でゆけそうだとピッチを上げる ピークが次第に近くなる 櫃ヶ山からの下山道はどれなのだろうか? と思いながらまだ違ったピークだと気付かずに登ってゆく 山頂に近づくにつれて何か変だと感じ出す ピークに立ちまだ先に一連の山が連なっているのを目にしやっと気が付く そうだよなー こんなに早く到着するわけないものなー と気を引き締め直す
このピークがどうやら地図に標高の記載の無い 境山とか五輪山とか言われているピークのようだ どちらの名前を選ぶか問われたら ピークを櫃ヶ山と間違い ここを境に目標の山を確認出来たので 境山に一票を投じておこう
境山から櫃ヶ山を目指す 尾根ですれちがう人と顔を合わせたらなんと会社の同僚! こんな事もあるのかとびっくり それぞれ目標に向かって別れる
櫃ヶ山山頂に届く数歩手前で昼の時報を知らせる音を聞く 誰かさんのホームページにもこうした記載があったようだ 二人連れの方が昼食休憩しておられた 縦走路の話をすると それは良い事を聞いたと喜んでおられた 汗びっしょりの下着を着替え 櫃ヶ山に着いたら飲もうと決めていた冷たい麦茶を口にする 実においしい 縦走路を見渡し ここを歩いてきたのだという充実感を味わう 星山から見た櫃ヶ山と櫃ヶ山から見た星山では後者の方が前者より近くに感じるがどうだろう
尾根縦走の間,雲がかかり日に照らされる事は無かった 蒜山三座のあたりを見ると黒い雲がかかり怪しい雲行き そう言えば今日の鳥取地方の降水確率は60%と高かった 雨に降られてはかなわないので早々に戻る事に
縦走路での花の記載を忘れた ほとんどが笹道であり花は少ない アマドコロ ヤマアジサイをそれぞれ1ヶ所 そしてツルアジサイが咲いているのを見つけたのに留まった 櫃ヶ山山頂付近ではホタルブクロが咲き ヒヨドリバナが群生していた
帰路は縦走路を戻る 先程出会った同僚とも又出会う ここまできたのだから縦走しようと誘い 一緒に星山を目指す マムシの話をしていたら 偶然マムシに出会いやはりいたなと確かめあう
雲行きが一段と怪しくなり 黒い雲が垂れ込めてきた 降られるかと覚悟したが幸い降られなかった 星山の山頂はまだ14時と言うのに誰もおらず 黒い雲に覆われた景観は何かおどろおどろしたところがある 走るように下り なんとか降られずに車のところに
429〜県道30で落合から313に乗る 勝山の市街地を抜け北上するとすぐに神庭の滝への三叉路に着く ここで313から分かれ滝に向かう 三叉路に勝山美しい森8Kmと標識がある 数Km走り神庭の滝の駐車場が現れてくる 第一駐車場の手前を右に折れる ここにも勝山美しい森の標識があり標識に従ってゆけば良い星山を訪ねたのは5年前になる 道がわかりにくかった事が記憶に残っている 標識がすっかり整備されキャンプ場やビジターセンターが出来ている 標識を追い星山登山口を目指す キャンプ場を過ぎた所に駐車場がある 一度やりすごし数100m行くとビジターセンターがありそこが東登山口になっている 登山口が確認出来たので車を駐車場に戻し出発する 駐車場にはすでに4台の車