なめらの行者10:56−11:06登山口−11:12駐車場−11:15ニの沢−11:18不動の滝−11:25鐘懸の行者11:25−11:28石小屋_2000m−11:34分岐(大馬鹿門コース分岐)−11:38一の沢−11:42分岐(一般コース分岐)−ルート迷い−12:00ロープ−12:08股のぞき−12:17格子岩−12:26熊落し行者−12:35合流_330m−12:44山頂13:11−13:17分岐(行者コース分岐)−13:41滝−13:43合流(行者コース)−13:50合流(大馬鹿門コース)−14:03不動の滝−14:06駐車場−14:11登山口−14:20なめらの行者
今日は後山(うしろやま1345m)行者コースを訪ねる 紅葉の時期になるとここに訪ねたくなる なかなか良い機会が無く随分遅くなってしまったが紅葉はどうだろうかなめらの行者のところから自動車道を登ってゆく 10分程で登山口につく 登山口周辺には紅葉した木々が迎えてくれる 登山道を登ってゆくと最奥の駐車場に出る 今日は一台も駐車していない 駐車場にコース案内図がある 駐車場を過ぎ 登山道を登ってゆく
二の沢 不動の滝を過ぎると紅葉の良い場所に出る 赤く紅葉したかえでが映える97/11にここを登った時にこの辺りに寝そべって紅葉を堪能していた人がいた事を思い出す 寝そべって見る気持ちが良くわかる 弱いながらも太陽光線が射し 紅葉した葉を透した色調が素晴らしい あるものは赤く あるものは橙色に そして黄色にとそれぞれが得意とする色に着飾り美しくドレスアップした木々が続く 渓谷がその美しさをひきたててくれる
高度をあげ一の沢に出る ここでは黄色く紅葉した木々 岩がごろごろしており深山の雰囲気をかもし出している ここもまた好きなところだ 先程先に登っていた方が小休憩しておられた 行者コースをゆかれるとの事 軽く立ち話をし先に行く
一般コース(駐車場の案内図には島谷コースと記載)との分岐を行者コースに向かう 標識には一般コース1600m 行者コース980mと記載がある 右下に谷を見ながら狭い登山道を注意しながら登ってゆく 落ち葉でルートがわかりにくくなっている そのうちルートが怪しくなる これまでに迷ったことは無い ルート上に倒木があり迂回を余儀なくされる ルートが随分荒れているなと思いながら それでもルートらしく見えるルートを登ってゆく しかし,ついにルートがわからなくなりこれ以上進むのは危険な状況になってきた 仕方が無い いさぎよく諦め一般ルートを行こうと戻る
少し戻ると山に向かうルートが見えその先にロープがある こんな所で山に向かうのかと改めてルートを見直す ちょっとした落ち葉で思わぬ迷い道に入り込んでしまった
ロープを頼りに急斜面を登る 今日は冷え込みのせいか岩が濡れており地面も柔らかい 一歩一歩注意しながら登ってゆく ロープが連続している 岩に足をふんばらせロープで身体を引き上げたりして登る 股のぞきの手前の岩場のスリットを登るのは一苦労した ここは随分と変化に富んだルート なんとか登ってゆく
股のぞきを過ぎたあたりだと思うが 岩を越え左に回り込み前方を見たら目と鼻の先に人がいる 岩影にすわり 湯を湧かしている 突然の事でビックリした 良く見ると先程から何回か出会った方 先方の方が”あれ確か先に行かれたのに”と不思議な顔をされた ルートを迷った話をする その方は良くここを登られる由 雨の時はこの岩場は雨を避けてくれるし風も避けてくれるのでここで食事をとる事にしているとの話 私にはとてもそのような発想はおきないので感心する
先を行く まだロープは続く 格子岩とか熊落とし行者とか標識が出ている 行者コースは修行の為のものでありこのような所で行を行ったのかと感心させられる 熊落とし行者の所まで登るとロープは終わり一息つける そそり立つ岩場はなかなかのもの 岩場の上に登るルートもあるようだがそちらは遠慮しておく
このあたりの紅葉はすっかり終わり もっと早ければと過去の残像を思いだす 木々はすっかり葉を落としている
ここまで登るともう山頂に着いた感じになるがまだ急な登りは続く 急な登りが終わり一般ルートに合流するとまたぐっと楽になり足が進む 合流地点に山頂まで330mの標識 まだ随分残っているが山頂に着いた気分 汗を垂らしながら山頂に着く
山頂には二組のご夫婦 一般ルートを登る途中下山する4名のパーテイに出会った 後山に登るのは岡山側からが圧倒的に多いのだが今日はどうしたわけか兵庫側からの登山者ばかり(一組のご夫婦とは話せなかったので不明だが) 紅葉を楽しもうと思うと兵庫県側の方がふところが広いように思う
山頂からの眺望は今一 三室山や駒の尾山は見えるが氷の山は雲がかかりぼんやりしている 山裾には紅葉した木々があるのだろうが色彩がはっきりしない 少し肌寒いので着替えた後スポーツウエアをはおり暖をとる そうこうしている内に先程の山男が登ってくる 赤穂から来られた由 紅葉はどこが良いか伺ったところ この辺りではやはり大山でしょうと くだりも行者コースを降りると伺う もう昼食は済ませたのでお先にと降りてゆかれた
少し後に私も下山 これまで一般コースを歩いた事が無かったので今日はそちらを降りる事に 降りて見ると行者コースとの分岐の330mは結構距離があり 急な所もある 登りと随分感触が違うなと思いながらくだる 一般コースと言うネーミングから走って降りられる程度のものかと思っていたが結構足元を注意して降りないといけない 岡山県側のルートよりは厳しい感じ
紅葉は見られなかった 常緑樹の樹林であったのかな? 終わってしまったのか記憶があいまい 紅葉を楽しむには大馬鹿門コースの方がお勧め 山裾を巻くようにしてかなりの距離迂回しており、そのコースで紅葉を楽しむ事が出来る 今年は時期が少し遅いのでどうだっただろうか?
登りのルートと合流し四の沢から紅葉を楽しみながら降りてゆく ただし下山時は太陽光線が山影に遮られてしまうので光の当たる場所が限られてしまう
先に降りた方はすでに下山したのか 一般コースを降りた私の方が早かったのか車で追い抜く事は無かった
国道2号を姫路方面に走り県境のトンネルを抜け兵庫県に出る 千種川を渡ってからすぐに373に左折する 373を北上し久崎の三叉路を右折 千種川沿いに南光町に出る 179を少し走り 県道53を左折しばらく走り県道72に乗り北上し千種町に向かう 千種で429と交叉する そこに429の大原方面通行止め の標識が出ていた 理由は見なかったがいつものように429経由で来ていたら志引峠を越えられなかった可能性がある 千種の市内を抜け 千種川沿いを走る教霊山登山口の少し手前に観音様が建っている その周辺はもみじの紅葉で美しい場所 帰路では山影に入ってしまうので往路に立ち寄り 紅葉の状況を見る 千種川の渓流沿いに大きなもみじの木が列をなしており 木々の2/3程が赤く紅葉している 確かに今年の紅葉は随分と遅れている またいつも程の鮮やかな色が出ていない 気候のせいだろうか
教霊山登山口を入り渓流沿いに2Km程登ってゆく なめらの行者の所に空地がありそこに駐車(この先 自動車進入禁止の標識有り) 教霊山登山口に4、5台駐車していたが このあたりに駐車している車はいない 登山準備をしていると先程追い抜いた登山者が登ってきた 軽く挨拶する