玉峰山



標高 820m    難易度 ☆     登り40分 下り70分   島根県
アプローチ  168Km        登頂日 2000/12/02   ガイドブック  

駐車場11:20−11:25雄滝−11:29下バクチ岩−11:38上バクチ岩−11:43分岐−11:47小窓岩−11:55ロープ終−12:00山頂12:33−12:44小窓岩−12:47分岐−12:50コウモリ岩−12:53縞岩−12:55かざし岩−13:03窓岩−13:06三本松−13:09小さな滝−13:12糸滝−13:17窓岩眺望−13:22一本松跡(分岐)−13:28雌滝−13:36車道−13:43駐車場

登山
 玉峰山(たまみねさん820m)は「中国百名山」に紹介されている島根の山 『出雲風土記』にその名を残す歴史の山との事 滝や奇岩がありそれなりに楽しめそう 一つ星の山

 登山口に案内図がある 情報を確認し渓流沿いに登ってゆく 登山口に道が二本あるがすぐ合流するのでどちらを登っても良い すぐに雄滝の標識,標識に従いルートをとる 渓流の石道を歩く 滑らないよう足元に注意して進むと雄滝の正面に出る こじんまりした滝である

 雄滝から標識に従い 山頂を目指す ルート脇に草花の名札がある フタリシズカ シオデ ツタウルシ ホウチャクソウ ヤマジノホトトギス ヤブムラサキなど書いた札を見つけた 時期になると花を咲かせるのだろう

 上バクチ岩を過ぎると渓流と別れ 間もなく分岐に出る 分岐を山頂に向かって急坂を登ってゆく 小窓岩に出る 岩の間をくぐると今度は屏風岩 屏風岩はその場からはその大きさがわからないが登山口から見える岩だろう ロープが二カ所にある ロープを必要とする程もなくクリアーする ロープをクリアーすれば急な登りは終わり 視界が開ける ゆるやかな尾根道をゆくと山頂に出る

 山頂には3名のパーテイーが昼食休憩 私もリュックを下ろし着替えと食事をとる 山頂からの眺望は素晴らしい 地図を取り出し山座同定を行う 三瓶山 琴引山 大万木山 猿政山 といつもとは違った角度から見渡す事が出来る 琴引山が結構大きい山であり認識を新たにした 烏帽子山を初めとする比婆山群はここから見えるのはどの山だろうか? 少し向きを変えると 船通山が目前に見える 山頂の矛までは判別出来なかった そして 大山や烏ヶ山を見渡せる

 山頂から尾根伝いにルートがあるので更に眺望が良い所が無いかルートを進んでみたが次第にルートが細くなりヤブ化傾向 大山の視界が少し広がった程度で特筆するところは無かった 山頂に戻り下山する事に

 小窓岩をくぐり,分岐に出る 分岐を右にとり遊歩道を周遊するかたちになる ルートは山を巻くようにして奇岩を鑑賞しながらおりてゆく なかでも かざし岩 窓岩が素晴らしい 窓岩はロッククライミングのゲレンデに使われているとの事 だがどこにルートがあるのかわからなかった 名前のない岩でも結構大きな岩があり見応えがある また,途中弘法の滝があるらしいが見落とした

 遊歩道と記載してあるものの窓岩への登りと下り 三本松を過ぎてからの登りに短いながら急勾配の箇所がある 少しハードな遊歩道だ 三本松を過ぎると小さな滝に出る 次に糸滝 これは尾根から向かいの山肌を流れる滝 尾根道に糸滝へ降りる案内標識があったが見送った 

 糸滝を過ぎて尾根を行くと 木々の合間から窓岩の奇岩を仰ぎ見る事が出来る 木々の隙間から眺望がきくスポットがあったので窓岩眺望とメモした 尾根を回ってゆくに従って角度が変わり見えなくなる 今度は玉峰山の山頂がちらちらする

 一本松跡の分岐を雌滝にとる 雌滝周辺はまた素晴らしい このあたりの紅葉は良さそうだが残念ながら時期は過ぎ 落ち葉が名残を見せていた 奇岩がごろごろしており,渓流と調和している あとから案内図を確認すると雌滝に続き 子滝 孫滝とあるようだ 変化に富んだ好スポットである

 ルートにはあちこちに鉄製の階段がある 結構急 滑らないよう注意し手摺りを確保しながら降りる 所々にたわむステップがあり気持ちが悪い しかしこの階段ルートが無いととても歩けるような場所では無い

 雌滝の景観を楽しみ,先に進むと車道に出る 駐車場まではゆるやかな登り 車道から玉峰山の山頂がちらちらする ピークが二つ並んで見える 小窓岩や屏風岩だろうか岩が見える 駐車場奥のキャンプ場から更に良く見える

 渓流の小岩には落葉したもみじの葉が広がり,まだ幾ばくか秋の名残を残していた



アプローチ
 玉峰山は比婆山から30Kmほど北上した位置にある 180号で新見に向かう いつものとおり倉敷は青空が広がっていたが高梁からガスに覆われ,新見の気温は3℃ 新見から182に乗り東条へ 東条の手前で1℃まで下がる 東条から314に乗る 高橋尚子の記憶が残るトンネルを過ぎる このあたりから青空が見え太陽光線がふりそそぐ 備後落合で183に合流するがすぐに別れ北上する 高度を上げているにもかかわらず気温は9℃から15℃とまたたくまに上昇する

 県民の森への分岐から先に行くのは初めてだ 山道がだんだん険しくなるのかと予想していたら予想に反し走り易い 住宅も結構ある 数Km走ると島根県に入る すぐに三井野原スキー場に至り,314の最高標高727mの標識を見る ループ橋を降り横田町を走る 横田町の三叉路には船通山登山口の案内があった 三叉路を直進し,432との三叉路を右折する 亀嵩の町を行くと 玉峰山森林公園登山口1.5Kmの大きな標識が立っている 標識に従い山道に入る 大型車駐車場を見送り更に進むと登山口入口に駐車場がある すでに3台駐車