岩屋山



標高 483m    難易度 ☆     登り36分 下り20分   岡山県
倉敷からの距離    77Km        登頂日 2000/12/09    ガイドブック    F

駐車場13:18−13:23登山口−13:30慈悲門寺跡−13:34三合目−13:39五合目・山王拝殿跡−13:44大手門の跡−13:45七合目・水門跡−13:46龍神の池−13:52馬場跡−13:54山頂・本丸跡14:10−14:14二の丸跡−14:16下り口−14:18七合目−14:20五合目・もみじ滝−14:23三合目−14:28道路−14:30駐車場

登山
 岩屋山(いわやさん483m)は「岡山県百名山」に紹介されている岩屋城跡のある久米町の山 一つ星

 三谷山に登ったついでにこちらに足を伸ばす「岡山県百名山」に記載の未踏の山を調べると比較的容易に登れそうだ 幾つかの候補を用意しておき 足を運ぶ事に

 岩屋山は岩屋城があった所で宇喜多,毛利の対決があったとガイドブックに記載されている 1581年の事だ ほんの数百年前にはこうした山城に籠もり陣地争いの合戦をしていたかと思うと 生活環境の変化がめまぐるしい勢いで変わっている事を認識させられる 変わらないものを見据えてゆかないと 原点を忘れてしまう

 駐車場に案内図があり情報入手する ***跡と沢山の名跡が記載されている 山頂である本丸跡を目指して登る 案内に従って進むと登山口と記載があり,そこから急登 ルートはガレ場状態と先程の三谷山と全く違う 登山道は山影になり冷気に満ちており冷たい この雰囲気も全く違う 来る者を如何に厳しく律していたか 自然を上手く利用している

 ガレ場を登りきると慈悲門寺跡から尾根道となり,勾配はゆるやかになる 名跡の標識だけが昔を偲ぶ手掛かりだ 水門跡というのは何だろう? 龍神の池は貴重な飲料水を蓄えていたものと思うが今はその面影は無く 汚れ 単なる水たまりに過ぎない

 馬場跡は結構広い 展望もきく 敷き詰めるように積もった落ち葉が今も昔も変わらぬ風情を残しているのだろうか

 少し高い位置に本丸跡があり そこに三等三角点がある ガイドブックを取り出し宇喜多,毛利の対決のシーンを読む 「落とし雪隠」と記した場所がある ここを登り城内に入り火を放ったとの事 平和な今日ではこうした内戦状態を想定する事は困難であるが歴史はそれを伝えてくれる

 駐車場にあった案内図とガイドブックの位置図の方角が異なっており 磁石で確かめる ガイドブックが正しく 案内図の方角がずれていた イラストだから仕方が無いのか?

 着替えをして,昼食とする 午後も大分過ぎているのに今日は食欲が無い バナナを口にするが味がおかしい 果物だけ食べ下山する事に 下山は二の丸跡の標識に従い進む 次いで,三の丸跡に向かう 三の丸跡に出る手前に下山道の標識があり そこを下る

 下山道の途中五合目にもみじ滝と書いた場所がある 枯れ山水なのか 渓流の姿は見られない 名前の由来はわからないが風情を楽しむ思いが伝わってくる 落ち葉に埋もれた結構急な道を下ると道路に出,すぐに駐車場に 登りと下りと周回出来る点面白い


 駐車場にあった案内図とガイドブックの位置図の方角に関する後日談

 余計なことかと思ったが、折角気付いたので 案内図を掲載していた久米町教育委員会のアドレスをインターネットで探し メールをした。 

 先方から、指摘があった事に対する丁寧なご返事を戴き、かえって恐縮する。



アプローチ
 429を行き 旭町を過ぎ,トンネルを抜け最初の信号を左折して県道159を行く 181との交差点を左折する ここを右折すれば院正方面で泉山や森林公園に向かういつものルート 左折するのは初めてだ しばらく行くと津山方面からの広域農道と合流する 合流して間もなく右手に岩屋城跡の標識があるのでそれに従って右折する 右折する場所に2本道路がある 左手の岩屋川に沿った道を行く 1.1Kmで岩屋山登山口の駐車場に着く トイレ有り