駐車位置10:37−10:46上蒜山スキー場−10:59牧場−11:05登山口−11:16ニ合目−11:25三合目11:34−11:52五合目−11:55展望場12:03−12:14六合目−13:16八合目−13:25登頂断念−13:28八合目13:34−13:59六合目−14:05展望場14:10−14:13五合目−14:23三合目−14:27カンジキ外し14:29−14:33ニ合目−14:43登山口−14:46牧場−14:56スキー場−15:02駐車位置
21世紀初登山はこの登山日記の契機となった上蒜山(かみひるぜん1200m)を選んだまた雪が降り出してきた 雪が降る中出発準備をする こちらから上蒜山の五合目辺りが見える 枯れ草が見えるので積雪量はそう大きく無さそうだ 念の為カンジキとアイゼンの両方を用意する
自動車道を進み 上蒜山スキー場の案内に従い左に曲がる 上蒜山登山は10度目になるがスキー場から登るのは初めてだ スキー場駐車場に着く手前に上蒜山登山口への案内標識がある 標識に従い右へルートを取る ルートは新雪で覆われている 積雪量は数センチ 新雪に靴跡を残しながら歩くのは気持ちが良い
新雪を楽しみながらルートを登り、やがていつも駐車させて貰っている牧場に出る周辺は雪で覆われている この状態ではここまで車で来れなかった 手前に駐車して良かった 周辺は新雪で覆われ,誰も登った気配がない
牧場内のルートを進み登山口から植林帯に入る 植林帯の急斜面にある擬木の階段はまだその存在がわかる程度の積雪 積雪量は少ないものの降り積もった雪の下はアイスバンこの調子ではアイゼンを着用しないといけないと思いながらもアイゼンを履いてからカンジキに履きなおすのは面倒なのでもう少しと決断を延ばす
ニ合目に出,視界が開ける 雪は降り止んだ スキー場でスキー客が滑っている様子を伺える 皆ガ山には雪雲がかかりその先の視界はきかない 三合目の標識の位置で傾斜が急になりアイゼンを着装する 高度を稼ぎながら視界が広がってゆく事を楽しむ 積雪量は次第に増え 場所によっては膝が埋まる状況となる この状態ではこの先アイゼンで進むのは無理なので展望場でカンジキに履き替える
ここまで登れば後はそう急なところは無い 尾根を楽しみながら行こうと一歩踏み出した所 ズボーと膝頭を超える位置まで埋まる カンジキを履いていても雪が柔らかい為かカンジキの威力がきかない これは参った このペースでは一歩進むのが大変だ 早々と断念しないといけないかなとルートを考える 尾根道は吹き溜まりのようになっており異常に積雪量が多い状態になっているのではないかと判断し 尾根から外れ 潅木の中にルートを探す 案の定ズボーと埋まることが無くなり歩ける だがヤブコギもどきである 灌木の小枝をかきわけ歩けるルートを選び 尾根道から外れないよう登ってゆく
六合目の標識を見つけた 半分ほど埋まっている この辺りでは雪がやみ太陽の日射しも見え隠れしていた 尾根道に積もっている波打つような新雪がそそり出し雪庇を形成している 太陽の反射でまぶしい 魅惑の雪の世界だ
尾根道に出て景色を見ては灌木のルートに戻り 歩を進める 普段は何でもないピークを越えるとまだ先がある 八合目に当たる槍ヶ峰(1031m)が随分遠い 積雪量は次第に増加し,灌木地帯でも時には膝上まで埋もれる 体重をかけるとズズーと下がり折角稼いだ高度の80%程はロスをする ラッセルをしながらの登りはななかな進まない それでもなんとか八合目の槍ヶ峰に立つ
槍ヶ峰は上蒜山の最高の眺望を与えてくれる だが生憎雪が降り 風も冷たい 山頂がすぐそこに見える 普段はブナの原生林に遮られているが落葉し尾根分岐から山頂に向かうルートも良く見える もう一息だ ここで時計を見る 六合目から八合目までなんと1時間要しており 登山口からすでに3時間要している 八合目から平坦な尾根道になるがこことて歩が思うように進まない この分では1時間で山頂に行けるかわからない 雪は降ってくるし 皆ガ山は雪雲に隠れ何も見えない こちらの天候も悪くなりそうだ このまま進むのは危険と判断しここで戻る事に 槍ヶ峰まで登れた事をよしとしよう
八合目に戻り昼食をとろうと思ったが 風が冷たく 手袋を外すと指先が凍るように冷たい 雪が小止みになったチャンスに記念写真を撮り早々に下山する
下山は登ってきた足跡をたどりながら降りてゆく アリャー 後ろ足のカンジキがブッシュに取られた スキーで転倒したように足を上げてと思ったがひかかってあがらない 下の足はずるずると下がり股裂き状態 なんとか下の足を少しずつ上にあげなんとかクリアーする 下りも楽ではない
足元に注意し ブッシュを避けながら降りてゆき展望場のところは丁度風を避けてくれるのでそこで昼食をとる バナナは冷蔵庫から出したように良く冷えている 口も思うように動かない 気温がどの程度下がっているのかわからないが寒冷地の経験がないだけに こんなにも違うものかと驚きを新たにする 手袋をしたままバナナの皮を剥き口に入れる 暖かい麦茶はほっとする
小休憩後 展望場から降りてゆく カンジキを履いたまま降りる 三合目を過ぎた地点で雪が消え 歩き難くなってきたのでカンジキを外す だが二合目を過ぎて植林地帯に入るとアイスバン状態の雪面 アイゼンを履けばよいのだが面倒なので注意しながら降りる 何度か滑って転びそうになったが無事登山口に
雪が随分降ってきた 登る時に歩いた足跡は消えかかっている 雪山登山では足跡があるから戻るのは心配無いと思っていたが この程度の降雪で足跡の見分けが困難になるようでは方向を失ったら大変なことになる
自動車道は雪が溶けていた 往路アイスバンであったところも皆溶けており 問題なく帰宅
この時期は路面の雪の状況が心配 岡山県の降水確率は南部10% 北部20%であるが鳥取県は50%と降水確率が高い ラジオでは米子道が雪にて速度制限と放送している どこまで行けるか 路面の状況が悪ければ櫃ヶ山にしよういつものように429を行く 曇りのせいか加茂川のいつもの冷え込みはない 路面凍結の心配も無く順調に進む 旭町から県道30に乗り 落合へ 落合の気温は2℃ 落合から313に乗る 久世市街の背景に見える山々に白いものが見える 突然雪が降り出す 青い空も見え隠れする 変わりやすい天候だ
勝山から更に北上する 櫃ヶ山が左手に見えてくる 山頂付近は白くなっている 雪雲がかかり山頂は見えない 湯原に入ると路面に雪が現れてくる アイスバン状況となっており徐行し注意しながら走る この状況ではトンネルの先は駄目かなと心配しながら進む トンネルを抜け中和村に出る 路面に雪は無い これなら行けそうだ
313から別かれ482を行く 路面は所々に雪が残っており凍結状態 主要道路を外れると路面の状況が心配なので塩釜や道の駅の方向に曲がらず482を行く 路面状況が悪いので徐行しながら走る 後続車が近づくと先に行ってもらう
蒜山休暇村に行く道に入る この道は高速で蒜山インターを降り蒜山に向かう主要道路である 登り坂は雪で凍結状態 登れるか心配であったがなんとか進む このまま登山口まで走るのは危険だし わざわざチェーンを着けるよりこの辺りで駐車し歩いて行こうとスキー場に向かう道の右手にコーヒーショップと駐車可能空地があったのでそこに駐車させて貰う
駐車場の周辺では家族連れが雪と遊んでいた