犬挟峠10:31−10:40尾根−10:50三合目−11:02五合目−11:11雲居平−11:19アイゼン取り付け11:25−11:35八合目−11:50九合目−12:03山頂12:30−12:41九合目−12:49八合目−12:59雲居平−13:05五合目−13:11三合目−13:15尾根−13:21犬挟峠
雪の下蒜山(1105m)を狙ったが八合目から雪が見えるので輪カンジキと軽アイゼンの両方を用意し出発 樹林を抜けるルートは雪解け水が流れ足場が悪い 滑らないよう気をつけながら進むが途中ですそ払いをされたようにスッテンと尻餅をついてしまい 泥が付いてしまった 周りの雪で泥落としをして先に進む
今日はBreath Thermoという材質を用いた長袖の下着を着用 冬山を登るのに良いと聞いて購入したものだ これまで長袖の下着を着たことが無い 気温も高い事もあり身体がぽかぽかしている 下着だけでも良さそうだがポロシャツを一枚着て登る 通常は更にスポーツウエアを着るのだが それはリュックにしまう 汗をかいても下着を着替えなくても済むのかチェックをしたい
尾根筋に出る 雪は全く無い 大分前に雪解けしたのでろう足場もしっかりしている 順調に高度を稼ぐ 汗がポタポタと額から垂れてくる 小鳥のさえずりが聞こえてくる 雪が溶け小鳥が山に戻ってきたのだろう 春だ春だと歌うなり と思わず口ずさむ
五合目を過ぎた所で一人下山して来られた 登る時は雪が硬かったがすっかり緩んできており 雪崩れているところもありましたから と 注意を受ける 八合目を越えた辺りに斜面が露出しているところが見える その方は8:30に登ったとの事 気温が上昇する事で雪質は急激に変化している 注意してゆこう
七合目手前で二人の方が足に何か取り付けている プラスチック製のチェッカープレートのようなものでカンジキ代用品のようだ この辺りに来ると雪が残っている 足跡で固められているが所々に埋もれた個所がある 私も少し先に進んでから軽アイゼンを履く これから昨年八合目手前でGiveUpしたところにかかる
ルートは雪の上に足跡があるが その少し上は雪崩れたところであり気持ちが悪い ルートの左側の斜面は雪が無い 急斜面ではあるが足場も安定だし草に掴まって登ってゆけるのでそちらを行く フウフウ言いながら登ってゆくと 先程手製のものを着装していた二人組が雪面のルートをグングンと登って行き追い越されてしまった なかなか慣れた足さばきだ
八合目の急登を過ぎればそう心配するところは無い 雪のルートは踏み固められているものの随分と柔らかくなってきている スボーと埋まらないよう体重移動に注意しながら登ってゆく ついに山頂に立つ
山頂はベンチの表面が現れる程度の積雪 山頂を示す標識もその分だけ埋もれている 中蒜山が前面に大きく広がり その裏に上蒜山 そして大山と続く 薄雲が広がり 大山の姿がぼんやりしている 眼を左に転ずると三平山が見える 三平山も白さが大分消えてきているように見える
さて下着だが ポロシャツは汗で濡れている 取りあえずポロシャツを脱ぐ 下着をさわると汗でしっとりしている 冷たさを感じるわけではないが新しい下着に着替えた方が気持ち良さそうなので 着替える事に 着替えずにいれば乾いてしまうのか下着の上に着る衣料の材質を考えないといけないのか宿題が残ってしまった
休憩していると中蒜山の方角から一人登って来られた 中蒜山から来られたのか訪ねた所 いや下から登り 少し先まで行き 戻ってきたとの事 ピッケルも用意されていた ピッケルは急登を登るのに便利だとの事 三平山でお会いした方もピッケルは持っておられた 冬山ではピッケルは必需品のようだ
風も無く 暖かな雪の山頂を楽しみ 下山 八合目のくだりも雪の無い斜面を選び下山 軽アイゼンを履いたまま車のところまで
帰路 湯原温泉の露天風呂に 露天風呂での会話から 露天風呂近くの駐車を99年11月から禁止した 駐車場周りで喧嘩があったり また、ここに寝泊りする人がいたりした事もありこの周辺の駐車を禁止し 河川敷の駐車場も車中泊を禁止する事にした由 旅館組合の方が見回っているとの事 車中泊を禁止する貼り紙あったがこうした背景があったのかと知る
429旭町〜県道30で落合に出 313に乗る 落合入口の気温表示は10℃と二桁にのってきた 旭川の渓流も水ぬるむ感じが運転席からも感じられる 今日の天候は晴れだが薄雲が広がり景観は今一勝山から更に北上し櫃ヶ山の脇を抜ける 3/14には白いものが見えていたが今日は全く見えない(湯原側から見ると登山道沿いに一筋白いルートが見えた) 湯原も道路脇を探しても雪は見えない この一週間に雪は解けしてしまったようだ 湯原では気温13℃とどんどん上昇してくる
湯原を過ぎ新熊居トンネルそして中和トンネルを過ぎる もう雪は無い 3/14に遭遇した雪に覆われた八束村のふるさとふれあい特産館からの旭川の景観も一変している 周辺の山も白さが無くなっきた
下蒜山が顔を出す 山頂付近は雪が残っているものの雲居平あたりは雪が消えている 雲居平の雪景色に期待していたのだが残念だ 蒜山の気温は14℃と更に上昇 旧313を入り 登山口を目指す 道路脇の雪は消え 登山口駐車場付近も雪は無い すでに5台駐車