中の原10:36−10:57ロープウエイ終点−11:12宝珠山山頂−11:20下宝珠越え合流点−11:43中宝珠−12:20上宝珠−12:40ユートピア分岐−12:51山頂13:25−13:37ユートピア分岐−13:45象ヶ鼻13:54−14:02ユートピア分岐−14:17上宝珠−14:49中宝珠−15:14下宝珠−15:46中の原
この時期は大山三鈷峰(だいせんさんこほう1516m)が良い 宝珠越えルートで行けるとの情報からマイヅルソウ イワカガミを訪ねる車のドアを開けて最初に飛び込んできたのがカッコーの鳴き声 続いてホトトギスそしてウグイス その他の小鳥もにぎにぎしくさえずっている 青空は出ていないものの中の原から大山北壁から大山三鈷峰につながる山並みを見晴らす事が出来る
中の原では特徴のある宇宙船のようなヘラオオバコが迎えてくれる リフトの右手の斜面に紫色の花が群生している ヒイラギソウだろうか 戻ってきたときに写真を撮ろう ムラサキサギゴケ ミツバツチグリも顔を出す
ロープウエイを登りブナ林に入る いよいよ花の道だ しばらくは笹の道が続く 最初に出会う花はチゴユリかなササユリかなと推測する これもまた楽しい 最初に出会ったのはユキザサであった すぐにチゴユリが顔を出す そしてマイヅルソウ ナナカマド ツクバネソウ イワカガミと花が続く マイヅルソウとイワカガミは次から次と現れ楽しませてくれる
ブナ林では小鳥の声に混ざって春蝉だろうか カナカナカナという鳴き声が聞こえてくる 登ってゆくとその鳴き声は次第に大きくなる 鳴いている所に近づいたのだろうか カナカナカナからガーガーというようにも聞こえる 下宝珠越えの分岐を過ぎたあたりではまた違うゲーゲーという鳴き声 こちらはカエルだろうか? 鳴き声はブナ林を歩いている間中 聞こえていたように思う 不思議な事に帰路には鳴き声が聞こえなかった 鳴く時間帯があるのだろうか追記:日本セミの会の税所さんのホームページにセミの鳴き声がある どうやらエゾハルゼミのようである エゾハルゼミはブナ林に生息すると教えて戴く
宝珠山から続くブナ林は見応えがある 紅葉の時の素晴らしさはすでに何回か書いたがどの時期でもブナの木々が持つ魅力に触れることが出来る 新緑もまた良い 時折日が射し明るくなる 太陽光線の移動と共に新緑に輝く光の帯びが移ってゆく
下宝珠越えの分岐を過ぎる 大山三鈷峰の眺望が良い場所に出る ガマズミが大きな木にはちきれんばかりに花を咲かせている 花の先に三鈷峰の山頂とそれに続く岩肌を見る事が出来る そして今度は大山北壁の景観が広がる この辺りでダイセンクワガタを見つけた アカモノも可愛い花をつけていた
イワカガミ マイヅルソウは次から次と現れ楽しませてくれる チゴユリ ユキザサは何時の間にか現れなくなってきた 中宝珠越えの標識を過ぎて間もなく最初の崩落個所 ルートに突き出るように障害になっていた大きな石が崩落したようだ ガレ場に新しいルートが出来ており枝に掴まりながらガレ場を越える その後も何箇所か崩落場所があるがそう難しい事もなく越えてゆける
ルートの谷の相当する部分にサンカヨウが咲いていた サンカヨウは登るにつれ増えてくる 上宝珠越の標識を過ぎ ユートピアに向かうルートに群生していた 斜面の下に上にサンカヨウの花が 葉が大きくて花が目立たないが良く見ると白い花が一面に顔を見せている 昨年この群生に気が付いたが斜面の上にも広がっているのには気が付かなかった
上宝珠越からユートピアのルートにはダイセンキスミレ ボタンネコノメソウが顔を出す オオカメノキが白い花を咲かす
ミツバツツジもまだ色が残っている 花はよく見ると鮮やかさは無くピークを過ぎている ユートピアの尾根分岐に出ると三鈷峰の斜面に緑の中にミツバツツジと思われる色の塊が広がっている
ユートピア分岐から三鈷峰に向かう尾根道も花の道イワカガミ マイヅルソウ ダイセンキスミレと現れる ツガザクラが可愛い花をつけている 三鈷峰の山頂に近づくにつれ岩場が多くなる その斜面にもイワカガミが見事に花を咲かせている 山頂付近の岩場は随分崩落している 崩落した岩の上にルートが出来ている ”下から登ってくる人がいるから待っていよう”と声が聞こえる 下山しようとする人が待っていてくれた ルートの途中ではすれ違うのは難しい 足元を確保しながらガレ場を越える そこを越えるともう山頂だ
私の後から すごいスピードで登ってくる人がいる 私がもたもたガレ場を登っている間に追いつき 一緒に山頂に そこでビックリ 職場で一緒だったU君 こんな形で山頂で出会うとは 宝珠越えルートが登れると教えて貰ったのはU君 今度は川床に車を置いて親指ピークを廻ってきたとか 山頂で記念写真を一緒に撮る U君が山本さんはもう何回ぐらい登りましたかと訪ねられた 咄嗟に何回目か出てこなかった 10回は訪ねていると思うがと返事をしたが 調べてみると20回目になっていた それにしても毎回毎回新鮮な喜びを味わせて貰い有り難い U君は宝珠越えルートを行き周回すると言いお先にと下山していった
山頂にはイワカガミ マイヅルソウ ダイセンキスミレが咲いており カメラに収める
三鈷峰から降り ユートピアに 新築された小屋を覗く 新しい木の香がする 入口に温度計があり20℃を表示していた 小屋からもう一歩進めて象の鼻へ ここもイワカガミが一杯 花や山の写真を撮り下山
下山は登ってきたルートを降りる 砂すべりは下山困難の表示がある 登ってくる時 時折落石する音が聞こえていた
下山途中フウフウという低い鳴き声が聞こえた ふくろうだろうか ブナ林では登るときあれほど鳴いていた春蝉と思われる鳴き声が全くしない 不思議な気持ちだ
下宝珠越えの分岐を下る この下り道では花に出会わなかった ルートによっては花の無いところもある 足元に注意しながら降りてゆく 工事用道路への出口にはロープが貼ってあった 道路沿いにはタニウツギ ガマズミが花を咲かせている
上の原に出て スキー場斜面を降りて中の原へ
倉敷男声合唱団に入り ドライブの時は練習時のテープを聞きながら車を走らす パート練習で歌えても 他のパートと一緒になると自分の音がとれなくなる 何回かテープを反復していると目的地に着いてしまういつものとおり180号を走る 新見を過ぎ 千屋実のあたりになるとあちこちで道路工事が行われている 大型車の後を辛抱しながらついてゆく 明地峠のトンネル前で抜けるかと目論んでいたが そこも工事中で追い越し車線が使えず これまた辛抱でも歌の練習がはかどる
明地峠のトンネルを越えた所でタニウツギ咲いているのを見つけた 花は次から次と自分の順番が待ちきれないかのように咲く あの山のタニウツギはどうだろうかと思いをはせる
新見で22℃あった気温がどんどんあがり 181の江府あたりで28℃に 181からわかれ大山桝水ヶ原に向かう 桝水ヶ原に向かう樹林帯の入口はヤマボウシが白い花をつけ出迎えてくれる 見覚えのある景観だ 桝水ヶ原は24℃ 流石高度を上げただけのことはある
大山循環道で大山寺へ、太陽が出ていれば新緑が美しいだろうに残念だ 中の原へ