毛無山



標高 1218m    難易度 ☆☆     登り82分(白馬山コース) 下り35分   岡山県
倉敷からの距離   113Km        登頂日 2001/06/02   ガイドブック  F   写真

駐車場10:11−10:15山道−10:55白馬山頂−11:24俣野ルート分岐−11:33山頂12:10−12:15九合目−12:20八合目−12:25七合目−12:29六合目−12:31五合目−12:34四合目−12:37三合目−12:45駐車場

登山
 5/26に大山三鈷峰を尋ねたらブナ林でエゾハルゼミの大合唱を聞いた 毛無山(けなしがせん1218m)のブナ林ではどうだろうかと訪ねてみることに

 毛無山登山も何時の間にか12回目になる だがこの時期に登るのは初めて 白馬山ルートが出来てから 登りに白馬山ルートをとる事が多くなった 今日も白馬山ルートから登る

 ウマノアシガタ ムラサキサギゴケと見慣れた花がちらほらと顔を出す 余り花は咲いていない 舗装道路を右折し橋を渡るところに見慣れない花が咲いている 写真に撮り後で調べる コケイランであった 珍しい花に出会えて嬉しい

 橋を渡ると白馬山のルート標識があり渓流沿いの道を行き尾根道を登ってゆく ヤマボウシが白い花を咲かせている カッコーが鳴き フィイーフィイー チチチと小鳥達のさえずりが絶え間なく聞こえてくる 高度をあげてゆくとウグイス ホトトギスの鳴き声が多くなる

 このルートは草花はあまり見る事が出来ない 滑りやすい斜面を登るとブナ林に出る 期待していたエゾハルゼミの鳴き声は聞こえない 右手に土用ダム湖がちらちら見える ルートにギンリョウソウ ツクバネソウを見つけた

 白馬山山頂に出る 山頂と言っても山のいただきという感じがしない 毛無山から金ヶ谷山に繋がる尾根の中間点のようなもの ここから大山 烏ヶ山が良く見えるのであるが 今日は霞みがかかり見晴らしはきかない

 ここの尾根歩きは好きなルート 腐葉土に覆われたルートは踏み応えが良い 弾力があり実に心地良い ブナの木々も美しい ルートにはユキザサ ツクバネソウ ギンリョウソウ チゴユリが次から次と顔を出す ツクバネソウの群落は珍しい ユキザサがあちこちに群落を作り花を咲かせている サワフタギやタニウツギが白やピンクの花を咲かせる ホッホッとフクロウのような鳴き声が聞こえる 尾根道はブナ樹林が多いのだがここでもエゾハルゼミの鳴き声は聞けなかった 大山と近いし 標高も左程変わらないのだが 不思議なものだ

 山頂に近づくとタニウツギが目立ってくる 鳥取側と岡山側と尾根を隔てて花の状態が違うのも面白い ルート脇の大きな木に白い花が咲いていたが名前はわからない

 山頂手前で署名をお願いしているとかで立ち話を余儀なくされた 登山中に署名を求められたのは初めてだ 自然を求めてきているのにどうかと思う

 山頂には10名程が休憩していた 大山は相変わらず霞みがかかっているが 金ヶ谷山 朝鍋鷲ヶ山 三平山と続く山並みを追う事が出来る 

 山頂から下山する ブナ林に入るまでの斜面は日当たりが良く タニウツギ アカモノ ヒメハギ イワカガミ ユキザサが花を咲かせていた ブナ林に入ると花はあまり咲いていない 六合目の湿地帯で コチャルメルソウを見つけた程度 ここでもエゾハルゼミは聞く事が出来なかった ついつい走るようにして下山してしまう



アプローチ
 男声合唱の練習テープをかけながらいつものルートを走る 429経由で旭町-県道30落合-313勝山-181新庄と走り 毛無山の案内に従い181を右折する 右折してからまだ9Kmあり要所要所には標識がある 慣れてくると標識に気づかずに走ってしまい この記載に適切さを欠くようになってきていないかと気になるがご容赦願いたい

 毛無山山の家の駐車場に駐車 登山口に駐車している車を含め10台程度