泉山 ベニドウダンとサラサドウダン



標高 1209m    難易度 ☆☆    登り112分 下り87分  岡山県
倉敷からの距離   94Km        登頂日 2001/06/07   ガイドブック  F   写真

駐車位置9:55−10:10登山口Aコース−10:29水場−10:40渓流−10:44福ヶ乢−11:00_1035m−11:16井水山山頂−11:24分岐−11:33_1198mピーク−11:47山頂12:16−12:29_1198mピーク12:30−12:38分岐−12:45井水山−12:59_1035m−13:09福ヶ乢−13:19水場−13:33登山口−13:44駐車位置

登山
 久々に泉山(いずみがせん1209m)を訪ねる 11回目の登山になるが、この時期は初めてである

 降水確率0%だから霧雨はすぐにあがるだろうと出かけることに カメラを防水カバーで包み雨に濡れないようにする 駐車した車のすぐそばにスイカズラが特徴ある花を咲かせている 神社横の林道を登ってゆく ルート脇にコガクウツギ タニウツギ ノアザミ ヤマツツジ ウツギが咲いている エゴの木が白い花を咲かせている これも特徴のある花だ ウグイスを始めとする小鳥の声と渓流の音を聞きながら登ってゆく

 Aコース登山道の案内に従い山道に入ってゆく 桧の樹林帯である 樹林が霧雨を遮ってくれる ホッホッホーとふくろうの鳴く声が聞こえる ホトトギスも聞こえる ギギギギーと言う木がこすり合うような鳥の鳴き声も聞こえる 水場の近くでヤマアジサイが小さな花をつけている これからだ シャガのような葉が渓流沿いに芽を出している 水場を2ヶ所過ぎ 最後の渓流の手前にフタリシズカが花を咲かせている 花はまだ2,3と少なかったが斜面を覆うようにフタリシズカがびっしり生えている これらが花を咲かすとどんなだろう

 樹林を抜けると福ヶ乢に 樹林を抜ける地面に白い花がルートを埋めるように散っている 見上げるとヤブデマリと思われる花が咲いている 少しゆくと今度はピンクの花弁 タニウツギの花が散っている 福ヶ乢からは日差しの良い尾根道 ノアザミ タニウツギ カノコソウ(ハルオミナエシ) アカモノ ヤマツツジ サワフタギ マムシグサ ベニドウダンと次々に花が顔を出す カノコソウとベニドウダンに出会え嬉しい

 カノコソウは福ヶ乢を登り初めて間もなく ベニドウダンは1035mの標識を越え岩のある登りのルートで出会う ルートの左手に赤い可愛い花を咲かせたベニドウダンの木が何本もある 足元にはアカモノの白い小さな花も沢山咲いている この辺りは素晴らしい花の道だ 確かこの辺りでシャクナゲに出会った記憶がある

 ベニドウダンの咲いているピークを越え 次のピークが井水山山頂だ 福ヶ乢から何回アップダウンしただろうか 福ヶ乢からすぐだと思っていたが結構何回もアップダウンがあった 井水山山頂からは何も見えない 尾根筋も全く見えず霧の中 幸い霧雨は何時の間にか止んでいた 山頂にナルコユリが花を咲かせていた

 尾根道を行く 日当たりの良い場所ではアカモノが白い花を咲かせている タニウツギもあちこちで出会う レンゲツツジ ヤマツツジも咲いている ヤマツツジがアカモノと同じように地べたに花を咲かせていたり 笹原から顔を出していたり 太陽光線を得ようと知恵を出している

 尾根の途中に養野へ下山する分岐がある これまでの記憶では草木が繁っていたが刈ってある ここにも一つルートがありそうだ

 1198mピークから山頂尾根に向かう この尾根道も結構花が多い サラサドウダン レンゲツツジ ヤマツツジ ササユリの蕾 ヒメハギ チゴユリ イワカガミ ヤマボウシ アカモノ タニウツギなどが咲いている サラサドウダンは那岐山で沢山の花を見る事が出来たが ここでも出会えて嬉しい 井水山への登りではベニドウダンここではサラサドウダンと住み分けているのも面白い

 ルートの途中で先に登っておられた方と出会う 天候がさっぱりで何も見えないと挨拶を交わす 先程の養野への分岐の情報を伺うと昨年切り払われていたので そのルートを行ってみたが結構きつい 今日は草木が濡れているから見合わせた方が良い 登ってきた林道をAコースに入らすにに先に進んだ所に繋がっていると教えて戴く

 サラサドウダンがきれいだね 登るときベニドウダンが咲いていたね ここのタニウツギは色が濃いね等話を伺う 足元を見るとササユリの蕾 もう2週間もすれば花を咲かすとの話 山頂に行っても何も見えないよ とのコメント 確かに タニウツギは高度を稼ぐにつれ色が濃くなってきている いい色合いだ

 山頂に立つ 視界は数十メートル 近くの草木が見えるだけで何も見えない それだけに近くで咲いている花が注目を集める タニウツギ ヤマツツジが笹原から顔を出し咲いている サラサドウダンの木もあった 笠菅峠への下山道はガスに包まれ神秘なルートに降りてゆくような感じ 随分と感じが違う

 着替えを行い昼食休憩 タニウツギやヤマツツジをカメラに収める 下山は忠告に従って登ってきたルートを戻る

 先の方とまた会う 花ですか? 山ですか?との問いがあり両方ですと答える 花は北海道が良いですよ フェリーで行くと便利ですよと北海道へのフェリー情報を得る 目下北海道旅行を計画中なのだが 全く思わぬ所でフェリーの情報を得た 情報というものは不思議なものだ 帰宅してTVを見ていたらコマーシャルでも紹介していた



アプローチ
 いつものように国道429を行く 降水確率0%の予報から、急遽出かける事としたのだが、次第に雲が出て来る 旭町を過ぎ 休み乢トンネルを越えた地点ではいつも見える山の姿が全く見えない 県道159を経由して国道181、そして院庄で国道179に乗り北上する ついに霧雨が降り出した 奥津中学の所を右折し神社までゆき駐車 すでに1台駐車していた