上蒜山〜中蒜山往復



上蒜山 標高 1200m 中蒜山 標高 1123m
難易度 ☆☆     登り74分 縦走44分 下り(戻り)89分  岡山県
倉敷からの距離   123Km        登頂日 2001/06/16   ガイドブック  F   写真

駐車位置10:35−10:39登山口−10:47二合目−10:55三合目−11:05五合目−11:07展望台−11:10六合目−11:27八合目−11:44分岐−11:49上蒜山山頂11:51−11:56分岐−12:14コル−12:35中蒜山山頂13:07−13:22コル−13:45上蒜山山頂分岐−14:00八合目−14:13六合目−14:15展望台−14:16五合目−14:23三合目−14:28二合目−14:33登山口−14:36駐車位置

登山
 上蒜山のヤマツツジを期待し、上蒜山1200mを登り中蒜山1123mまで往復し下山するコースを選ぶ

 この登山日記は95/6/11に上蒜山を登ったのが契機になり いつの間にか丸6年が経過し、この報告で412報を数えるようになった

 車を降りると、早速カッコーの鳴き声が聞こえる のどかな田園風景にふさわしい 放牧場には牛がものうさげにまどろんでいる 牛のそばを通り登山口入口に

 登山口から杉の樹林の中を登る かなりの急登だ 登りきると二合目 視界が開ける 皆ヶ山や三平山が見える 早速花が顔を出すウツボグサ ヤマツツジ ニガナ ヤマボウシ もう少し多くの花に出会えるかと思っていたがさほどではない タニウツギはもう終わってしまい ヤマツツジが咲き始めた所で蕾が沢山ある 稜線の笹原に所々ポツポツとヤマツツジの赤橙色の固まりが見える程度 五合目まで登ると皆ヶ山の先に烏ヶ山の頭が見えてくる

 五合目を少し登るとゆるやかな稜線のルートになる ニガナに混ざってシロバナニガナが顔を出す シロバナニガナは珍しいと花の本に書いてあった ヤマツツジが次第に数を増す 八合目に向かうルート脇は鮮やかな赤橙色の帯びが迎えてくれる ウグイス ホトトギスの鳴き声が聞こえてきた

 八合目から見下ろす尾根が素晴らしい ヤマツツジが尾根を覆うように咲いている 聞くところによると下蒜山の雲居平あたりも素晴らしいとの事(下蒜山から縦走された方の話) 八合目からブナ林に入るまでのルートは景色も良し 花も良しである ノアザミ ヤマツツジ ヤマボウシが咲いている ピンクがかった花弁のヤマボウシも顔を出す

 ブナ林に入る エゾハルゼミの鳴き声はと期待していたが 聞く事は出来なかった ツルアジサイがブナに巻きつき花を咲かせていた

 分岐から上蒜山山頂に行く ここのルートは草木が繁っている 行っても何もないのはわかっていながら山頂には行っておかねばという変な思いがある 背丈以上もある笹を分け山頂に出る 山頂には一組のご夫婦が休憩されていた カメラのシャッターを押してもらいすぐに中蒜山に向かう

 分岐に戻り 尾根道を中蒜山に向かう 山頂で休憩するよりは分岐を中蒜山の方に行き 中蒜山が見える場所で休憩するほうが気持ちが良いな と 思っていたら ルート上に休んでおられる方と出会い 同じように考えていると納得 そこを過ぎるとブナなどの樹林となり急な下り ルートには鎖が3ヶ所設置してある 急な下りを降りてしまえばあとは中蒜山山頂までゆるやかな登り ここのルートではサワフタギ ツルアジサイ ヤマツツジ タニウツギ ノアザミに出会う タニウツギが最後の花を咲かせていた ヤマツツジは咲いていたものの上蒜山八合目から比較すると淋しいもの

 中蒜山山頂に出る 沢山の方が昼食休憩をとっており大変賑やか 私も着替えと食事をとる 休んでいる間に次々と下山 最後に10名余りのグループが一団になって下山すると山頂は私一人 急に静かになる 男声合唱で習ったばかりのパートを歌う 山でコーラスが出来たらさぞ気持ちが良いだろうと思いを馳せる

 下山は登ってきたルートを戻る 中蒜山を下山し自動車道を戻るより短時間で戻ることが出来る



アプローチ
 いつものとおり429で旭町に行き 県道30で落合に そこで313に乗る 櫃ヶ山登山口にはかなりの車が駐車している 湯原を抜け八束村ふるさと物産店で蒜山大根を購入する 今年は生育が早いとの事 313から482を行き 塩釜の案内を見て右折 塩釜に入る手前を左折する 蒜山道の駅を過ぎ、上蒜山登山口にあたる牧場へ行く 牧場へ行く道は案内標識が無いのでわかり難い

 蒜山高原の方から走ってくると上蒜山スキー場へ左折する地点をそのまま直進し次ぎの道を左折する 尤も 上蒜山スキー場の駐車場に駐車して登ってきても良い 牧場前にはすでに4台駐車