下蒜山 ウメバチソウ リンドウ



標高 1105m 難易度 ☆☆     登り67分 下り60分  岡山県
倉敷からの距離   118Km        登頂日 2001/10/12   ガイドブック  F   写真

犬挟峠11:00−11:08尾根−11:18三合目−11:28五合目−11:37雲居平−11:44七合目−11:51八合目−11:58九合目−12:07山頂12:50−12:57九合目−13:04八合目−13:12七合目−13:20雲居平−13:29五合目−13:38三合目−13:44尾根分岐−13:50犬挟峠

登山
 今日は下蒜山(しもひるぜん1105m)を尋ねる 7/19以来の岡山の山登山となった 登った後 湯原温泉にで入ってこよう

 駐車場の前の道路沿いにミゾソバがびっしりと花を咲かせていた もう花の時期は終わってしまったかと思っていたがまだ咲いておりうれしい 登山道入口に キンミズヒキ イヌタデ イヌトウバナを見つけた どこでもお目にかかれる花なのでまだ咲いているなと軽く目を送る

 樹林の中を行く 小鳥の声が聞こえない 風が吹き、木の葉がさらさらと触れ合う音が過ぎてゆく 木漏れ日が射しゆったりとした気持ちになる おっと! 足元が滑る 今日はいつになく足元が滑りやすい 注意して行こう

 尾根に出る 山頂まで1時間40分と記した標識がある アザミはまだ花を残し ヤマラッキョウが顔を出してきた 本当に足元がツルツルだ 少しの傾斜でも滑る 靴底にワックスでもかけたような感じ 一歩一歩を慎重に登ってゆく 

 三合目で珍しい花を見つけた 調べるとキクバヤマボクチらしい リュウノウギクと思われる花も可愛らしい イブキトラノオ シラヤマギク アキノキリンソウと顔を出す

 五合目付近からウメバチソウ リンドウ マツムシソウ ヤマラッキョウと秋の代表的な花が顔を見せてくれる ウメバチソウがあちこちに星を散りばめるように咲いている リンドウの瑠璃色の花も色鮮やかだ マツムシソウがまだ咲いているとはこれまた嬉しい 花は終わりだろうなと勝手に推測していただけに思わぬ花の攻勢を受け大喜び これまでの記録を調べて見ると 蒜山三座に10月訪ねたのは初めてであった 10月もまた良しと記憶にインプットしておこう

 高度を上げてゆくとツリガネニンジン ナデシコ オミナエシがまだ残っていた 流石もう元気はない トリカブトも見つけた

 さっきまで青空が出ていたが雲が広がり青空が隠れてしまった 急に淋しい山の風景になる 雲居平から山頂を見る景観 八合目付近から草原を見下ろす景観 はいずれも下蒜山の好きな景観 日がかげってしまったのを残念に思いながらカメラに収める

 山頂に立つ 山頂には女性の登山者が一人 私の直前に着いたようだ 出雲から来られた由 随分とあちこち登っておられるようで天狗岩と三十人ヶ仙の事を尋ねられたが 登った記憶はあるが どのようなルートであったか残念ながら記憶に無い まだ5年しか経っていないのに情けない インターネットをやっていれば岡山の山で検索出来ると話た 一度教わったがそれきりとの事 行動力のある方とお見受けした こうした機会にインターネットを始めてくれると嬉しい 昼食をしながら随分と長いこと話をした これから湯原温泉に浸かって帰ると お先に失礼する

 九合目に向けての下りでニ度も滑って尻餅をついた なんでもない所であるが足元が滑りやすい 次に滑ったら軽アイゼンでも装着しようと思っていたが幸い滑らずに降りることが出来た

 カメラのレンズを200mmに変更し 目星をつけた花の写真を撮りながら降りてゆく薄黒い雲がかかり ガスも出てきた ISO400のフィルムを装填しているものの光量が足りずフラッシュ撮影になってしまい残念

 40分程で下山出来るルートを60分かけて下山



 帰路、湯原温泉の露天風呂を楽しむ 平日であったが結構多くの人が入浴していた


アプローチ
 429経由旭町〜県道30落合〜313といつものコース 稲田の刈り入れが行われているそう言えば今年は429沿いの彼岸花を見逃したなと移り行く季節を思う 犬挟峠には3台駐車していた