熊山 大滝山福生寺コース



標高 508m    難易度 ☆     登り72分 下り42分   岡山県
倉敷からの距離    45Km        登頂日 2001/12/15    ガイドブック  F  写真

駐車場9:53−9:58天女閣−10:00分岐=渓流渡る−10:05渓流渡る−10:10渓流渡る−10:18鉄塔−10:20山頂見ゆ−10:30合流−10:35油滝神社−10:41山頂駐車場−10:46熊山神社−10:50熊山遺跡=展望台10:55−11:02山頂駐車場−11:10山頂11:16−11:24山頂駐車場−11:28油滝神社−11:31分岐−11:40鉄塔−11:45渓流渡る−11:50渓流渡る−11:53渓流渡る−11:55天女閣−11:58駐車場

登山
 県北は降水確率が高いので、県南の熊山(くまやま508m)を訪ねる事に 今日は「中四国・兵庫の山百選」に紹介されている大滝山福生寺ルートを登る

 熊山は写真館でまだ紹介していない 幾つかの登山口があり 最近は専ら権現道ルートを登っているが、ここはつつじの時期が良い オーソドックスな熊山ルートは熊山駅から登れるルートであるが変化が少ない 今の時期は福生寺からのルートが良い

 駐車場から寺院の境内を抜け小川沿いの舗装道路を登る すぐに天女閣のある庭に出る 天女閣を正面に見て 庭の斜面を登り天女閣右手の岩のある渓流の上流を目指す すぐに分岐があり 鉄塔案内標識のNo43の方に行く この分岐はわかりにくい 私も最初ルートミスをした場所

 天女閣を見下ろす位置で渓流を越え 対岸のルートを行く かなり幅広のルートではあるが落ち葉が覆い 一見ではルートかな?と思われるかも知れない 石もごろごろしており歩き難い 少し登るとまた渓流を渡る 岩道を抜けるような場所があるが渓流に沿って登ってゆき三度目の渓流越えを行う 渓流越えと言っても水の流れは多くないし 足を濡らさずに渡れるので何ら心配はいらない だが ルートを見失わないよう留意が必要

 三度目の渓流越えを行うとルートは渓流と離れ 急斜面の登りとなる 交差するルートがあるが直進し高度を稼ぐ 一息入れると鉄塔No43に出る

 鉄塔では4名の方が塗装作業を行っていた おりしも小雪がパラパラと舞ってきた寒い中での高所作業 ご苦労様です 鉄塔の位置から瀬戸内方向を見る事が出来る 鉄塔を過ぎて少し登ると 山並みの向こうに熊山山頂の電波塔が見えてくる

 鉄塔を過ぎるとなだらかなルートとなる ルートはしっかりしている アップダウンを繰り返しながら進むと香登ルートに合流する 香登ルートは広いルートなので帰路戻る位置を見失わないようポイントを頭に入れておく 鉄塔表示No43が良い目印になる

 香登ルートは自転車でも走れるようなルート 少し登ると油滝神社の鳥居に出る 左の迂回ルートを登っても良いし 境内を登っても良い すぐに合流する

 電波塔を右に見て 山頂駐車場広場に出る 熊山周辺を紹介する大きな案内板が目に入る その右の舗装道路(自動車が進入出来ないよう鎖有り)を行くと 熊山神社や熊山遺跡のある所に行ける 大杉もある 標識が新しくなり推定樹齢が約1000年と書いてあった 96年に訪ねた時は約700年と書いてあったが四捨五入したのか新しい事実がわかったのか5年程で300年樹齢が増えていた

 熊山遺跡は1200年の歴史と説明がある 中島氏の「岡山県百名山」によると全国唯一の三段に石積みされた遺構で国史跡に指定されている由 1998年1月に訪ねた時は雪に覆われており特別の感慨を持って遺構に接した

 遺跡のすぐ側に展望台があり瀬戸内海の景観を楽しむ事が出来る 吉井川のくねった流れは趣きがある 小豆島も良く見える 淡路島も遠望がきくらしいが今日は判別出来なかった

 遺跡を後にして山頂駐車場に戻り 山頂三角点に向かう 駐車場を通りながら自動車道を進む 少し歩くと左に分岐する舗装路があるので左に曲がり登ってゆく 途中鎖があるがそれをまたぎ登ってゆくと電波塔の所に出る 三角点は電波塔の裏にひっそりとある 三角点のある場所は眺望はきかない

 電波塔のある広場からは県北の山々を見渡す事が出来る 那岐山を正面に見る事が出来る 広場の反対側からは片上湾を見渡す事が出来る

 帰路は登ってきたルートを戻る



アプローチ
 2号線で長船に出る 香登東の交差点を左折し新幹線をくぐる 突き当たりを右折し道なりに進む 大滝山福生寺の案内標識を左折し道なりに進む クレー射撃場を右に見て山道を登ってゆく 舗装しているが対向車に注意しながら走る 数Km走ると右手に山門が見え その先に寺院があり、トイレの先に駐車場がある そこに駐車