犬挟峠10:44−10:54尾根−11:06三合目−11:18五合目−11:28雲居平−11:38七合目−11:53八合目−12:13九合目−12:33山頂12:41−12:50九合目12:52−12:59八合目−13:04七合目−13:10雲居平−13:15五合目−13:23三合目−13:29尾根分岐−13:35犬挟峠
今日は年内最後の登山 20日に登りそこなった下蒜山(しもひるぜん1105m)を訪ねる 帰路に湯原温泉を訪ねるのが楽しみだ雲居平あたりはまだ笹原が見える 山頂に向う登山ルートは白く雪に覆われているがルート脇のブッシュや笹原はまだ雪に覆われていない そう積雪量は多く無さそうだ 輪カンジキまで持って行かなくても良さそうだと判断し 駐車場脇の休憩所で軽アイゼンを履き出発する
風が強く冷たく感じる 尾根で吹かれると相当冷えるだろうなと風を気にしながら潅木地帯に入る 潅木地帯は風を防いでくれる 木漏れ日が射しこみ冷たさは感じない 雪は10cm程度だろうか 靴跡が付く程度 気温が低いのか雪質もサラサラしており雪玉も出来ず歩き易い
三合目から鎖のある場所がある 積雪量が少なく鎖は顔を出している部分がある 義木の階段も雪に埋もれていない 特に問題とする事なく登ってゆく
五合目手前から視界が開けてくる 心配していた風は思った程でない 随分と弱まってきた感じだ ああ良かったと一安心する 目前には笹原が広がり 雪に覆われたルートが急勾配の八合目から山頂へと続いている
尾根道を順調に進む 積雪量も登山口と幾分多いが靴が隠れるほどでは無い ズボーと埋まるような事もなく七合目に着く ここから斜面がきつくなってくる 七合目から八合目にはジグザグのルートが付けられており 雪の上からもルートの跡が判別出来る 忠実にルートを追いながら急斜面を登ってゆく ここからは積雪量が増えてきた 時には膝あたりまで埋もれる 以前、この辺りで一度GiveUpした事がある 今日は雪質も良く(アイスバンでは無く) 足元の確保が可能なので登ってゆけそうだ 八合目に着き時間を見る 七合目から15分要している もう一息だ
八合目からは鎖場になる 鎖は雪に隠れ見えない 急な斜面である 四つ這い状態となり手と足で登ってゆく 斜面に飛び出している潅木が助けになる 潅木を掴み身体を引き上げるようにして高度を稼ぐ 雪が柔らかく足元が比較的しっかり確保出来ているので登ってゆけるがそうでなければピッケルのような身体を確保出来るものを持たないと無理だろうなと思いながら登る
やっとの事で難関を越え九合目に出る 八合目から九合目まで20分要している 雪が無い時は7分程度で登っているので3倍の時間を要している
九合目からは簡単かと思っていたがなかなか山頂に届かない 積雪量は膝下が半分程埋まる程度でありそう難航する程ではないが歩みは遅遅たるもの ここでも20分を要して山頂に立つ
今日は山頂に立てないかもしれないと思っていたものの、雪の状態が良くなんとか山頂に立つ事が出来嬉しい いつもの景観をそれなりの感慨を持って対峙する 天気は曇り 太陽は七合目あたりから隠れてしまった 雲っている割には遠望がきく 大山山頂はガスがかかっているが周辺の山並みは追う事が出来る
風は止んでくれたのが何よりであるが やはり冷たい 身体が温かいうちに下山しようと 記念写真を撮ってすぐに下山する
苦労した登りも下りは楽 九合目から八合目にかけての急斜面の下りは慎重に降りたが思ったより楽に降りれた いい気になって八合目からの斜面をジグザグのルートをとらずまっすぐ降りたらズボーと足をとられてしまった スキーで転んだ時の要領で身体を転がし 雪だるまのようになってやっと足を戻した それに懲りて後は登ってきたルートを追い降りてゆく
三合目辺りは随分と雪が溶け 雪質はベタベタ 雪玉が出来足元が不安定になるのに注意しながら降りてゆく
下りは登りの半分の時間で降りる事が出来た
帰路 湯原温泉の露天風呂を楽しむ 今日の湯温はいつもよりぬるかった
429経由旭町〜県道30落合〜313といつものコース 落合橋にかかる道路脇の温度表示は−1℃を表示 氷点下の表示はこの冬初めてだ 落合から富栄山の方角に見える山が幾分白くなっている 湯原に入ると道路脇に雪がある トンネルを過ぎ中和村に出ると間もなく仏ヶ仙が見え続いて下蒜山が顔を出す 大分白くなってきている 国道脇の畑にも雪がある 倉敷から100Km程で随分と違った世界が顔を見せてくれる下蒜山登山口の案内に従い右折する 登山口までは除雪してくれている いつも駐車している場所は雪で覆われている 除雪車の回転場に駐車させて戴く 今日は一台も駐車していない