星山 雪の周遊ルート



標高 1030m 難易度 ☆ 登り58分 下り62分 林道52分  岡山県
倉敷からの距離   89Km        登頂日 2002/02/07   ガイドブック  F 写真

駐車場10:36−10:41ビジターセンター−11:02H800m11:06−11:17西登山口合流H860m−11:21H900m−11:30八合目−11:33H1000m−11:38星山11:55−12:33扇山H944m12:39−12:47標識星山40分櫃ヶ山140分−13:03林道−13:53広域林道13:57−13:59駐車場

登山 
 2/1に櫃ヶ山(ひつがせん954m)を登った時に冠雪した星山(ほしがせん1030m)を見る事が出来た アプローチが国道から距離があるので心配ではあったがこの所雪は少なそうであり訪ねてみる事とした
 道路の途中から星山山頂を見る事が出来る 白さが随分まだらになっており 雪解けが進んでいる様子 状況によっては周遊ルートを歩いてみようと判断し輪カンジキと軽アイゼンの両方を持って登ることとした 登山の仕度をしていたら風がビュービューと吹いてきた ここでこんなに風が吹くと山ではかなり吹かれるだろうな

 ビジターセンター前に新しく案内板が設置されており 櫃ヶ山縦走ルートと縦走時間等の記載があった その中で 途中の山の名称が記載してあり 944mピークを扇山959mピークを五輪山と表示してあった 但し 944mピークの標高を960m 959mピークを980mと表示してある 国土地理院と違うのは何故だろう?

 ビジターセンターの裏から登ってゆく 雪は所々に残っている程度 雪解けが進んでおり滑り易い この分なら早目に軽アイゼンを履いた方が良さそうだ 標高800mの表示の近くでアイゼンを履き登ってゆく この辺りに来ると雪に覆われ露出した路面はほとんど見られなくなる 足跡が幾つも残っている 登っている人が結構いるようだ

 一つピークを越え 樹林を行くと西登山口からとの合流点がある 西登山口からの足跡は見られない 樹林を抜けると山頂が見えてくる ここからは遮るものが無い 心配していた風は幸い吹いてこない 八合目を過ぎ 標高1000mの標識を見て 山頂に立つ

 太陽の日が差し暖かである 櫃ヶ山が随分低く見える その先に蒜山三座 左に眼を移してゆくと大山に繋がる山々が見えるがかなりぼんやりとしている 上半身裸になり汗に濡れた下着を着替える 着替えている時に強い風が吹いてきた 手袋や下着など飛ばされないように確保し慌てて着衣を整える 少しの間ではあったが風が吹くと随分と冷たく感じる

 縦走路を見るとスノーシューの跡が残っている 時間的にもまだ12時前だし 縦走路を行き 周遊コースを降りてこようと判断し スノーシューの跡を追う

 縦走路は尾根を行き 山の北側に降りてゆく 山の斜面の方角が変わると積雪量が随分と違ってくる 次第に雪に埋もれる深さが深くなる でも そう深くはない 軽アイゼンを履いたまま降りてゆく 周辺の景観は素晴らしい 雪に覆われた斜面が広がる 星山登山の時は下の村落が見えていたが ここに来ると周りは雪に覆われた山だけ 山頂からほんの少し先に行くだけで随分と素晴らしい景観に出会える 足を伸ばして良かったと喜びながらルートを降りてゆく

 少し行くとスノーシューの足跡が乱れてくる どうやらこのあたりまで降りて 周回し星山に戻っているようだ 明確な足跡は見えなくなったが縦走路のルートは読めるので更に先へ行く

 植林の中のルートだ 良く見ると足跡らしいものがあり ルートに所々マークがある これまでに何回か歩いた事もあり迷う事なく植林地帯を抜ける 前方に扇山や五輪山に繋がる縦走路が見えてくる

 下山ルートは確か植林帯を抜けたあたりだったと記憶しているがそれらしい分岐が見つからない 探しているうちに944mピークの扇山まで登ってしまった 右手下方を見ると林道が見える あそこに出れば良いのだが 1/25,000の地図を出し 以前に降りたルートを確認する 間違いなく944mピークのコルから下山したと記している

 登ってきたルートを戻り 再度入念に探すが下山口のルートは読めない 林道までそう距離はないのでなんとかなるだろうと標識のある場所から下ってゆく 流石雪は深い 膝頭辺りまでは埋もれる 急な斜面を降りる これを登り返すとなったら大変だなと思いながら下る 下ってゆくと左手になんとなく溝があり下に伸びている その溝を追いながら降りてゆくとマークのある場所に出る 確かキバナアキギリが咲いていた場所だ

 追っていた溝は次第に渓流となる 渓流を右に見たり左に見たりしながら下りてゆく ルートがついており判別出来る 順調に降り林道に飛び出す 縦走路からの下山時間を見ると16分 2000/9に降りた時を調べると19分要している 雪が無い時より早く降りてしまった

 あとは林道をゆく 雪道に足跡が着いている ここを歩いた人がいる 足跡を追いながらビジターセンターの方角に向う 前歩いた時は余り意識しなかったが林道は登り勾配でそれがだらだらと続く 雪道ではわりと敏感に登り勾配の負荷が感じられるそうか随分とながい登りだったのか 暫くゆくと自動車の轍が現れる 轍を追っていると次第に雪が無くなり路面が現れてくる 広域林道に出るところで軽アイゼンを脱ぐ



アプローチ
 429〜県道30で落合から313に乗る 勝山の市街地を抜けた所で神庭の滝に向けて三叉路を入る 数Km走り神庭の滝の駐車場に出る 第一駐車場の手前を右に折れる ここにも勝山美しい森の標識がある 心配していた雪は無い 一安心して先へ進む 結構な急坂である 雪があったら無理だろうなと思いながら進む ピークを越えた辺りに少しの距離ではあるが雪が残っている個所があった やばいと思ったがその先は路面が見えていたのでゆっくりと通過した この状態から判断すると道路の除雪作業は行われていないようだ

 ビジターセンター手前に登山者用駐車場が用意されておりそこに駐車 周辺には雪は無い