熊山



標高 508m    難易度 ☆     登り73分(権現道ルート) 下り60分(弓削ルート) 道路60分   岡山県
倉敷からの距離    42Km        登頂日 2002/04/03    ガイドブック  F 写真

駐車位置9:34−9:42分岐−10:00小ピーク10:09−10:18_29丁−10:25_208鉄塔33丁−10:36遊歩道−10:40熊山遺跡−10:47駐車場−10:56山頂10:59−11:06駐車場−11:13熊山遺跡11:38−11:43遊歩道−11:46分岐=11:47鍛冶神社=11:48分岐−11:51広い道−11:54鉄塔分岐−12:01展望良し−12:25八幡宮−13:10坂根登山口−13:26駐車位置

登山
 4月の熊山(くまやま508m)権現道コースはツツジが素晴らしい

 舗装道路を登ってゆく 左手には溜池が出来ている 登山道の案内表示は残念ながら無い 足元にスミレが咲き、ツツジが花を咲かせている ウグイスが鳴く いつもの姿にまた出会う事が出来た 山肌を見上げると松の緑の下に紫色のツツジの色が広がる

 分岐を直進する 道が狭くなる 傾斜もいくぶんきつくなる 丸太の橋を渡るとまた分岐がある 分岐を右にとり登るとまもなくツツジがあちこちから顔を出す 太陽光線を受け花が輝いている

 ルートは石灰岩の山肌 松とツツジに覆われている 尾根道となっており右手にも左手にも別の尾根筋を見る事が出来る 向の尾根も松とツツジで緑の松に混ざって紫のツツジの花が咲いている 熊山の一番美しい時期だ

 しょうね岩と呼ばれるピークに出る 吉井川が見え景観の良い場所だ 今日は春霞がかかり吉井川はぼやけて見える 景観をしばし楽しみ先に進む 平坦なルートを行くと坂根ルートと合流して道幅が広くなる 合流点に29丁と書いた石の丁標がある ツツジはこの辺りまで そして見晴らしもきかなくなる

 ルートを行き熊山遺跡に出る 今日は誰もいない その足で山頂に向う 山頂駐車場から自動車道を歩く タムシバだろう白い花が咲いている タムシバ・コブシの白い花も春を告げる花だ 電波塔への道を登り鎖をまたいで舗装道路を登る 電波塔の裏手にあたる位置に三角点がある

 ここから片上湾が望める筈だが視界はきかない 那岐山などの山並みも全く見えない すぐに下山する

 熊山遺跡からのルートに万富方面の表示が出ていたので今日は万富ルートを降りてみる このルートは以前トライして道がわからなくなったルートだ ひとまず展望台に出る ルートに関する情報が得られるかもしれない

 展望台にはご夫婦連れと 地元の人らしい方がおられた 地元の方に早速ルートを尋ねてみる きちんとしたルートがついている事 弓削に降りるのでそこから万富までは何十分か歩かないといけない との事 しっかりしたルートが付いているのであれば以前降りた時はどこかでルートミスをしたようだ

 雑談の中で 熊山のお祭があると聞く いつ開催されるか聞いたが記憶から薄れてしまった お祭では神輿が出るが最近では担ぎ手がいなくなり困っているとの事 熊山遺跡から山頂駐車場に通じるルートから神社に登る階段が最近整備され 階段の道の脇に階段の無いルートが出来ている どうやら神輿の担ぎ手の安全を考えて作ったようだが それでも危険を伴うから 神輿は神社のあるところだけで行う事になっているとの事 老齢化・若手人口の減少 過疎の問題がすでに起きてきている

 ルートの情報を得たので昼食を終えて下山ルートを行く 千年杉の手前に万富ルートの標識がある 標識に従って降りてゆく 降りて出た所が幅広の遊歩道 遊歩道を横切った対面に万富ルートの標識がある ルートミスしたのは この降り口だ 以前訪ねた時はこの下山ルートの標識が無かったのか見逃したのか ここを降りなかった 少し降りると鍛冶神社の標識がある そちらを訪ねる ひっそりとした場所に小さな社があった

 神社を往復してルートを下る また広い道に出る ここにも標識があり 広い道を横切るようにしてルートを行く 少し登り気味だ 登っていったところに分岐がありそこに先ほど展望台の所におられたご夫婦連れがおられた 確かお二人は私の後から降りて来られた 鍛冶神社に寄られたのですか? と尋ねられた 万富に下りるのは分岐を直進すればよいことを確認する お二人は鉄塔の所まで登ってみると分岐を右に登ってゆかれた

 しっかりしたルートがついている でも熊山ルートや香登ルートのような幅広のルートではない 適当に荒れているが危険な所は無い 降りてゆくと5名程の女性パーテイと出会う ルートが続いているか 迷いやすい所が無いか尋ね 心配無い事を確認する

 このルートは展望がきかないなと思っている矢先展望が得られる場所に出る 吉井川の流れを楽しむ事が出来る 展望の良い場所はここだけであった

 降りてゆくと右手の山肌が紫色のベールに包まれている その上は新緑の緑が覆っていた 視界はきかないもののツツジが一面に咲いていることがわかる

 このルートは急なところがなかった なだらかな下りが続く 吉井川がすぐ下に見え隠れするがいつまでも下に見える 一気に下ればすぐなのにと思いながら降りてゆく

 降りて出た所が八幡宮 すぐそばに弓削小学校の廃屋があり弓削小学校跡の石碑がある 八重桜が咲き 散った花が沢山路面に堆積していた 石の鳥居を潜り 川堤に出ると宮鼻東のバス停がある このルートを行くにはバス停付近の空地に駐車し八幡宮の鳥居を潜り 八幡宮に向う石段の手前に右にルートがあるのでそこを入れば良い 残念ながら熊山登山道の標識は無い

 弓削からは吉井川沿いを歩き 登山口に置いている車に戻る 丁度1時間かかった



アプローチ
 2号線を岡山に向けて走り 岡山バイパスを抜け長船に 最初の信号を左折してNTN社宅を目指す 社宅の手前で左折し山に向う 墓地の空地に駐車 山肌には紫色のツツジの花が咲いているのが見える