駐車場所9:56−10:03上の原ヒュッテ−10:22ロープウエイ終点−10:30新緑10:34−10:42宝珠山−10:48下宝珠−11:10景観11:15−11:16花11:20−11:22中宝珠−11:53上宝珠−12:08ユートピア分岐−12:18大山三鈷峰12:43−花−12:56ユートピア分岐−13:00ユートピア小屋−13:08ユートピア上13:21−13:28分岐−13:41振子山−13:55ロープ−14:07親指ピーク−14:27野田ヶ山−14:51大休峠14:54−15:53川床−16:15駐車場
今日は大山三鈷峰(だいせんさんこほう1516m)〜振子山(ふりこやま1452m)〜野田ヶ山(のだがせん1344m)〜大休峠〜川床のコースを訪ねる 親指ピークは鳥取西部地震でピーク部分が崩落した由 地震以来始めてとなる車から出るとホトトギスの鳴き声が聞こえてくる 今年はホトトギスの鳴き声をまだ聞いていないなと思っている矢先であった ホトトギスの鳴き声を聞きながら自動車道を登ってゆく タニウツギがあちらこちらに咲いていた
上の原ヒュッテのところからスキー場のゲレンデに入る リフトに沿うようにしてゲレンデを登ってゆく ゲレンデは若草がいくらか生えた程度で何の支障もなく登ってゆける 太陽光線を遮るものが無く熱い 花はあまり見られない 良く見ると足元にダイセンキスミレ ミツバツチグリが黄色の花を咲かせている
ロープウエイ終点に着く 振り返ると豪円山や考霊山が見え その先に日本海が広がる 海の景観は春霞でぼんやりしている 足元には白いスミレが群生していた
ここからブナの樹林帯に入る 最初はクマザサの中を登るがすぐにブナ樹林の美しい新緑が広がってくる ルート上で最初に出会ったのはユキザサすぐにマイヅルソウに出会う 可愛い小さな花を咲かせている 今度はイワカガミが顔を出す マイヅルソウとイワカガミが交互に顔を出し楽しませてくれる ガマズミの白い花も顔を出す
宝珠山から下宝珠越えを抜け 尾根道を歩く ブナの樹林が美しい イワカガミ マイヅルソウもあちこちで顔を見せてくれる 鈴やかな小鳥の鳴き声が聞こえる ホトトギス カッコーも聞こえてくる おや?エゾハルゼミの鳴き声のようだ すぐに鳴き止んでしまう まだ羽化したばかりなのかも知れない チゴユリが小さな花を咲かす ダイセンミツバツツジはもう時期が過ぎた 大分花が散っている
中宝珠越えを過ぎる この辺りではウグイスの鳴き声が聞こえてくる マイヅルソウはここに来るとまだ花が咲いていない オオカメノキ ダイセンキスミレが咲いている
上宝珠越えまで来るとあと一息 楽しみにしていたサンカヨウの群落は大分花が散っている ボタンネコノメソウのネコノメ?にあたる色が薄くなっている それぞれピークは過ぎたようだ オオカメノキがあちこちで白い花を咲かせている
ユートピア分岐から大山三鈷峰に向う イワカガミ オオカメノキ ウマノアシガタが咲き カッコー ホトトギスの鳴き声が聞こえてくる 山頂はもうそこ 気持ちの良い時間だ
山頂に立つ 今日は誰もいない 雲一つ無い景観が広がる 好きな方角に好きな山々を楽しむ事が出来る 同じ写真を何枚も撮っているがやはりこの景観を見るとカメラに収めたくなる 足元にはダイセンキスミレ イワカガミが咲いている マイヅルソウは花芽が出たところ 良く見るとフデリンドウが咲いているのを見つけた 着替えや昼食休憩をとる その間誰も登ってこない ユートピアの方を見ると 何人かいる 登る途中で一緒になった人達もユートピアの方に登っていったようだ
三鈷峰を降り ユートピアに向う ユートピアはまだ花の時期には早い 良く見るとサンカヨウの群落があった ルートから離れているので花の状況ははっきりしないが途中で出会った群落と似たり寄ったりだろう ルート脇にボタンネコノメソウ イワカガミ ダイセンキスミレが咲いていた ユートピア小屋の所で文殊堂から登って来られたというグループに出会った 話していると大山三鈷峰は登山禁止の標識が無かったか? 以前にも来たが山頂に行くのは諦めたが と 問われた え!? 今降りてきた所 そのようなものは無かったと回答すると それは良い事を聞いた これから行こうと登ってゆかれた 地震直後は崩落があり登山禁止にしていたのかも知れない
ユートピア上の展望に登る岩場はイワカガミが群生しているポイント 時期が少し早いのか花は少なかった そこには2組3名の方が昼食休憩 上宝珠越えの手前で出会った方達だ 三鈷峰の方は危険だと思われ そちらに登るのは避けておられたようだ ここからの展望も素晴らしい 大山北壁を真横から眺める形になる 大山三鈷峰はユートピア小屋の先に随分低く見える 烏ヶ山も一歩近づいたようだ 写真を撮りお先に失礼と振子山に向けて降りてゆく
斜面を降りてゆくと分岐の標識がある 振子山に向うルートと文殊堂方向に降りてゆく分岐だ ユートピア上を振り返ると先ほどの人達がこちらを見ておられたので手を振って挨拶する
分岐から振子山に降りてゆくルートは次第に樹林に入り 見晴らしが悪くなる だがすぐに尾根にとりかかり見晴らしがきくようになる 振子山には岩があり岩の右手に大山三鈷峰 左手にユートピアから大山北壁と岩を境に景観が2分される それが振子山の名前の由来なのだろう ルートにはイワカガミが顔を出し喜ばしてくれる
振子山からいよいよ親指ピークを目指す 親指ピークは地震で崩落があり通行禁止になっていたようだが友人の情報によると 頂部を回り込むようにルートが出来ておりロープも張ってあるからなんとか行けたと教えて貰っていた そのピークが次第に近づいて来る 鋭く尖ったピーク 頂部の崩落状況も見える 離れた所から見るとなかなか険しそうだ が近づいて見るとそれ程でもない 樹木もあり恐怖感も感じない崩落部分も足場が整備されており心配するような事は全く無かった 親指ピークを越えほっとする
マイヅルソウがまた顔を出してくれる ルートは登りとなり野田ヶ山に出る 樹木の間に烏ヶ山がチラチラするが眺望は良くない チゴユリ シキミ イワカガミに出会う セミの鳴き声もわずか聞こえた ルートは草や笹で足元が見えなくなってくる ストックで草を分け 足元を見失わないようにして進む 登る人が減って草木が繁ってきたものだろうか 露や雨滴がついているとここを歩くのは容易ではない
大休峠に出る 一休みして喉の渇きを潤す ここから川床までは3.9Km 石畳の所がある 大山道だ ピッチを上げながら行く チゴユリ ユキザサ オオカメノキがあちこちで咲いている ナルコユリが群生しているところもあった エゾハルゼミの鳴き声を2回聞いた 川床まで0.7Km地点に来ると瀬音が聞こえてくる 阿弥陀川の瀬音だ 橋を渡ったところにタニウツギが谷を見下ろすようにして咲いていた
川床に出る 駐車場所が整備されており駐車し易くなっているように感じた 川床からは道路を登り 駐車している場所に 道路脇にラショウモンカズラ ムラサキサギゴケ フウロケマン タニウツギなどが咲いていた
180号を走る 新緑も随分と緑が濃くなってきた 千屋のあたりは地震の後遺症かまだあちこちで道路工事が行われており片側交互通行となっている明地峠を越えるのは今年初めて 春霞のような天気の中に大山が顔を見せる 峠を降り 日野から181にのる 大山や烏ヶ山の山容がちらちら見えるのを楽しみながら車を走らせる 溝口からは桝水が原に向けて登ってゆく 標高がどんどんと高くなり新緑の色が薄緑になってくる 桝水が原から大山循環道を走る 木々の緑が美しい 大山夏山登山道に向う人とすれ違いながら大山寺の町を抜ける 今日は宝珠山ルートを登り 親指ピークを降り 川床に出る計画なので 車を中の原を少し過ぎた大山国際第5リフトの前の道路脇の空地に駐車する