下蒜山



 標高 1105m 難易度 ☆☆     登り99分 下り82分  岡山県
倉敷からの距離   117Km        登頂日 2002/07/04  ガイドブック  F 写真

犬挟峠10:25−10:35尾根−10:49三合目−11:05五合目−11:15雲居平11:20−11:28七合目−11:38八合目−11:52九合目−12:09下蒜山山頂12:40−12:50九合目−13:02八合目−13:08七合目−13:15雲居平−13:21五合目−13:36三合目−13:52尾根分岐−14:02犬挟峠

登山
 今日は家内を誘い下蒜山(しもひるぜん1105m)を訪ねる 過去のデータを見ると、7月に蒜山を訪ねるのは初めてだ

  昨年6月に訪ねた時に駐車場の側でハンカイソウが咲いていたのを思い出し 咲いていた場所に眼をやる 咲いているのは咲いていたが元気が無い 元気な時はすぐに眼が見つけてくれたのに、元気が無くなると存在感も薄れてしまう

 樹林の中を行く 小鳥達の声がにぎにぎしい 足元は若干緩めだがこの程度ならまあまあと言うところ シソ科の花が咲いているが数は少ない ヤマアジサイも顔を見せてくれた

 尾根にかかる 山頂まで1時間40分と記載した標識がありそこを左に曲がり尾根道を登ってゆく 丸太の階段になっており結構勾配がある 家内のペースに合わせるようにして一歩一歩登ってゆくが気が付くと離れてしまっているのでペースを緩めるウツボグサがあちこちで顔を見せてくれる オカトラノオ ノアザミも見つけたが数は少ない カッコーの鳴き声も聞こえてくる

 三合目の標識があり また急な登りとなる この辺りは鎖やロープが用意されており足場も悪い 家内にとってはこれまでにない難コースだろう と 言っても私ですら鎖やロープを使わないで登れるのだから 平均的に見れば難しい範疇には入らないだろうが

 急登を過ぎ五合目に来ると笹原が広がる ルートはなだらかになり足も軽い 薄雲が太陽を遮えぎってくれる 爽やかな風が吹き心地よい 花も所々に顔を見せてくれるが随分と少ないニガナ オオバギボウシ イブキトラノオに出会う ルート脇に伸びた笹を刈ってくれており随分と歩きやすくなっているが 反面、刈られた草の中にノアザミやイブキトラノオがまだ花の色を留めたまま倒れているのを見 可愛そうにと哀れみを感じる

 雲居平で一息入れ、5分程休憩して再出発する もう少し花があるかと期待していたが丁度端境期なのか花は少ない 良く顔を見せてくれるのがウツボグサ 背が低い為か刈り倒されず残っている 七合目からジグザグの登りが始まる セミの声が聞こえてきた 例のエゾハルゼミだ かなり遠くで鳴いている

 八合目から九合目にかけてが最後の急登 ヤマツツジ ササユリが顔を見せる そう言えば昨年はヤマツツジもササユリも見事だった 斜面のあちこちにササユリが顔を出していたのを思い出したが 今年は時期的に遅かったようだ ササユリはもう色気は見られない 今度はオカトラノオ シモツケが顔を出す こちらはこれから 八合目と九合目の中間辺りでウツボグサが固まって咲いていた 低い所では良く見かけるが1000m辺りでも咲くのだと認識を新たにする 厳しい環境で咲く花には同じ花でも見る感じが異なるのも面白い

 九合目まで登ると山頂がすぐそこに見える ほんの一息なのだが家内はかなりきつそう それでもなんとか山頂にたどりつく カタクリの葉がまだ残っており山頂にかけて咲いていた時を思い出させてくれる 山頂ではヤマボウシが花を咲かせていたがこれも勢いが無い

 山頂から中蒜山、上蒜山が見え その先に烏ヶ山がぼんやりと見える かなり雲がかかっている 矢筈ヶ山の方は見えない 昼食休憩をとる すももの果汁はなんとも言えない

 下山は往路を戻る 途中五合目手前で男性の登山者とすれ違う



アプローチ
 429経由旭町〜県道30落合〜313といつものコース 犬挟峠の駐車場には今日は一台も駐車していない

 途中の道の駅でトマトを購入しようと思ったが店に出ていない すももが出ていたので購入する